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BULGARI HOTEL MILANO/ミラノ

ミラノで、いや各国でも人気のブルガリホテル。中でもブルガリが初めてホテルを開業した場所がミラノでした。モンテナポレオーネ通り、スピーガ通り、スカラ座とブレラ美術館に挟まれた私道の一角なのですが、大通りに面して堂々たる風格というよりも、豊かな庭園に共存するイメージが、ブルガリホテルミラノの大きな特徴でもあります。

上質なインテリアでしっとりとしたダイニングは室内でも高い天井で採光もたっぷりに外気を感じさせてくれます。それでも、人気はやはりパークサイドのアウトドアスペース。大きく育った木々やパラソルがつくる木陰が涼やかで公園にいるような気分でお食事を楽しめます。春はミラノも桜がきれいです。(これは桜じゃないけれど、桜のように緑の中で美しかったの)

さて、ホテルについて。建物は18世紀を改装したと感じさせないモダンさと上品でまとめられています。ここからはお部屋の紹介です。第一印象は、ホテルだけれど、「家のようなくつろぎ感」があります。私の住宅のデザインでは「ホテルライクにしたい!」等のご要望も多く、「住宅だけれどホテルにいるような」空間にしていくのですが、ここはその逆というか…「ホテルだけれど住宅にいるような」に仕上がっていると感じました。つまりは、ホテルライクな住宅≒住宅ライクなホテル。似ているようでいて、結論的には私は異なるとは考えているのですが、どちらも目指すは心地よい空間であることには、かわりはありません。

では、どこが違うのか?と考えてみると

◾️ホテルライクな住宅:非日常さをプラスし、日常感をマイナス

住宅という日常の中に、ホテルのような必要最小限の生活感(できる限り生活感を排除)やラグジュアリーさから非日常なイメージに。日常的なものはなるべく目にふれないようにし、ゆったりめに余白を感じさせる空間感も大切にする。

◾️住宅ライクなホテル:日常さをプラスし、非日常さをマイナス

ホテルという非日常の中に、家にいるような「その人らしい日常を」むしろクローズアップし、リラックス感を高める。日常的なものを、できるだけ目にふれるようにしたり、程よいスケール感で動線も短めにし、快適な日常性に仕立てる。

まとめ

ということで、こちらのBULGARI HOTEL MILANOでは、住宅ライクなホテル。ミラノとう都会的な街で、過ごす「ミラノで上質な別宅」。ミラノの街を楽しんでお買い物して、緑に囲まれた家に帰ってほっとするような…ミラノで暮らしているように過ごせるホテルというイメージです。

広いバルコニーからエントランスを眺めると、国内外からのビジターで賑わっていますが、豊かなグリーンがざわめきも和らげます。ミラノのオアシス。

■Essence in life~暮らしの中へのエッセンス

ホテルライクな住宅。住宅ライクなホテル。どちらにいても、「あなたらしさ」の心地よさの軸は同じです。「自分にとっての心地よさ」とは?空間的なイメージ、色合い、素材感などなど多角的な要素の中で、「自分らしさ」と「自分にとって」を、少しわがままでも追及していて、いいと思う。そのポイントが自分を心地よくしてくれるなら、いつもそばにあっていい。

所在地: Via Privata Fratelli Gabba, 7b, 20121 Milano MI, イタリア

ーーーミラノのホテル/ご参考ーーー

ARMANI Hotel Milano

Room Mate Giulia

Hotel nhow   Milano


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