kakueki0612

昭和をひきずる元フォーク青年。今は要介護4で施設に入居中。歩行器でよちよちと移動する身…

kakueki0612

昭和をひきずる元フォーク青年。今は要介護4で施設に入居中。歩行器でよちよちと移動する身。施設内で暇つぶしにスマホをいじっているうちにnoteにたどり着く。下手な帰国子女より劣る国語力が自慢、にはならないか。

マガジン

  • 恐れ多くも天皇陛下

    ご皇族の方々の日常を切りとって見ました。世が世なら不敬罪でお縄かも。

  • 元自転車小僧の独り言

    昔まだ身体が動いた頃は自転車であちこち無茶をしたもんです。その遠い昭和の頃の思い出話を良かったら聞いて下さい。

  • 天皇陛下

    その昔恐れ多くも天皇陛下がしきりに顔をこすられていました。陛下、どうされましたか!お付きの者がたずねると陛下は一言 目いじってんのー。

記事一覧

あの夏の花火

帰り道一人ばんやり眺めてたバスの窓 遠くに開く光の玉 忙しい日々に追われいつしか忘れてた あの頃あれほど待ち焦がれたあの日 一つずつ花火が開くたびに 後から後から溢…

kakueki0612
3日前
1

甲子園が始まりました

今年も夏の甲子園全国大会が始まった。日本中猫も杓子もも高校野球マニアになって夢中になって応援している姿が思い浮かぶ、 そんな正当な高校野球ファンの方には恐縮だが…

kakueki0612
5日前

スポーツについて

最近暑いのとオリンピック中継を見なければいいのについ見てしまい満足に睡眠が取れてない。まぁ自業自得と言えば確かなんだけど。 オリンピックに参加している選手の競技…

kakueki0612
5日前

怖い話

これは私がまだ中学生だっだもう半世紀近く昔の頃にあった話です。 当時陸上部に所属していた私は学校から帰っている途中でした。今はもう隣の市に吸収合併された農村の田…

kakueki0612
6日前

弱肉強食

これは世にも恐ろしい自然界つまり弱肉強食の世界のお話です。  皆さんは共食いというものをご存知でしょうか? それでは歌います。 黒ヤギさんたら白ヤギ食べた

kakueki0612
11日前
1

 一回死んでみた話

あんまりの苦しさで目を開けた俺の視界に飛び込んできたのは‥靴だった。いや正確には靴を履いた足だ。 事態が飲み込めない俺は一生懸命に思いだそうとした。相変わらず死…

kakueki0612
11日前
3

WONDERER

今朝も街の放送が 行方不明の情報を撒いている 天気が良いから歩きたくなったのか じっとしてる事に耐えられないのか 長年勤めた会社に行かねばならない 小さい自分の子…

kakueki0612
3か月前

不来方橋

また一つ上りの電車 南へ走り過ぎて行く たった3時間 こんなに離れた心 さんさの夜に初めて二人 交わした小さな約束だけど 不来方橋の上から 落とした私の涙 流れよどう…

kakueki0612
4か月前

六郷川

六郷川原の向こう側に 沈む夕日が 別れの涙を流してるような そんな気がします あなたと初めてこの橋を 渡った頃は 大きな胸と優しい腕があった 夕日に染まって肩寄せて…

kakueki0612
4か月前

悲しみは私だけに

眩しい光に誘われて 窓をいっぱい開けると 庭に咲くアジサイは 淡い薄紫の顔で 私におはようとでも 言ってくれているのかしら 夕べの雨は埃だらけの街を すっかり洗い流し…

kakueki0612
4か月前
1

旅愁

朝日の登らない朝を抜けて 記者を降りた街 空は暗く鉛の色 風は激しく海を越え 閉ざした心を開きあい 温め合えるのはいつの日か 街はひっそり春を待つ 私に春はいつ訪れる …

kakueki0612
4か月前

淋しい季節にⅡ

なも知らぬ虫が騒いでる夜 なぜかなぜか眠れずに 一人聴き慣れたビートルズなんか 涙ぐみながら聴いている   コーヒーでも飲もうかと思い立ち 豆をカリカリ挽き出せば 君…

kakueki0612
4か月前

眩しすぎた季節

街はいつのまにか 色付きはじめ 振り向けばかけ足で 通り過ぎる季節 秋の空は澄んで 悲しいほど天気 気がつけば一人きり 取り残されたようで 忘れようにもあまりにも 眩…

