教師 (汚い言葉使っているので注意)

教師というか、学校というあの閉鎖的な場所が嫌いだ。なにをするにも規則がついてまわって、それに大人しく従わないとダメ人間認定されるあの空間が。

昔は、教師という存在は本当に立派だと思っていた。保護者の次に身近な大人だったから、大人なんてほぼこんなもんと思っていた。真面目だし、まる付けもできるから頭いいんだなと思っていた。大人ってすごい、言うこと聞かなくちゃ、と思った。

けど教師という立場になれる年齢になって思うが、ありゃ世間知らずで心の狭い、権力ぶん回してるだけの集団だ。もちろんそうじゃない先生もいる。大好きな先生も、今思い出せば何人か思い浮かぶが、大抵は、自分のレッテルを武器に、子どもたちに規則を守らせているだけだ。

周りの、将来は教師になりたいと言っている友達たちはみんな、夢がないからなんとなく教師になろうとしている。恐ろしくてたまらない。ああ、そんな想いだけで教壇には立てるのだ。思っていたのと違う。理想と現実の狭間で私は、もっと教師が嫌いになった。

子どもの成長とは、教師たちの頭の中ではきっと、真面目で従順な人間にすること、それだけなんだろう。


小学生の頃、休み時間を大人たちの名誉のために毎回潰していた。なにに使っていたかは詳しくは言えない。児童たちががんばりましたなんて表では言っていたが、正直やりたくもないことをやらされていただけだ。教師たちの自慰行為に巻き込まれていたんだ。

高校は地獄で、蹴っ飛ばされたりしたし、無駄に規則は厳しくて、整容検査で泣いている子も何人もいた。体育教官室へ入るときに大きな声で挨拶していないと怒られたことが忘れられない。あの私を見下すような目。それがなんだ。筋肉脳は自分たちが一番だと思い込んでしまうのだなとそこで知る。

大学を中退するときには、今大学を辞めたら生きていけないし学歴無しじゃやっていけないと言われた。それは、嘘だった。私は今生きているし、学歴はあるけど経験のない無能に成り下がるくらいだったら(私の大学がFランだったのでこんなこと言ってます)、早く社会に出て教師たちより色んな世界を見たいと思った。


とにかく私は教師が嫌いで、日本の義務教育はかなり前から敗北していると思う。

学校という呪縛から逃れられてよかった。

教師になりたい人、教師をやっている人がいるなら、ぜひ、思いやりのある人間として生きてほしいと切に願う。

この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

忘れられない先生

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?