かんころも図書室

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読んだ本や日々考えたことを記録してます|実用書メインの編集者 → フリーランスで編集ライター&翻訳 → 小学校で 特別支援教育 支援員 → 要約筆記 講座受講中|好きなもの:読書、ドラマ鑑賞、バスケ観戦、分かりにくい文章を読みやすくすること。| #読書好きな人と繋がりたい

最近の記事

【2022年04月】初心に戻って、かるた三昧

・かるた会へ入会先月長女と体験を申し込んだかるた会に、親子で入会した。やるからには負けたくないので、すき間時間を見つけては札流し。定位置を決めて、会長に提出して添削してもらった。学生時代は周りに指導者がいなくて練習も自己流だったから、大人になってこんなに懇切丁寧に指導してもらえるなんてありがたい。 それと、周りは小中学生が大半なんだけど、みんな可愛い! 悔しくて試合中に泣いちゃって指導されている子がいたり、前回対戦した子が次の練習で気さくに話しかけてくれたり、ちょっと人見知

    • 要約筆記講座の折り返し地点で思うこと

      2年にわたる 要約筆記講座の前半が終わり、明日から後半がスタートする。いい区切りなので、学んだことや考えたことを記しておこうと思う。 ・聞こえは十人十色単純に音が聞こえない人もいれば、聞こえるけど判別できない人もいるし、耳鳴りに苦しんでいる人もいる。補聴器を使えば問題なくコミュニケーションをとれる人もいれば、手術で人工内耳を体内に埋めこんでいる人もいる。ひとくちに「難聴」といっても、音の聞こえ方は様々だということを学んだ。 目に見えない障害だからこその困り感が印象的で、特

      • 2022年03月に読んだ本

        『線は、僕を描く』おもしろかった! 両親を交通事故で亡くし、死んだように生きている主人公が、水墨画と出会って生きることを取り戻していく。人生の大きな喪失がうみだした空白の心あってのものだとは思うけど、こんなに無邪気に何かを始められるのって羨ましい。 著者が水墨画家とのことで、水墨画の世界を深く覗いた気持ちになれる作品。随所に出てくる墨の香りの描写が瑞々しくて、懐かしくなる。 『対岸の家事』ワンオペ育児や仕事と育児の両立、専業主婦がテーマの小説は、心に埋まった地雷にふれるか

        • 【2022年03月】小さなチャレンジで日々を彩る

          ・要約筆記の前期講習が終了去年の4月から受講している講座が折り返し地点に。子供の体調不良で1回欠席したけど、それ以外は出席できた。久しぶりにカリキュラムに沿った座学が思いの外楽しい。今まで詳しく学んだことがない福祉の分野の知識が増えて、社会のことを考えるようになった。 ・もっと児童書を読んでみたくなった子どもの本の日フェスティバルで「君が読んだ本はどうやって作られてるの? ~本作りのひみつ、話します」を拝聴した。4人の児童書作家さんたちの制作秘話をたっぷり1時間半。知らない

        【2022年04月】初心に戻って、かるた三昧

          聞こえ方は十人十色、 困りごとも十人十色

          先週末、「きこいろ」さん主催のコラボ交流会「片耳難聴×両耳難聴」に参加した。要約筆記講座で知識として学んだことが、実感として理解できていないことが恥ずかしくなった。わかったつもりで全然わかっていない。それを忘れないようにしないとな、と強く思う。 ▼ 「きこいろ」さんの詳細は、こちら 聞こえ方は十人十色最初に驚いたのは、両耳難聴でも補聴器で聞き取って会話ができている人も多いということ。補聴器をつけていても、難聴なしの聴覚とは別物だと勝手に思い込んでいた。補聴器をつけても多少

          聞こえ方は十人十色、 困りごとも十人十色

          電話一本で飛んでいく研究学生の姿がまぶしい 『クジラのおなかに入ったら』

          リビング用の本棚を購入して以来、図書館で長女が気に入りそうな本を借りて、リビングの本棚に置いておくようにしている。小学生になって学校の図書室で本を借りられるので、一緒に図書館に行く機会が減ったのは少し寂しい。これも成長だと見守りつつ、ささやかな抵抗としてオススメ本を視界の隅に並べている。 今回は、生き物好きな長女に響くかなと思い、『クジラのおなかに入ったら』を借りてみた。表紙も今っぽいイラストでかわいらしいし、きっと手にとってくれるはずと思っていたのに、一緒に借りてきた『こ

          電話一本で飛んでいく研究学生の姿がまぶしい 『クジラのおなかに入ったら』

          死ぬのが怖いと泣く次女の寝顔を見つめる深夜

          夜な夜な次女が泣いている。死ぬのが怖いのだそうだ。消えてしまうのが怖い、消えたらあれもこれもできなくなってしまう。そう言いながら、ベッドの中でワーワー泣いている(文字どおりワーワー泣くのにも驚いてしまう)。 私自身、死ぬことよりも生きていくことのほうが怖いと思う子どもだったので、泣いている次女にかける言葉も思いつかず、ただただ気持ちを受け止めては、たまに正論めいた名言めいた言葉を投げかけながら、こんな言葉かけたところで次女の不安はどうなるものでもないだろうと無力感を隣に感じ

          死ぬのが怖いと泣く次女の寝顔を見つめる深夜

          3月3日は「耳の日」なので、加齢難聴と補聴器についての講座を聴くことにした

          NHK文化センター特別講座「超高齢社会における難聴と補聴器の正しい選び方・使い方」を聴講した。講師はオトクリニック東京院長、慶應義塾大学名誉教授・小川郁氏。 講座の中で新しく知ったこと、特に覚えておきたいことをメモ。 ■ 3月3日は “耳の日”日本では、1955年に日本聴覚医学会が制定。 世界の耳の日は、WHOが2007年に制定。同じく3月3日を耳の日に定めたのは、「3」が耳の形に似ているからとも、電話を発明したグラハム・ベルの誕生日だからとも言われている。 ■ 耳硬化