kakueki0612
4か月前

お前の名を呼べば

星も見えない空にお前の名を呼べば この胸に温かく甦る遠い日々 まるでままごとのように ぶつけ合った思い もう二度と帰らないあの頃を思えば 抱きしめたあの日の 温もりが…

kakueki0612
4か月前

エピローグ

窓のカーテンの向こうは 暗い闇が広がり 白い部屋の中には 重い時間が流れる 寝返りを打った あなたのその背中が 何故だか今夜は とても遠く見えるの 気づいていたの分か…

kakueki0612
4か月前

各駅急行のうた

昔モーリス使えばスーパースターも夢じゃないの謳い文句にコロッと騙されて髪を伸ばしてギターを鳴らしていた元フォーク青年が当時の山ほどあったボツ曲を思い出してノート…

kakueki0612
4か月前
1

あの夏の花火

帰り道一人ばんやり眺めてたバスの窓
遠くに開く光の玉
忙しい日々に追われいつしか忘れてた
あの頃あれほど待ち焦がれたあの日
一つずつ花火が開くたびに
後から後から溢れ出す記憶
浴衣姿の君としっかり握った手を
どうして僕は離してしまったのか

次々と花火が映し出す
二人の夏のひとコマひとコマ
今頃きっと君もみているだろう
知らない誰かの腕の中で

甲子園が始まりました

今年も夏の甲子園全国大会が始まった。日本中猫も杓子もも高校野球マニアになって夢中になって応援している姿が思い浮かぶ、
そんな正当な高校野球ファンの方には恐縮だが私の勝手な意見を言わせていただきたい。まぁ実際に野球のやの字も知らない外野の勝手な意見、いや暴論といえよう。
まず球数制限と言うものだ。成長過程において連投によっての故障を避けると言うものらしいが私の暴論その①として7イニング制を採用しては

もっとみる

スポーツについて

最近暑いのとオリンピック中継を見なければいいのについ見てしまい満足に睡眠が取れてない。まぁ自業自得と言えば確かなんだけど。
オリンピックに参加している選手の競技に全力で向かう姿勢は確かに素晴らしいと思う。
ただ、どこか違和感を感じてしまう面もある。例えば審判の微妙な判定をどうなんだと感じることも多かったように思う。
あからさまに誤審とはいわなくとも例えばビデオ判定とか機械を取り入れた判定、また判定

もっとみる

怖い話

これは私がまだ中学生だっだもう半世紀近く昔の頃にあった話です。
当時陸上部に所属していた私は学校から帰っている途中でした。今はもう隣の市に吸収合併された農村の田んぼの中の小川の低い土手の道を疲れた身体でじてを走らせていた時のことです。
砂利道の向こうに小さな橋があるのが見えて「もう少しで家に着くな」と思ったその時でした。向こうの橋のたもとになにやら人影のようなものが見えました。「誰かいるのかな?」

もっとみる

弱肉強食

これは世にも恐ろしい自然界つまり弱肉強食の世界のお話です。 
皆さんは共食いというものをご存知でしょうか?
それでは歌います。

黒ヤギさんたら白ヤギ食べた

 一回死んでみた話

あんまりの苦しさで目を開けた俺の視界に飛び込んできたのは‥靴だった。いや正確には靴を履いた足だ。
事態が飲み込めない俺は一生懸命に思いだそうとした。相変わらず死にそうなほどの苦しさは続いている。
そうだ。俺はここで首を吊ったんだった。俺が死んだ訳はいじめだ。クラスの連中から毎日毎日いじめ続けられて俺は正常な判断も出来ないほど精神的にも追い詰められていたんだ。
夜も眠れなくなるほど追い詰められた俺の

