Souzouする未来展の始まりと、これから。

2022年1月22日 13:03

私は現在、千葉県に住んでいる事もあり、千葉工業大学の稲坂先生が旦那さんの先輩と言うこともあり、稲坂先生にご協力いただいてアートイベントを2019に立ち上げました。

津田沼と言う場所は、千葉工業大学の大きなキャンパスが駅の目の前に隣接し、
総武線の快速が止まる駅なので、都内からでもアクセスが良いと思い会場を津田沼にしました。津田沼は駅を境に船橋市と習志野市に分かれるのですが、南口の習志野市には丁度、習志野市文化ホールがあります。古くから音楽に力を入れている習志野市では小学校、中学校、高校と管弦やブラスバンドが盛んです。
市民オーケストラもあり音楽にとても力を入れているのが分かります。

さて、そんな習志野市ですが、探してみたところ「ギャラリー」がないのです。
1、2件あるかないかなのですが、本当に少ないのです。それは隣の船橋市でも同じことが言えるのですが、市民ギャラリーはあっても個人ギャラリーなどはなく、気軽にアートに触れる、見れる場所がないのです。

比較してはいけないですが、愛知県では人口に対してギャラリーが多かったので、愛知から千葉県に引っ越しした時にギャラリーの少なさに正直少し寂しくなりました。

そこで、せっかく千葉県民になったのだしアートに触れる場所を作りたいなぁと思い、アートイベントを立ち上げました。それが、「Souzouする未来展」です。

アートもデザインも建築も音楽もなんでも総合的に芸術から枝葉で別れた分野となります、ベースは「芸術」アートなのです。

なので、そう言う隔たりがない未来を見るとワクワクするよね、どんな未来を想像できる？創造したい？その色んな意味からSouzouとしました。
未来ってポジティヴな未来もあれば、ネガティヴな未来もある。この時の私は、丁度、ゴミ問題に着目していた時期です。ゴミ拾いに参加したことがきっかけで、地球の未来を意識するようになりました。なので、どんな未来を作り出すかは私たち次第なんだな。と思っていました。そこから、「未来展」とつけることで、未来に対しての考察をアートによって何か出来ないかな？と考えるようになりました。

2019年のイベントは初回と言う事もあり、11人のアーティストにより展示しました。千葉工業大学の稲坂研究室の皆さんにもご協力いただけて、大変素晴らしい展示会になったと思います。

入場者数は2日間の開催でしたが、約200人の来場者でした。
やはり、文化ホールという立地がら音楽の催し物の後にはギャラリーへ立ち寄ってくださる方が沢山いました。それはとても大きかったと思います。

このアート展の目的の１つでもある、アーティストに自身の思いをきちんと言葉にして発表してもらうという事も大事にしています。アートだから説明しなくてもわかるでしょとか、説明してもどうせ分かってもらえない。そういう事ではなくて、アートはアーティストの思いが詰まった物です、その作品になるまでの過程などを鑑賞者の方々に伝えてほしいと思って、キャプションやプロフィールに力を入れました。なので、アーティスト側にもきちんと言葉で説明出来るように考えてもらいました。そしたら、やはり好きな方はちゃんと読んでくれていたのです、それがとても嬉しかったです。それぞれの作ったアートを知ろう、考えたいと思ってくださることがアートの醍醐味だと思っています。
色んな考えがあって良いのです、だってアートはこれという正解がありません、色んなアイデアや表現があるのがアートなのです。それに対して討論したりするのが楽しいのです。

私は、そう言う思いからこのアートイベントを企画しました。
ただ壁面に飾って売るだけではなく、自分の作品についてアプローチしてほしいと思っています。

そして、買い物しながら気軽にアートが楽しめる環境。
作家と鑑賞者の方との会話から新しい何かが生まれたらいいなと思っています。
アートを生活の一部に、気軽にみて気軽に購入できる。そういう「身近のアート」として暮らしの中にアートを見る時間を設けられたらと思って考えています。

今は、流行病でなかなかイベント開催ができないでいますが、2022年度にはまたvol.2を開催したいと考えています。主催として、いちアーティストとして何ができるんだろう？そう考えた時にアートで人の気持ちが少しでも明るくなったり何かしらワクワクしたり、面白かった、よくわからなかった、でもきて良かった。そんなふうに思ってもらえたらと思っています。

今回、新しい場所の下見をしてきました。22年度の開催にあたって皆んながワクワクできたり楽しくなるアートイベントが企画できたらと、私もスタッフの
みんなも同じ思いで活動に力を入れていきたいと思っています。
また会場などおさえる事ができ、イベントの準備が出来次第告知させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

どうぞ、よろしくお願いいします。