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感謝されないと腹が立つ理由

こんにちは。意識の変容ワークをしているカノンです。
今回は40代のOLさんで二児のお母さんであるさちえさん(仮名)の意識の変容の旅を、ご本人の了承をいただいて、シェアさせていただきます。

さちえさんのお悩みは、みんなが自分の時間を奪い去っていき、自分のことをケアする時間が全くない、常に自分の人生を生きていない感じがする、と感じていることでした。

さちえさんには、まずご自身のことを深く理解していただくために、最初のセッションで魂の契約リーディングを受けていただきました。
かれこれ1年ほど前のことです。

話を伺うと何度か ”相手に対してやってあげていると感じることが多いのに、それを無視されて勝手にされるのが腹が立つ”とおっしゃいます。

それは、例えば職場で気を利かせて先回りして機材を用意した、用意するのが大変だったのにその苦労に気づかず、感謝の言葉すらなかった、ということだったり、
職場で挨拶ができない人がいるので、マナーを教えてあげようとしたら、その人から無視される様になった、という様な内容でした。

7はハートのパワー


さちえさんに受けていただいた魂の契約リーディングでは人生の目的や、その人が生涯に渡って受ける影響を明らかにしていきますが、珍しいことにさちえさんのチャートの半分以上は同じ数字の7でした。

7はマスターナンバーというとても強い波動を持っていて、7をこんなに沢山持っている人はめったにいません。

7の素質は、ハートを開き人々を会話でつないでいく大きな愛の存在ですが、さちえさんは才能全部が7、カルマの半分も7、そして人生の目的も7で、
その目的は、ご自身がありのままの自分を他の人に見せてシェアすることで、人に肯定感のパワーを与え、積極的に人々を統合させていくパワフル役割でした。

ご本人は一見とても明るいオープンな性格で、明快に話をするので会話力のある方の様にお見受けしました。
決断力もあり、ご自身の天性の人と繋がる力をフルに生かしている様に見えるのですが、
その時の実際ご本人の心情を伺うと、その状況とはかけ離れたところにいる様でした。

”本当はもう疲れきっていてこれもあれも全てめんどう、かったるくてしょうがない、10年以上務めた仕事も辞めたい”とおっしゃっていました。

それは7の素質がネガティブに表現されている状態であるのに気づきました。

二つの顔を持つ7


7をネガティブに持つ人は、自分には表向きの顔と裏の顔があると思っています。これは良い悪いで本人は判断していることが多いのですが、実際には裏の顔もただ単に人間らしい側面だったりするのです。

7の人は裏の顔が存在していることを絶対に他の人に知られない様にしています。7を持つ人にすばらしい役者が多いと言われる所以です。

あまりにもうまく裏面を隠し続けるので、自分でも隠していることすら気づかなくなることがあります。

同時に変化を極端に嫌います。とにかく状況をコントロールして操作しないと不安になってしょうがないので、現状維持に労力を使い、物事を動かそうとしません。

コントロールできていない状況があると、裏面も含んだありのままの自分をさらけ出さなくてはいけない怖れがあるからです。

その深層心理には、ありのままの自分はどこか問題があるので、必ず拒絶されるとジャッジしている感覚があります。

さちえさんの場合は、ご自身の感覚では何も繕って生きているわけではないのですが、とにかく自分の言動の理由や状況の正当性を証明して、周りの人達にも物事の”正しいあり方”を変えない様にコントロールしている様に感じました。

”人は朝おはようございます、帰る時もお疲れ様でした、の一言を大人は職場でかけるべきです。”
それはごもっともだと思うのですが、コミュニケーション障害で挨拶がどうしてもできない方もいらっしゃいます。

さちえさんには、職場にいる挨拶しない方がコミュニケーション障害かどうかはわからないけれど、
いずれにせよその様な状況にあるなら、その方も生きづらさを感じているのには間違いないこと、
その意味でさちえさんと同じ状況にいることをお伝えしました。

感謝されないと腹が立つ理由


さちえさんは”相手に対してやってあげていると感じることが多いのに、それを無視されて勝手にされるのが腹が立つ”、とおっしゃいます。

7の影響が強いさちえさんは、本当に自分が心から求めていることを自分にさせずに済む状況、すなわち、本当の自分の持つ全側面で生きるのが怖いのでその状況を避けるために、無意識に自分の時間を人に捧げている状況を作っていると思いました。