もっとみる

WONDERER

今朝も街の放送が
行方不明の情報を撒いている

天気が良いから歩きたくなったのか
じっとしてる事に耐えられないのか

長年勤めた会社に行かねばならない
小さい自分の子供が迷子になって
泣いているから助けないと思うのか

自分が今どこにいるのかさえ
理解することに疲れてしまったのか

何も心配することはないさ
明日になればみんな上手く行くさ

みんな見ず知らずの人じゃないさ
知らない悩みを抱えている

もっとみる

不来方橋

また一つ上りの電車
南へ走り過ぎて行く
たった3時間
こんなに離れた心

さんさの夜に初めて二人
交わした小さな約束だけど

不来方橋の上から
落とした私の涙
流れよどうか伝えて
あなたの街へ

白い峰から下ろす
風はまだ冷たく
心を引き裂いて
柳を揺らし吹く

今度の休みには
必ず帰るからと
続きの便りを
いつまで待てはいいの

不来方橋のたもとで
震える私の叫び
北上よ運んで
あなたの元へ

もっとみる

六郷川

六郷川原の向こう側に
沈む夕日が
別れの涙を流してるような
そんな気がします

あなたと初めてこの橋を
渡った頃は
大きな胸と優しい腕があった

夕日に染まって肩寄せて歩いた土手を
見下ろして電車は走る
私は膝を抱えて

野球帰りの子供達とすれ違って歩いた
あの日のあなたは
もう遠く

別れはいつか来るものと
分かっていたけど
あなたの優しさにいつのまにか
忘れてしまった

六郷川を流れて行くのは

もっとみる

悲しみは私だけに

眩しい光に誘われて
窓をいっぱい開けると
庭に咲くアジサイは
淡い薄紫の顔で
私におはようとでも
言ってくれているのかしら
夕べの雨は埃だらけの街を
すっかり洗い流して行ってくれた
街の埃ならたった一晩で
流してしまうけど

どんな土砂降りの雨でも 私の悲しみまで 流して行ってはくれない
どんな土砂降りの雨でも 私の悲しみまで 流して行ってはくれない

あの人が架けた
パネル時計は今朝もいつもと

もっとみる

旅愁

朝日の登らない朝を抜けて
記者を降りた街
空は暗く鉛の色
風は激しく海を越え
閉ざした心を開きあい
温め合えるのはいつの日か
街はひっそり春を待つ
私に春はいつ訪れる

夕日の沈まない夕べを超えて
一人訪れた街
岬の道ははや雪混じり
雲は低く重く垂れこめて
凍えた身体を抱きしめて
温め合えるのはいつの日か
風は遥かな沖を渡る
私の旅はいつ終わる

時のはざまに残されたように
あてもなくさまよう街

もっとみる

淋しい季節にⅡ

なも知らぬ虫が騒いでる夜
なぜかなぜか眠れずに
一人聴き慣れたビートルズなんか
涙ぐみながら聴いている
 
コーヒーでも飲もうかと思い立ち
豆をカリカリ挽き出せば
君の好きだったブレンドの
香りがとっても懐かしい

あぁ こんな夜はこんな夜は
心ゆくまで泣いてしまおう

引き出しの一番奥に大切に
しまってあった君の微笑み
写真の中ならいつになっても
心もさめはしないものを

ポコリポコリとサイフォ

もっとみる

眩しすぎた季節

街はいつのまにか
色付きはじめ
振り向けばかけ足で
通り過ぎる季節

秋の空は澄んで
悲しいほど天気
気がつけば一人きり
取り残されたようで

忘れようにもあまりにも
眩しすぎた季節
一人一人いくら歩いても
無くしたものの大きさ知るばかり

ふと気がつきゃ風吹く街角
信号が変わってもただ立ち尽くす

舗道を肩寄せて歩く恋人達
街を往く赤や青の車たち

壊れた瞳に映る街はモノクローム
あんなに輝いて

もっとみる

お前の名を呼べば

星も見えない空にお前の名を呼べば
この胸に温かく甦る遠い日々
まるでままごとのように
ぶつけ合った思い
もう二度と帰らないあの頃を思えば
抱きしめたあの日の
温もりが甦る

傷つき傷つけて
流れたあの夏の日
若すぎたなんて今ならば
言えるのかもしれない
階段登る度にこの胸が震えた
小さな部屋でお前は
いつも待っていてくれた
夢を語り明かした
懐かしい思い出よ

エピローグ

窓のカーテンの向こうは
暗い闇が広がり
白い部屋の中には
重い時間が流れる

寝返りを打った
あなたのその背中が
何故だか今夜は
とても遠く見えるの

気づいていたの分かるわよ
私も女だもの
あなたの瞳が私の向こうの
誰かを見ていたくらい

何も何も言わないで
黙ってこのままいさせて
昔のようにあなたの
その胸で眠らせて 

部屋にはタバコの煙が
音も無く漂い
私の心の中に
今夜はとてもしみてくる

もっとみる

各駅急行のうた

昔モーリス使えばスーパースターも夢じゃないの謳い文句にコロッと騙されて髪を伸ばしてギターを鳴らしていた元フォーク青年が当時の山ほどあったボツ曲を思い出してノートに載せてみました。
作詞も作曲も全くの自己流で今見直して見れば全て訳のわからないモノばかりです。
一緒にバンドを組んでた相方も飛び入りで歌ってくれた後の妻もみんな空の上。私は重い病気で心臓も止まったのだけれど気づかずに生き残ってしまいました

もっとみる