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お前ん家にある、それ・・・なに?



友達C「ありえね!!それマジ、ウケんだけど!」
友達B「・・・なー、お前の家にあるやつ、ずっと気になってたんだけどさ」
お前「なに?」
友達B「あれってゴミ箱じゃないんだよな?」
友達A「あっ!俺もそれ気になっていた。いっつも捨てれねぇじゃんって」
お前「あーあれのこと?」



友達C「あんなんあったっけ?」
友達B「ってお前、お前ん家に来るの初めてだろ」
友達A「で、なんなのあれ?」
お前「あーあれはね」


友達C「先祖代々伝わる、紙張りの鼓の原型なんだ。おじいちゃんが村祭事の長を長く任されてて、14年に一度、この土地の鎮守の森の木から漉いた和紙を貼って、神に捧げるんだ。ほら、知ってるだろ?大神森神社の神取祭。僕の苗字はその神の前に仕えるものという意味で御前で引き継がれているんだって。あの神取祭の神は元々は紙のことだったんだよ。まぁ、平たく言えば五穀豊穣ってところかな。ハーベスト!」

友達B「出た、適当な妄想野郎」
友達A「マジ、一度死んどけ」
お前「えっ、ってかなんで知ってんの?」
友達C「まーお前も、お前も、お前みたいなもんだからよー」
友達 A「きっも」


ランドリー・・・

どこか懐かしさを感じる、帰る場所としての「 写真 」「 道具たち 」を扱っております。

 [ ものがたり ] 盆暮れ正月となれば、何かをするためというわけでもなく、とりあえず帰ろうとする。でも「 帰ってきた 」と、心から深くそう感じられる場所へ、ふと帰りたいと思って振り返った時には、いつの間にか、もうその場所はどこにも無いと気づくこともある。そんな時に、何気なく撮っていた一枚の写真がその役割を果たす時があるように、家のどこかでなにか見覚えのあるような道具たちも、心の帰れる場所があるのでは?と思ったのでした。みなさんにとっての「ただいま」を、感じてもらえる体験となれたらと思います。





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