えいごは独学以外、モノにならない。半年でペラペラになるのが正しいやり方
わたしは英語教師として子どもたちに英語を教えていた経験がある。
"ネイティブになりたいのなら、今すぐここを辞めて。
英語なんて、かんたんに習得できる!
あっという間にネイティブになれるのに!
子供ならなおさら。すぐだよ。お金もいらんよ。
今日からすぐにできる。子供もなにもがんばらなくていい。ただ普通にいつも通り生活してればいい。
Do you likeなになに?なんて覚えても意味ない!
こんなテキストやっても、ごめんけどまじで意味ないよ!!!!!!!!"
っていう気持ちでいっぱいだった。毎日まいにち。
真摯な気持ちでそこにいればいるほど、毎日まいにちじぶんのほんとうの気持ちが募っていく。
仕事だから、と自分に言い聞かせようとしても拭い切れない、葛藤。
「ほんとうに英語を習得したかったら、こんなところに来ても意味ないよ!!!!」
毎月8,000円という高額な月謝を払っている健気な子どもの親御さんたちを見ていると、その気持ちが高まるばかり。
わたしはその思いを綴った「こどもを日本にいながら自然にネイティブに育てる方法」というプリントを勝手に作成し、100名あまりの子どもたちの親御さんに配布することに決めた。
その学校は県内各地にあり、ネイティブ講師と私だけで子供たちを管理・学校を運営していた。
配布物を配るのには本部からの許可がいるため、上司に資料を送った。
返ってきた答えは、「資料の結論がこの学校の意義を再確認するものになるように」という指示であった。
もちろん理解できる。
必死な思いでビジネスをしている学校。
本当にいい人たちばかりだった。
善人で、みんな子供たちを愛していた。
英語力をつけようとたぶん本気で考えていた人たちばかりだった。
問題は、そこの学校に誰ひとりとして、ほんとうの英語力を有している人がいなかったこと。
誰ひとりとして、自然でほんとうの英語力を 持っていた人は見当たらなかった。
日本人講師も本部の人も、誰ひとりとして。
経済活動というのもすばらしいことだと思っていたし今でも尊敬している。
子どもたちにとっては、英会話レッスンという名目の、ともだちに会える機会になっていたこともわかってた。
だからもちろん、英会話スクールというものぜんぶを否定する気持ちなどさらさらない。
だが、英語というものをほんとうに我が子にインストールさせたいのであれば、英会話スクール、英語教室といったものは
まじでムダである。
英会話スクール、英語の学校という体験を通して社会と関わるひとつの機会を持ちたいのならばけっこう。
ほんとうの英語を習得する、ネイティブレベルになる、という目的があるのであれば、
スクールやレッスンに頼るのは無意味以外の何物でもない。
キツイ言葉だとわかっているが、お金を捨てているようなもの。
いま流行りのAIを使ったツールなどもおなじ。
表現や文法を一個一個覚えていく、学習していく、という洗脳から脱却しなくてはいけない。
あなたはこれまでに、
日本語の
「〇〇があればよかったのに」
「て に は を」
を、いちいち覚えて学習した記憶はあるだろうか?
学習していないからこそ、あなたは無意識のうちに日本語という言語をモノにしてきた。
努力なしに。
英語を習得するのはほんとうにカンタンだ。
英会話スクールに通いつづけてもその先にはなにもない。
英語の文法を勉強しても、ほんとうの英語脳のインストールはやってこない。
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