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時事雑談

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記事一覧

私には何も変えられない/池江璃花子の呟きと、現代日本のニヒリズム(+付記)

上に引用した池江璃花子選手の発言で、ぼくがもっとも引っかかったのは、次の一節だ。

私に反対の声を求めても、私はなにも変えることができません。

競泳の池江璃花子さんについては、ぼくはその活動をまったくフォローしていなかった。どんな競技者なのか、どんな女性なのかも、まったく知らない。

そもそも、競泳という競技じたいに興味がない。競泳の特殊性は、競技の大部分、アスリートの身体は水面下に隠れており、

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映画「ミナリ」とブレイブガールズの逆走

もう旧聞に近いけれど、2021年のアメリカ・アカデミー賞で、ユン・ヨジョンが助演女優賞を受賞した。

昨年のアカデミー賞では、ポン・ジュノ監督の「パラサイト」が、作品賞、監督賞、外国映画賞、脚本賞と四冠に輝き、韓国映画の勢いがついに映画の本場でも認められた印象があった。

今年の、ユン・ヨジョンの受賞は、本来、「パラサイト」とは違う文脈で語られるべきだと思う。何より、彼女が出演した映画「ミナリ」は

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出川哲朗氏と、アイヒマン裁判における「悪の凡庸」問題(4/15追記)

元モデルのマリエさんが、SNS上に過去に強要された性接待について告白し、話題になっている。

twitterでは、「#マリエさんに連帯します」とハッシュタグつきで、彼女の勇気ある「告白」を支持する声がある一方、テレビでは、一週間がすぎた現在でも(4月10日)、ほとんど取り上げられてないらしい。今日のお昼、偶然テレビをつけたら、旅番組でダチョウ倶楽部の面々とともに、笑顔で港町の皆さんと接する出川哲朗

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レニ・リーフェンシュタールのこと

最近、松任谷由実がラジオで、尊敬する女性としてレニ・リーフェンシュタールを挙げたことが、SNSでプチ炎上している。以前、リーフェンシュタールと市川崑との対談についての思い出を書いた事があるが、どちらかというと、市川監督がメインだった。今回は、自分なりのレニ・リーフェンシュタールという、歴史に残る女傑について、10年以上前にブログで書いた記事を再掲したい。

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最近、

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キム・ギドクの死/映画『サマリア』

母国では長らくマイナー扱いで、国際的には高く評価され、2012年に「嘆きのピエタ」がベネチア国際映画祭でグランプリを受賞し、母国でもやっと巨匠扱いされたものの、女優やスタッフに対する性犯罪が発覚して失墜したキム・ギドク監督が、コロナで亡くなった。

独学で映画を学び、後ろ盾もないまま、独立独歩で映画を作り続けてきた人だった。演出に、特に、美少女を美しく描くことにかけては独特のセンスがあり、個人的に

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大坂なおみ選手は、ナニジンか?

ぼくは、大坂なおみ選手のファンではない。

テニスそのものにたいして興味がないぼくだけれど、大坂なおみ選手が2018年の全仏オープン、2019年の全豪オープンを制した際のフィーバーに、ある種の違和感を覚えずにはいられなかった。その違和感とはむろん、大坂なおみ選手についてではなく、大坂なおみ選手をめぐるぼくたち日本人についての違和感である。

大坂なおみ選手の快挙は「日本人初のグランドスラム制覇」と

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経済か安全か神話

今朝のワイドショーで、新型コロナ禍の、いわゆる文科会に経済学者等が加入した事について、感染症専門家だけの独立性の強い組織にしないと、「経済か安全か」の選択肢において、どうしても「経済」が優先される、という議論を展開していた。いつものように潔癖症の玉川徹が、接触を8割減らせのロックダウンしろの長広舌を振るっていて、頭が痛くなった。

なんで、そういう2分法になるのだろう?

ぼくは原則、PCR検査の

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幼児性愛者を教職につけてはいけない/当たり前すぎるでしょ。

率直に言えば、幼児性愛者に教職員免許を与えてはダメだと思う。

ぼくは、小学生バスケットボールの運営に携わった事がある。その経験からいっても、まだ幼い異性に、性欲を覚えるのは、病気だと思う。
小学生の女の子のなかには、ビジュアルの素敵な子もいれば、わざと大人にエロい話をぶつけるおませさんもいる。
坂口安吾が『風と光と二十の私と』で書いたように、すでに「女らしさ」を発揮する子もいた。

でも、やはり

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だからJpopはダメになる/野田洋次郎炎上について

これだから、Jpopは衰退するのだなあ、と感じさせられたツイートだった。

虹プロジェクトが話題だ。韓国人と日本人と台湾人の混成グループTWICEを成功させたパク・ジニャン(JYP)が、日本のテレビ局とジョイントし、オーディション番組を経て、日本人だけのKpopグループNiziUをデビューさせた。オリコンや、様々なストリーミングサイトで初登場1位をなしとげるなど、今、日本でいちばん勢いのあるガール

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ある歌舞伎役者の怒りに覚えた、違和感について

僕も、息子の劇団の旗挙げ公演がコロナ禍で延期になったので、この歌舞伎役者の怒りも分からなくはない。
だが同時に、読んでいて違和感を覚えたのも事実だ。

この歌舞伎役者は、コロナ感染者を出した公演関係者を「素人共」「餓鬼」と罵っている。確かに、あの公演は純粋な演劇というより、アイドルのファン感謝イベント的性格が強く、運営に問題があった事も知っている。劇場の8畳くらいしかない楽屋で三密状態だった事が指

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GoToキャンペーン、大賛成(ただし東京都と大阪府と北海道は除外)

実を言うと、ぼくはGoToキャンペーンに反対ではない。

メディアの一部では、これだけ東京で新規感染者(正確には、新たに感染してることが判明した人/ただし検査数が信じられないほど少ないので実数にはほど遠い)が増えているなか、旅行を勧めるなど何事か、という論調が強い。

だが、ここ20日以上感染者が見付かっていない長野県に住んでいると(先日、久しぶりに見付かったが、東京と軽井沢を往復している東京人が

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GoToキャンペーン、大賛成(ただし東京都と大阪府と北海道は除外)その2

今日、用事があって、松本市から長野市までドライブした。行きは高速道路を利用したが、思ったより早く予定を消化したので、帰りは一般道を通った。

道筋には、川中島古戦場、真田幸村一族ゆかりの上田、千曲川のほとりの千曲市、冬はスキーでにぎわう聖高原、安曇野市など、観光名所が多い。だが、地元で設置した観光施設や付随するレストランなどはほとんど休業中だった。開いているのは、ファミレスなどいわゆるフランチャイ

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病が「差別」を生む時

今年の2月頃だ。コロナ禍が始まったばかりの頃、当時つとめていた仕事場で、隣の部署でパソコンをチェックしていた社員が急に笑い出した。

「トランプ大統領が、コロナウィルスの事を、チャイナ・ウィルスだってさ!」「ひょっとして、トランプ大統領って、歴史に名前を残すんじゃないですかねえ」

彼はつねづね、コロナ禍で仕事に差しさわりが出る度に、中国の野郎、自分たちが悪いって反省してんのか、とんでもねえ国だ、

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