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1週間で3キロ痩せる|第8話

【42歳、新しい自分になりたくて(連載)】
42歳独身女性が、新しい自分になりたくて、心と身体と魂の浄化に励んだら、思いがけない変化が待っていた話です。瞑想、アーユルヴェーダなど、体当たりで挑んだ体験記。トップはこちら

42歳の夏。新しい自分になる本(※)を読み、まずは手持ちのもので冷えとり健康法をはじめたら、突然、会社で高熱を出した私(第7話

その後、1週間こんこんと眠り続けた先には、思いがけない変化が待っていたのである。

※服部みれい『SELF CLEANING BOOK―あたらしい自分になる本』(アスペクト、2011年)


これは病気ではない

私は、どんなに調子が悪くても、体温が37度を超えることは滅多にない。だが、この時は39度を超える熱が出つづけた。

取ったのは水とハチミツだけ。だが、食欲がないとか、気持ち悪くて食べられないとかではない。強い眠気が襲ってきて、起きられないのである。

どんなに寝ても、寝たりない。こんなことは初めてだ。

一方で、頭痛、咳、鼻水など、風邪のような症状はない。高熱が出てフラフラはするが、ひたすら眠り続けているだけで、つらくはない。

「これは病気ではない」

私はそう直感した。冷えとり健康法の好転反応だと感じたのだ。

だが、始めてから、まだ2週間程しか経っていない。

しかも、冷えとり用の靴下はなく、手持ちの化繊入り靴下を2枚重ねているだけ。半身浴は毎日20分行っていたものの、半信半疑でもあった。

1週間で3キロ痩せる

1週間後。ようやく熱が下がり、体重を測ると、3キロ痩せていた。

はじめは「元の生活になれば、戻るだろう」と思っていた。小さいころから、食欲の回復が早く、数日で元に戻る方なのだ。

だが、普段どおりに食べられるようになっても、体重は減ったままである。それどころか、少しずつ減りはじめた。

私は本来、1キロ痩せるのも大変な方だ。

実際、数ヶ月かけて、春にどうにか3キロ痩せたばかりである。しかも、この頃には体重が元に戻りつつあった。

それを考えると、目を見張る結果である。しかも、余分なものが身体から出ていったような、何とも言えない爽快感がある。

「本格的に冷えとりを始めたら、一体どういうことになるんだろう」

そう思った私は、天然素材の冷えとり靴下セットを買い、本腰を入れることにした。

自分を変えるために

春に糖質制限で痩せたときは、「これではない」という気持ちがあった。痩せただけで、健康になったわけではなかったからだ。

月に1〜2回、突然左半身がしびれ、朝起きられなくなる。体調不良で会社をよく休む。風邪は年中引いている状態。精神的にも憂鬱を抱えている。

当時はそんな自分に嫌気がさし、ただ痩せるのではなく、自分を根底から変えたいと思っていた。

そんな私にとって、冷えとりは一筋の光に見えたのだ。

本を読み、白湯飲みと冷えとりを始めてから、2ヶ月あまり。その効果は、思ったよりも早く、身体から表れた。

だが、私は、ある本との出会いをきっかけに、さらにもうひとつの方法を試すことにした。

その方法に出会うことで、私の心も身体も急速に変わっていくことになる。そして、半年でさらに12キロ痩せることになるのである。

つづく

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