あの夏の花火

帰り道一人ばんやり眺めてたバスの窓
遠くに開く光の玉
忙しい日々に追われいつしか忘れてた
あの頃あれほど待ち焦がれたあの日
一つずつ花火が開くたびに
後から後から溢れ出す記憶
浴衣姿の君としっかり握った手を
どうして僕は離してしまったのか

次々と花火が映し出す
二人の夏のひとコマひとコマ
今頃きっと君もみているだろう
知らない誰かの腕の中で

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?