1週間で3キロ痩せる|第8話
42歳の夏。新しい自分になる本(※)を読み、まずは手持ちのもので冷えとり健康法をはじめたら、突然、会社で高熱を出した私(第7話)
その後、1週間こんこんと眠り続けた先には、思いがけない変化が待っていたのである。
これは病気ではない
私は、どんなに調子が悪くても、体温が37度を超えることは滅多にない。だが、この時は39度を超える熱が出つづけた。
取ったのは水とハチミツだけ。だが、食欲がないとか、気持ち悪くて食べられないとかではない。強い眠気が襲ってきて、起きられないのである。
どんなに寝ても、寝たりない。こんなことは初めてだ。
一方で、頭痛、咳、鼻水など、風邪のような症状はない。高熱が出てフラフラはするが、ひたすら眠り続けているだけで、つらくはない。
「これは病気ではない」
私はそう直感した。冷えとり健康法の好転反応だと感じたのだ。
だが、始めてから、まだ2週間程しか経っていない。
しかも、冷えとり用の靴下はなく、手持ちの化繊入り靴下を2枚重ねているだけ。半身浴は毎日20分行っていたものの、半信半疑でもあった。
1週間で3キロ痩せる
1週間後。ようやく熱が下がり、体重を測ると、3キロ痩せていた。
はじめは「元の生活になれば、戻るだろう」と思っていた。小さいころから、食欲の回復が早く、数日で元に戻る方なのだ。
だが、普段どおりに食べられるようになっても、体重は減ったままである。それどころか、少しずつ減りはじめた。
私は本来、1キロ痩せるのも大変な方だ。
実際、数ヶ月かけて、春にどうにか3キロ痩せたばかりである。しかも、この頃には体重が元に戻りつつあった。
それを考えると、目を見張る結果である。しかも、余分なものが身体から出ていったような、何とも言えない爽快感がある。
「本格的に冷えとりを始めたら、一体どういうことになるんだろう」
そう思った私は、天然素材の冷えとり靴下セットを買い、本腰を入れることにした。
自分を変えるために
春に糖質制限で痩せたときは、「これではない」という気持ちがあった。痩せただけで、健康になったわけではなかったからだ。
月に1〜2回、突然左半身がしびれ、朝起きられなくなる。体調不良で会社をよく休む。風邪は年中引いている状態。精神的にも憂鬱を抱えている。
当時はそんな自分に嫌気がさし、ただ痩せるのではなく、自分を根底から変えたいと思っていた。
そんな私にとって、冷えとりは一筋の光に見えたのだ。
本を読み、白湯飲みと冷えとりを始めてから、2ヶ月あまり。その効果は、思ったよりも早く、身体から表れた。
だが、私は、ある本との出会いをきっかけに、さらにもうひとつの方法を試すことにした。
その方法に出会うことで、私の心も身体も急速に変わっていくことになる。そして、半年でさらに12キロ痩せることになるのである。
つづく
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