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発表恐怖症が、最初の一歩を踏み出すまで

自分を表現する楽しさを体験してみたくて、私は、ただの読者であることをやめる決意をしました。書くと決めるまでに、2年以上を費やしたお悩み期間。そして一読者から「クリエイター」になって、初めてわかったことを紹介します。



書きたくても書けない悩み

noteは以前から知っていました。マガジンを購入していた時期もありました。でも、自分が書く姿は全く想像していませんでした。なぜなら、何を書いて良いのかわからないと思っていたからです。書きたいと思っては、やっぱり無理…と逡巡しました。そんな悩みを持ったことはありませんか?私の場合は、「価値ある情報」を書こうとしていたことが、堂々巡りの原因でした。


何者でもない自分への後ろめたさ

発信したい人が、ネタとしての情報を探しているときに「価値がある情報がないと読んでくれない」というお説教を、どこかで目にしたことがあるかもしれません。じゃあ、どんな情報を価値のある情報って思われるのだろう?と思いますよね。そこで私は、色んな人のnoteやブログ、書籍を読み漁ってみました。リサーチを始めたのは、2016年の後半だったと思います。ところが、一向に自分の言葉が降りてくる気配はありませんでした。自分のキャリアや生き方を振り返っても、誰かのお手本になるような有益な情報や、鋭いオピニオンを持っているとはいえません。だから、尻込みしてしまうのです。ずば抜けて面白いというセンスや、誰も手をつけていないジャンルを極めているわけではない。むしろ、無趣味で専門性がないという自己評価です。


諦めから開き直りへ

主張したいテーマがない。好きで好きで語りたくなるものを持っていない。それを見つけるために、夢中になれる何かを探そうとしていた私。食べ物系のワークショップやビジネス系のお試しセミナーなども、タイミングが合えば参加してみました。アフィリエイト入門セミナーを受けたこともありました。しかし、心底惹かれるものは見つからない。ライフワーク的なことを見つけて、同じテーマで活動している人たちは、なぜ、そこまで夢中になることができたのだろう?ずっと疑問に思っていた謎でした。そしてあるとき、やっと違いがわかったのです。


私は決断ができていなかった

ネタがないから書けないのではない。
書くと決めていなかったから、書けなかったのだ。
一歩踏み出すことすら試していない。

当たり前のことに、気づいたのでした。

これまで、夢中になれるもの探しをしている間、その日にあった出来事や、行った場所の感想、思ったことや感情。なんでもノートに書きなぐってきました。本物のノートであれば、書くことはできる。それを発表するかしないかの違い。今までノートに書いてきた習慣をなかったことにして、「日常のネタは有益な情報ではない。自分の本音をさらすなんてもってのほか。他人が読んで面白いとは思えない」と発表しない決断を延々と続けていたのです。

みんなのためになるような成功談はない。もう諦めました。どうせ読者もいないし。ライフワークも専門性も持たないまま、思いつくことを書いてみようと。この心の変化。ようやく、書いたものを発表してみるという、次のステップに移行できました。

投稿画面を開いて初めて知ったこと


緑色の投稿ボタンを押して、投稿画面を開いてみた。
そして実際に書いてみた。なんだ、楽しいじゃないの。

次は、画面の右側にある「noteのヒント」を開いてみた。

創作活動でもっとも大事なこと

みなさんにnoteを使っていただくにあたって、何よりも優先していただきたいポイントが2つあります。
・創作を楽しみ続けること ・ずっと発表し続けること(中略)
名文や超大作を仕上げようとして手が止まってしまうくらいなら、駄文でも短文でも悪ふざけでも、とにかく気軽に投稿しましょう。短い文章、下手な文章、ラクガキ...、そういったものを恐れて手をとめる必要はありません。まずは、創作したいこと・伝えたいことを世に送り出す。表現力もファンも、あとから十分ついてきます。


「書くことが大切だ」「技術はあとからついてくる」色んなクリエイターや作家の人が言っていたこと。自分に向かって言われたような気がしました。次は言葉と行動をつないでいきたい。ちゃんと経験にしたいです。

初投稿のnoteはこちらです。

書くマインドフルネス


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