画家である 加藤Kがその人生で体験してきた経緯を時系列で物語仕立てした小説です。
天使との恋、自然食教祖からのテレパシーと、不思議な体験も織り込まれた自伝です。各章末に、当時の絵…
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画家Kの自伝 第二章
マクロビオティック
森下医学との出会い
今では、オシャレな若者に人気のある「マクロビオティック」、通称「マクロビ」。しかし、その根をたどると決しておしゃれでは済まされない深いものがあることを学生時代体験した。
僕と、マクロビの出会いは、かねてからの体の不調を、何とか克服したいと思って、父の書斎で見つけた「食で病気を治す方法」という、自然医学界の権威、森下敬一さんの著書に触れたことから端を発す
画家Kの自伝 第三章
最初の師匠との出会い
桜沢如一
では、マクロビオティックの創始者、桜沢如一氏とは、どういった人物だろう。もともと彼は、健康に恵まれず、どうしたら丈夫な体になれるのかと、幼少の頃から悩み、青年期、石塚左玄という食養家に影響され、健康を奪回、そして、玄米を中心にその土地でできた季節の野菜、海藻、みそ、醤油、胡麻塩、胡麻油を中心とした食生活を提唱し、西洋の、肉食、砂糖の摂取を強く戒め、多くの難病を抱え
画家Kの自伝 第七章
K.ArtMarket
オルタナティブスペース
僕は、大学を1993年に卒業するのだが、1995年に、今運営中の「K.Art Studio」の前身の「K.ArtMarket」を名古屋の親から譲り受けた自宅の長屋に設立する。
K.ArtMarketは、どういった思いから始めか、というと「こうこう、こういう志」というものがあって始めた、というわけではなく、友人が、古い長屋の洋室を見て、「この部屋、