記事一覧
動物園や水族館と、テレビ番組〜Zoo-1グランプリの終了と「スッキリ」での春日ペンギンの池落下事件から考察する〜
以前からメディアと動物園水族館との関わりについて色々考えている中で、この2つの事例に出会う。テレビ側が動物園水族館を取材する時、お笑い芸人を出すということについて考える事例になると思えてくる。
そもそもの話として、動物園水族館と中継するとき、お笑い芸人が必要なのかという疑問も出てくる。動物園水族館という施設がどういう場所に変化しつつあるのかということを意識せず、番組を作っているようにも見える
とあるカルト宗教に勧誘された過去についての話
10年くらい前のことだが、とあるカルト宗教に勧誘されて、その宗教の施設に入ったことがある。それからも、何回か似たような勧誘をされたこともあり、「狙いやすい存在である可能性」もあると考られるので、注意喚起の意味もこめて、経験についてまとめていく。
この記事で取り上げるカルト宗教の種類について 一口にカルト宗教と言っても、宗教の種類によって毛色はかなり違う。仏教系のカルトとキリスト教系のカルトとで
勝手にズーラシアでの最強ルートを考えてみた~事前考察編~
2022年の春よりレギュラー番組となった「ZOO-1グランプリ」という番組において、2022年5月17日放送回では「動物園の最強ルートを飼育員たちが考える」という企画が放送された。放送回では東武動物公園での最強ルートを考察し、それを実際に楽しんでもらうという企画であり、動物園の楽しいポイントを凝縮してルート選びを行っていた。それを見て、個人的に「ほかの動物園でもやってほしい」と思った。だからこそ
もっとみる狂犬病の検疫のニュースについて思うこと
ちょっと気になるニュースが流れてきた。
海外からやってくる生きものの検疫の特例を設けるという、かなりリスキーな決定をしたというニュースだ。もしこれが前例として成り立つことになれば、検疫をすり抜けたことで狂犬病が広がり、管理しきれないところにまで広がってしまうということもあり得るからだ。特に、「抗体の量が一定量確認できれば」という点に関しては、「感染時における抗体反応によって量が増える」という可能
都市型動物園とは何か~王子動物園のことから考えてみる〜
久元善造神戸市長のTwitterでの発言が、物議をかもしている。
動物園の園長が案内しているというときに、関心が動物ではないということを言ってしまったということが、生きものと動物園を軽視しているといわれても仕方ないことであった。案内されているというのにその話を聞いていないというような態度は失礼であるし、生きものに関心を持っていない状況で動物園の改革をしようとしていると伝えているともとらえられかね
とある議員のヤギさんの扱いで思ったこと
先日、とある議員が選挙活動にヤギさんを連れていて、選挙に当選した後は東京に連れていけないということで里子に出すということをTwitterで見つけた。
その後、批判されたことで里子に出さずにそのまま飼育することに方針転換したのだが、どうしても個人的にはもやもやの残る部分が多かった。
個人的に、生きものを飼うということに対して甘く見ていたとしか思えない事象であり、いくら保護された猫を飼育していると
署名キャンペーンを終えて~発信することの大切さ~
久しぶりの投稿になるけれど、あまり良いようなことではないとは思う。なぜあまり投稿できなくなっていたのかというと、ちょっと疲れていたというか、やりたいという気持ちになれなかったというのが大きい。長い期間休んでみて、少し落ち着いたのもあるけれど、自分に発信する力が足りなかったということが改めて痛感したので、それをきちんと身に着けていくためにも、やれることを増やしていきたいと思って、少しずつ発信していく
もっとみる「誰の為の」生き餌なのか
先日、このようなニュースが流れてきた(後半を読むには有料なので注意)。
生き餌としてウサギやハムスターなどを与えて、それを動画として公開した人が、虐待の疑いで告訴されたという内容だ。この問題を発端として、生き餌を否定することだけはやめてほしいと願っている。ただ、僕としてはこの動画投稿者を肯定することはできない。というのも、飼育している生きものに対して生き餌を与える時に考えるべきことを無視している
11/1の「ダーウィンが来た!」の感想〜海のオオカミと、カワウソの命のやり取り〜
毎週というわけにはいかないけれど、見るようにいている「ダーウィンが来た!」。今回はカナダに暮らす、海辺で生きるオオカミたちが取り入れられていた。
その中で個人的に印象が残っているのが、オオカミがカワウソの子どもを狩で捕まえて、直接的な捕食のギリギリのところまでを流したことだった。
このオオカミたちは、分類上はタイリクオオカミと同じ種ではあるけれど、遺伝的にはちょっと差が出てきているようだった。
僕がなぜスナネコの規制を求めるようになったのか
実は、僕はスナネコが一番好きな生きものというわけじゃない。どちらかというとアリクイやアルマジロ、ナマケモノなどの中南米に生息する生きものが好きで、生きものたちが彩る生態系に魅力を感じている人だ。生きもの単体で好きというよりも、生物多様性の豊かさが好きで、複数の生きものたちが暮らしている光景そのものが好きという、生きもの好きとしてはちょっと変わった人なんじゃないかなとは思う。別に生きものが仲良く暮ら
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