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町山智浩氏は「偽リベラル」か

俳優の松崎悠季氏が、映画評論家の町山智浩氏をツイッターで執拗に攻撃している。

そしてようやく…町山氏の「本性」が明るみに出た。 この女性を「性の道具」としか思っていない「偽リベラル」こそが日本の業界の腐敗の根源。コイツが今まで業界を「間違った方向」へと押し進めた張本人。 もし本当に日本の業界を救いたければ、コイツの「本性」を広め、皆の「洗脳」を解いて欲しい

僕の目標は「町山智浩氏を業界から抹殺すること」ではなく「 #町山智浩は偽リベラル だと周知すること」です。彼が女性を「性の道具」だと考えている人だと分かった上で彼の批評を読むのは、それは100%皆さんの自由だと思います。ただその本性を隠蔽し「リベラルのフリ」をしている事が有害なのです。

俺がどうして、ずーーっと日本の「リベラル映画人」にめちゃくちゃブチ切れてたか、これで理解してもらえた??

こんなのが日本では「リベラル」名乗ってるのよ。何でこんな人に「モラル」を説かれなきゃいけないの?こいつが創刊した「映画秘宝」のサブカル信仰こそが日本の業界を腐らせた元凶だよ。


護憲派の町山氏が「偽リベラル」であることは私の中では自明で、それは同感なんだけど。

だけど、日本映画界のセクハラ・パワハラ体質を変えるために、なぜ松崎氏が町山氏を攻撃するのかが分からない。

だって、町山氏は別に日本映画界の指導者ではない。ただの評論家だからね。

それこそ監督協会理事長の崔洋一氏とかを攻撃する方がいいでしょう。


「「映画秘宝」のサブカル信仰こそが日本の業界を腐らせた元凶」

というのも、今はなき「映画秘宝」に対する過大評価だと思う。

というより、「映画秘宝」の趣味はロクでもない、というのは世間の共通理解だったから、なおさら「信仰」の対象に思うのはおかしい。


ーーと思うのは、私が町山氏と同世代で、町山氏をずっと見てきて、幻想がないからかもしれない。

下の世代から見れば、町山氏は主導的な評論家で、業界を指導するべき立場の人、に見えるのかもしれない。

しかし、町山氏はしょせん、ロクでもない90年代サブカルチャー出身の人だ。

そこで、小山田圭吾氏(最近、再始動したそうだが)が「障害者いじめ」で非難されたのと同じ問題が、ここにはありそうだ。

同世代では「サブカル内輪の悪事」で済んでいたことが、本人がビッグになるにつれて、「社会的悪事」と認知されるようになった、という問題が。

最初から、ポリコレ・リトマス試験紙に耐えられるような人ではない。

その世代の「鬼畜」性については、以前にも書いた。

小山田圭吾とウディ・アレン 「悪趣味」と「新保守」の90年代


いつまでも「子供」「若手」のつもりが、いつの間にか「大御所」のように見られる。それに適応できない、というのは、サブカル出身者に共通にありそうだ。

しかし世間的には、町山氏も還暦すぎたおじいちゃんだ。

本場アメリカの映画事情をいちばん知ってる、みたいなポジションだったのに、松崎氏のようにハリウッドで仕事をした若手俳優から「お前は偽者だ」と言われてタジタジとなる。

だから、60歳過ぎたら、人間、引退すべきなんだよ。

町山智浩氏とか、香山リカ氏とかに共通の問題は、サブカル出身のくせに、いつの間にか「戦後思想」の既得権益の上に乗っかって、権力を持っちゃったことですね。

護憲派だから朝日・毎日新聞系にも重用され、一方で、キャリアの長さ、「業界人」としての人脈や信用から、文春なんかの出版界主流でも可愛がられる。メディア的には無敵の地位にいるわけです。

要するに、(崔洋一氏に代表されるような)団塊サヨクに可愛がられ、団塊サヨクにぶら下がって大きくなった。そこが恥ずかしい。わが世代の恥だと思っています。

松崎氏の攻撃理由にはピンとこないけど、若い世代の攻撃目標としては間違っていないから、頑張ってほしい。



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