初めましてじゃないみたい【パレスチナ現地滞在記 #12】
中東パレスチナのフェアトレードブランド「架け箸」です。
コロナ禍で創業して初めて現地に行けることになり、
只今滞在記を毎日更新しています。
オリーブの木製品を作っている団体を訪れた様子がこちらです。
今はパレスチナ北部のナブルスという町に暮らすアイシャさんを訪ねています。
アイシャさんは個人でブランドをされていて、架け箸より6年も先輩にあたり、たまたまインスタで見かけて彼女のファンになり、声をかけたのがきっかけで2020年冬から協働が始まりました。
しかし当然彼女とも会ったことは無く、連絡はいつもメッセンジャー。
言語の壁もあって、たまに翻訳アプリが奇怪な解釈をするとたちまち分からなくなり、通訳の方に入ってもらうような状況でした。
先日無事に彼女の町に辿り着き(情勢が悪いので日々行けるかどうか判断するように現地人からも言われていました)、英語を話せる人の都合が付かずいきなり対面。
共通言語が無いので道中は少し静かながらも、ほどなくして仕事場兼ご自宅(なのであまり写真は撮っていません)に到着。
早速普段の作業の様子や、オンラインでしか見たことのない製品のサンプル、刺繍の本等を見せてもらいました。
Google 翻訳を駆使すると、たまにGoogle氏と解釈がずれるものの意外と会話が成立します。
アイシャさんの仕事スペースは2畳くらいしかないので、庭先にテーブルを出して一緒に作業しました。
作業中もご家族ご親戚が行ったり来たり、お母さんがお孫さん(アイシャさんの甥にあたる)を抱いて挨拶させにきたり、別の甥っ子さんが異界の日本人に大興奮したり、訪ねているだけのこちらは気楽なものですが日々仕事する彼女は気苦労も多いだろうなと推察します。
会ったことが無いはずなのに、一緒に作業するのがとても心地よく、ナブルス滞在の良いスタートになりました。
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