ウクライナ侵攻めぐる「世代間抗争」 大学の「長老」に「若手」が反乱

前に、ウクライナ情勢をめぐる「団塊サヨクVSそれ以外」の構図をブログで書いた。(5月13日)

浅田次郎、桐野夏生、伊勢崎賢治・・旧世代文化人に嘆息 「団塊サヨクVSそれ以外の国民」戦争勃発か


その後、毎日新聞が、論壇・アカデミズム内の対立にしぼって記事にした。(5月18日)

長老たち「ロシアの言い分聞くべき」 若手専門家が猛反発(毎日新聞)

「歴史的背景見るべきだ」「露にも言い分という考え方はあまりに鈍感」――ウクライナ侵攻の即時停戦を主張した名誉教授らに若手が猛反対。正義や人権を巡り、世代間の溝が浮き彫りになりました。


この記事についての反応を、ツイッターからまとめておこう。

「若手」側 福田充(日本大学)

今日5月18日(水)の毎日新聞デジタル記事「長老たち『ロシアの言い分聞くべき』若手専門家が猛反発」に日本大学危機管理学部・福田充研究室のインタビューコメントが掲載されています。ロシア軍のウクライナ侵攻。和田春樹氏らの声明に対する批判です。ご覧下さい。


「長老」側 伊勢崎賢治(東京外国語大学)

【若手vs長老】じゃなくて【従米vsそうでない】なだけ。ほんと大手新聞の見出しってイヤだな。


「若手」側 JSF

(伊勢崎ツイートに対し)こんな風にイデオロギー全開だから対立が深まるのでしょうね。実際には【ソ連を支持する冷戦時代からの古い長老VS冷戦終結後の国際秩序を前提とする若手の研究者】という構図なので、あと10年もすれば解消されるのでは。


「若手」側 池内恵(東京大学)

世代間対立ではない。毎日から取材来たが無視した。これもまた「どっちもどっち論」だよね。一方的に年齢地位でマウンティングしながら誤謬を大手メディアに載せ続ける年寄りを下の世代が批判すると「世代間対立どっちもどっち」にされてしまう。メディアが作り出した存在しない対立。


「若手」側 篠田英朗(東京外国語大学)

毎日新聞の記事に私のツィッターが引用されているんだけど、何が衝撃的かって、84歳の和田春樹氏「長老」に対して、53歳篠田が「若手研究者」。 あーあ。人生50年と謳った織田信長も遠くになりにけり。超高齢化社会日本の閉塞ここに極まれり、だな。


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