          3月3日は「耳の日」なので、加齢難聴と補聴器についての講座を聴くことにした

          2022年02月に読んだ本

          ◼︎ 初読『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』 『笑うマトリョーシカ』 『きらめく共和国』 『本屋の堀ちゃん』 『メンタル強め美女 白川さん』 『読書会の教室』 『MonoMax 2022.03 「すごい!文房具大賞」』 『気のきいた短いメールが書ける本』 『仕事が速い人はどんなメールを書いているのか』 ◼︎ 再読『カラフル』 『マイノートのつくりかた』 『続けるほど、毎日が面白くなる。もっともっとマイノート』 『正しい恋愛のススメ』

          2022年02月に読んだ本

          【2022年02月】 本を読んで語れる日々は幸せだな

          ・読書アカウントを開設今までは1人で読書してきたのだけど、娘が読書家に育ってくれて、最近では同じ本を読んで楽しめるようになってきた。だんだん他の本好きさんとも交流したくなってきて、Twitterで読書アカウントを開設。開設した直接のきっかけはオンラインかさこ塾なんだけど、世の中には本好きな人がたくさんいて楽しい! ▷ かんころも図書館@Twitter ・初めての顔出しトーク@Youtubeかさこチャンネルで、読書好き対談とインタビューをさせていただいた。今まで顔を出すなん

          【2022年02月】 本を読んで語れる日々は幸せだな

          2人集まって本の話をすれば、それは読書会

          読書会に参加した。課題本の『読書会の教室』がちょくちょくTwitterのタイムラインに流れてきてて読みたいなと思っていた本だったので、参加してみることにしたのだけど、とっても充実した2時間だった。 読了して思ったのは、「2人以上集まって本の話をすれば読書会」ってすごいなということ。読書会って参加ハードルが高い気がするけど、もっと気軽に、もっと自由に、本を楽しめばいい。そんな気持ちでワクワクしながら参加した。 参加してみて思うこと参加者は9人で、読書会を主催されている方と参

          2人集まって本の話をすれば、それは読書会

          初めてのインタビューが不安だったので準備したこと

          金曜日、初めてインタビュアーになる。 正確にいうと今回が初めてではないのだけど、私の気分としてはこれが初めての経験。というのも、過去に経験した数回のインタビューでは、どれも別の人がメインの聞き手で私自身はサブだったのだ。1人で聞き手になるインタビューは初めてなので、うまくできるか不安に押しつぶされそうになる。不安を払拭するには準備をしっかりするしかないよなということで、準備の過程をまとめてみた。 01. 質問項目出し・日程調整今回は、好きを仕事にする大人塾・塾長のかさこさ

          初めてのインタビューが不安だったので準備したこと

          デザイナーの仕事は、情報を整理すること

          DTP Transit さんのセミナー『ベタ打ち原稿からチラシのできるまで』を拝聴した。 セミナー時間が21~23時だったので、子どもたちに「母はセミナー聴くから早く寝なね」と言ったのに、おもしろそうだからと結局一緒に視聴することに。長女曰く「文章をわかりやすくするために考えることの参考になりそう」とのこと。まあ、明日は日曜日だし、夜更かしもいいか。 デザイナーの仕事は、情報整理から 最初におっしゃっていたのが「内容を理解して、情報を整理していくのがデザイナーの仕事」と

          デザイナーの仕事は、情報を整理すること

          猫が出てくるオススメの本・マンガ 10選 【親子書評】

          #猫のいるしあわせ 小学1年生の次女が小さかった頃に猫が大好きで、猫の本を探して読み聞かせているうちに私自身も猫好きになってしまった。好きすぎて猫の絵本を手作りしてしまったりもした。ペットは飼えないのでおうちに猫ちゃんをお招きできないけど、いつか猫ちゃんと暮らしてみたいなと夢を見ている。 今回は、そんな私と娘たちが好きな、猫ちゃんが出てくる本たちを、それぞれのコメントとともに紹介。 私のオススメ01.『夏目友人帳』 02.『猫が西向きゃ』 小4・ハルのオススメ03.

          猫が出てくるオススメの本・マンガ 10選 【親子書評】

          #名刺代わりの小説10選

          01.『ナイフ』重松清暗かった中学生の頃に読んだ本で、ワニが出る池が印象的。重松清さんの本だと『ビタミンF』も好き。 02.『砂の女』安部公房大学生のときに安倍公房が好きで読んだ中で、一番好きだった本。『箱男』と『砂の女』の不思議な感じが好き。 03.『4TEEN』石田衣良月島に住む14歳の少年たちのお話。石田衣良さんの本はいろいろと読んだけど、この本が一番好き。 04.『重力ピエロ』伊坂幸太郎「春が二階から落ちてきた。」という書き出しから、心を掴まれた1冊。伊坂作品は

          #名刺代わりの小説10選

          「本」 は 「物語」 を入れる箱にすぎない

          先日、杉山亮先生の「ものがたりライブ」@三ヶ島公民館に娘と行ってきた。 杉山先生は「ミルキー杉山のあなたも名探偵」シリーズの作者。 小学校の図書室に置かれていることが多いので、小学生たちには有名なシリーズらしい。私は存じ上げなかったのだけど、娘が大好きな作品で小1のときに読破したとのこと。それ以降に出た作品は未チェックとのことで、これから読むぞ!と張り切っている。自宅書斎で誰でも参加できるおはなし会を開いているらしく、いつか行ってみたいねと、娘と一緒に叶える夢が1つ増えた

          「本」 は 「物語」 を入れる箱にすぎない