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その錘が心と身体を蝕んでいく。

人間、歳を重ねる毎に、身に纏う鎧や、背負う荷物や雑学の類が増えて行き、錘となっていく。そのまま放っておくと、その錘が心と身体を蝕んでいく。人間、この錘の重さで堕ちていく。この世で生きている間は、物理的な重さしか感じていない。しかし、実相では、その錘は、見えないところ、即ち心の世界でも、それが気付かぬうちに重く圧し掛かっている。これが結果として致命傷となる。このことの根源は“我欲”と“無知”によるもの。自覚症状がなくとも、様々な機会にその堕落の兆候が出ているはず。それに気付かずして放置し、我欲に塗れたいい加減で自分勝手な生き方を続けている。もっと云うと、本当はそれは良くない、まずいと薄々気付いている。しかし、何もしない、事を起さない。しようととても続かない。こうして、人間堕ちていく。では、どうすれば良いのか。過去の行いを悔い改め、意識を反転させ、その鎧や、荷物や、雑学の類を一つひとつ丁寧に降ろしていく。それが出来れば、身も心も軽くなり、清められ、その気になれば初発の状態に戻すことも出来る。ああ、自分はこんなに素晴らしい世界に生きていたんだと、その澄んだ目と心で世の中を見た時に、さぞそこが天国に思えることであろう。身も心も澄んだ状態になれば、人生の真の目的、本当の使命も見えてくる。そんなに鎧や荷物や雑学が好きなのであれば、もっと持てばいい。己のいい加減さや自分勝手な振る舞いが、どれほど酷いものであったのかが、予定よりも早くあの世で気付くことが出来るだけ。この世で、本当にやろうと決めて生かさせてもらっているのだから、それくらはやってあの世に逝け。そのことを肝に銘じ、自分自身の鎧や荷物や雑学の類を降ろし、心身を清め、軽くし、己の道を進みます。有難う御座います。

幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者