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「実は明後日、この世の終わりなんじゃ」

東京都写真美術館、通称 TOP ( ! ) で開催されている、「アヴァンガルド勃興 近代日本の前衛写真」展へ行って妄想してまいりました。アバン"ガルド"が、既にアバンギャルドですね。



ナガ「てぇへんだーてぇへんだ!」
カズ「何また騒いでんのよ。」
ナガ「だから、てぇへんだっていいってるじゃねぇか!」
カズ「1ヶ月前はダイダラボッチが来るとか、1週間前は海がなくなる?で、一昨日は妖怪酒かけオカマで、昨日はレディー・ガガが「ジョーカー」続編に出演するなんて、もういい加減ネタがつきてんじゃおまへんか?クオリティー落ちてんのよ、まったく。」
ナガ「そんなこったねぇって!この村だけじゃない世界の見えないところで、いろんなことが起きてんだってばってん!明後日、世界がおわっちまうんだよ!」
カズ「そんな、なんとかダムスみたいな、なんとかメイソンみたいなヤツ、誰か信じるもんかい。あーばかばかしい。」
ナガ「だー!かー!らー!世界の分解がはじまったんだっつーってー!ほら、山さ見てみろっつって。」

カズ「そんなバカなっこた・・・ありゃ!!!岩が・・・岩が剥げれとる!?」
ナガ「んだべさ。自然のものたちは、神様へと返されていくっぺかよ。」
カズ「わああああぁーーー!あたいも浮いてるでねぇか!」
ナガ「んだべさ。この世界のあらゆる自然のものは、もう神様んとこ行くしか無ぇくなったんだべ。」

ナガ「神様の怒りは、もうレディーガガにも、誰にも止められんけん。」
カズ「ってか、なんでお前は浮かばねぇんだ!?助けちょくれよーーー」
ナガ「わっしは、悲しいことに米を耕していたお前さんより、うんと自然んが遠くなってしまったけんのう・・・。ガガ様ともう少しこの世界を治すために、撮影して記録するのを頑張るっす。」



・・・よく分からないけど、アヴァンガルドなストーリーには間違いない感じです。





火の山 永田 一脩

1939   
ゼラチン・シルバープリント

永田 一脩 ( ながた いっしゅう) 1903 - 1988
福岡県出身。本名は"かずなが"。1930年代後半より「フォトタイムス」を中心に海外の写真動向や評論を執筆。39年に瀧口修造らと共に前衛写真協会を結成。シュルレアリスムに影響を受けた作品を制作する一方、山岳写真、報道写真でも活躍した。




アヴァンガルド勃興 近代日本の前衛写真
2022.5.20(金)—8.21(日)

東京都写真美術館
〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3
恵比寿ガーデンプレイス内





ランドリー・・・

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