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うつ対策に人と付き合ってみたら

うつ病患者にとって一般的に怖いのは日照時間が短くなる冬ではないでしょうか。
私も一昨年に酷い冬季うつになり、かなりの痛手を負いました。

その対策に奇抜ではありますが、昨冬は人と付き合ってみました。


動機

私の場合は冬季うつになると、特に孤独感と自分の無価値感が酷くなります。
私は原家庭から愛されなかったという事実があり、更にそこを起点に対人関係も誤った人とばかり付き合ってしまい、またそれらの後遺症から恋愛関係を築けません。
経緯としては妥当ですが、一般的には恋愛関係は私位の歳ならそれなりに、何なら結婚すらしているものです。
田舎住まいだと特にそうです。

私は、私の特異性の自覚の反動で”普通”を求めやすいのですが、冬季うつになるとその普通を満たせない自身への落ち込みが激しくなります。
また一人暮らしをしているため、どんどん人から遠ざかる、けれどこちらから動く気力はなく真っ逆さまに希死念慮の沼へと落ちてしまいます。

それらを防止する手段として、自分のこれまでの後遺症故の恋人間の接触への抵抗は自覚の上、本格的な冬季うつが来る前に、「付き合って」と言ったらOKをしそうな人に言い出してみました。

効能

結果、相手は幸いOKをくれ、暫くは「これで私も真人間の片隅にはいられるようになったか」という安心感、彼との付き合いによる孤独感の回避ができました。この点は今でも本当に感謝をしています。
ただ、それも付き合いたて特有の雰囲気高揚感のある時期を過ぎると、再び動けなくなりました。また彼自身も障害があった事があり、そのお世話に私自身疲れてしまいました。

その後

先日、振られました。
理由は彼は子どもが欲しいけれど、私は子を持つのは怖い。
そもそも先天的な障害持ちで愛着の問題やら何やらが山積みの私の様な人間が子を作るなんてリスキー過ぎるし、私なりに子を幸せにするとなると”産まない”と言う事が、現時点でまだ見ぬ子を最も幸せにできる方法だったのです。
ただそこまでディープな問題を打ち明ける訳にも行かず、さらっと「子どもを持つ気はない」と答えたら、彼は本気で別れを考えたそうです。
またその会話以降マッチング・アプリに登録したら、マッチングしたからと言う事でした。
そもそも仮にも付き合っている最中にアプリ登録するのかと言うのも疑問ですが、何にせよ何ともお粗末な最後でした。
やはり私の動機がお粗末なら、相手もそれなりにお粗末な人としかカップリングしないものなのでしょうか。

結論

恋人を作ることはうつの人間にとって、一時的な対症療法にはなりましたが、あくまでも一時的なもの。
かつ振られてしまえば、好きでもなかったのに(お付き合いしている以上、礼節は欠かさず大切にしていました)うつの症状で自責の念だけは亡霊の様について回り、思考をかき乱し心身を重くさせる。

要はハイリスクでした。

個人的には、この様な悪手はもう取らずにおこうかなと思います。

最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
同じ様な境遇の方がいれば、あなたも私もより良い方向へ誰か隣にいてもいなくても進めればと思います。
そうではない方には、そういう事もあるのかとご参考になれば幸いです。

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