そして感謝されないと腹が立つのは、これもまたご自身が感謝される状況を維持するための無意識のコントロールの様に感じました。

相手のことを純粋に思って起こした行動なら、その行為によって相手が楽になれば嬉しいだけで、感謝されなくても怒りは起こらないはずです。

さちえさんには、相手にやってあげ続けることで、無意識に相手の人生の課題を、自分の課題とすりかえて受け入れ、見返りに自分が抱える自分の課題に対応しなくてすんでいる状況を作っていること、

感謝され続ける限り、相手からその行為をやっていいと認められるので、自分の課題に対応する必要がない状況を作っていること、

感謝されないと、心のどこかで自分の課題を解決したいと思っている気持ちを発散させることができず、感謝しない相手に怒りを感じるけれど、本当は自分をないがしろにしている自分に対して怒っている可能性があること、

をお伝えしました。

そのループに居続ける限り、感謝しない相手に怒りを増していき、自分が変わる必要がない状態においているだけです。

さちえさんのチャートから伝ってきたのは7のすさまじいパワーでした。ご自身にパワーがあるとわかっていながら気づかないふりをし、そのエネルギーを他人の課題解決だけに向けている状態では、人生はむなしいものに感じられるはずです。

人はヘルプが必要そうに見えても、共感するだけで、実は相手が救われることが多いこともお伝えしました。
その人に与えられた課題はその人が自ら解決するためにあるものなので、
そのチャンスを自分のプログラムのために奪うのは両者のためになりません。

さちえさんの強み


ハートのパワーが強いさちえさんには、相手が課題を乗り越えられるよう、持ち前の会話力を用いて、気持ちで応援してあげられるようにアプローチを考えていただく様に話し合いました。

そして他人が感謝すべきや、こうするべきという信念を持ち続ける限り、他人に自分の感情的状況を委ねているので、コントロールに追われて不安が絶えないこと、

そうでなく、自分がどう在りたいかが一番大切で、自分の真の価値に気づき、毎瞬自分のパワーで決定していける、さちえさんだけのプログラムの考案を提案しました。

さちえさんはこの一連の話しを一度もその様に考えたことがなかった様で、最初はしばらく考え混んでいらっしゃいましたが、自分では最初よくわからないとおっしゃいました。

その後どこかクリックしたところがあった様で、カウンセリングのセッションを定期的に受けてくださるようになりました。

呼吸・体・心のヒーリングセッション

その後のセッションでは、まず呼吸の状態を確認したところ、長期間緊張している状態にあった様で、全く腹式呼吸が出来できておらず、浅い呼吸になっているのがわかりました。体と心がリラックスできるように、呼吸法を中心に一緒に練習しました。
これでだいぶん肩の力が抜けて、夜眠れるようになったとのことです。

同時にご自身の真の価値に気づいて肯定感を持てる様に、週単位でワークする気付きのリストをお渡ししました。好き嫌い、得手不得手など、根本的なことを箇条書きして、ご自身を客観的に見ていただきました。

腹筋を鍛えるエクセサイズを毎日していただくことで、第3のチャクラにあるご自身のパワーを解放させる準備をし、
第1のチャクラのグラウンディングを誘導瞑想で促し、自分の感情を感じても大丈夫な様に安心感を育みました。

そしてずっとないがしろにされてきたご自身の感情に気づくために、呼吸と辛い気持ちを連動させて解放していくヒーリングセッションを定期的に行なっています。

自分のパワーを輝かせる


自分の深い部分にある思いに忠実に生きていくには確かにパワーと練習を必要としますが、ワークを重ねてきた今、ハートのパワーである7の影響を大きく受けているさちえさんの本来のパワーが徐々にポジティブに開花し出しているのを感じています。

宇宙全体とつながれるぐらいの大きなハートが輝き出し、最近は常に人に囲まれて愛を感じられる様になった、会話の途中で説明したい衝動にかられるけど、そういう自分を毎回キャッチできる様になってきた!と嬉しそうに変化を伝えてくださいます。
さちえさん、実は天性のチャネラーなんだよなあ。。すごいパワーの持ち主なので、今後の変容が大変楽しみです!

最後まで読んでくださって、どうもありがとうございました。

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