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映画『マーメイド・イン・パリ』レビュー 美しい大人のファンタジー作品

こんばんは、かえとまです。


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今回はフランス映画『マーメイド・イン・パリ』のレビューです!ずっと観に行きたいと思っていてやっとこさ観ることができました。

タイトルの通りマーメイドつまりは人魚を題材とした作品・・・だと思っていたのですが、マーメイドのルラは美しい歌声で男性たちを魅了し、恋に落ちた男性たちの心臓を破裂させて殺していました。鑑賞後、マーメイドってそんな凶暴じゃないはずと思った私は詳しく調べてみました。(自分で言っちゃうけど多分優秀!)

どうやらルラはマーメイドではなく、セイレーンのようです。原題の『sirene』も人魚そして読み通りセイレーンを意味します。ここで少しセイレーンについて分かりやすく説明しますネ!


【セイレーンとは】

セイレーンとはギリシャ神話の海の魔物の名です。甘く美しい歌声で人(男)を惑わし、海に引きずりこんだり、船を難破させて犠牲者の肉を食べたりしたことから魔物と呼ばれています。

セイレーンは、女性の上半身に鳥の下半身を持つ魔物です。背中には大きな翼が生えていますが、翼を失った姿で描かれている物語もあります。また大航海時代からは魚の下半身をもつ姿で描かれるようになりました。

鳥と魚の二種類がある理由としては、ギリシャ語の「羽根」「鱗」が同じ表記であるため混同されたという説があります。

セイレーンとマーメイド(人魚)の違いは、セイレーンは女性の上半身+魚の下半身または鳥の下半身(羽がある姿も描かれる)で甘美な歌声で人を惑わして殺す、それに対しマーメイドは女性の下半身+魚の下半身で人を襲わないが不吉な象徴とされることが多いです。


以上を踏まえて、本題である『マーメイド・イン・パリ』のレビューいきましょう!



『マーメイド・イン・パリ』(2020)


【原題】

『Une Sirene A Paris』

【制作国】

フランス

【キャスト】

物語を彩るのは、フランスで活躍する豪華キャストたち。

繊細で優しくも恋心を失ったガスパール役には、リーバイスやヒューゴ・ボスのモデルとしても活躍していて、フランスを代表する俳優の二コラ・デュヴォシェル。美声で男性を翻弄するセイレーンのルラを演じるのは新進女優マリリン・リマ。そして、ふたりの恋を見守る隣人ロッシをペドロ・アルモドバル監督作品の常連でもあるロッシ・デ・パルマがチャーミングに演じます。

監督は、音楽・小説・映像とマルチな才能を持つ鬼才、マチアス・マルジウ。独創的な世界観を持ちフランスのティム・バートンといわれる鬼才です。アニメーションの初監督作品を発表後、渾身の最新作として本作で初めて長編実写映画作品に取り組みました。カリスマアーティストであるマチアス監督の独創性が発揮され、細部まで工夫を凝らしたセットで撮影が行われたようです。ちなみに本作の音楽も、監督が率いるバンド「ディオニソス」が手掛けています。

小説家として書いた小説をアニメーション映画化して、そこで声優に挑戦、さらにバンドも率いて劇中歌を手掛け、監督業もこなすなんてどんだけ多才なんですか?!ていうか忙しすぎない?!寝れてんのかな。(心配するとことそこなんや)


【あらすじ】


記録的な雨による大増水で、浸水してしまったパリ。セーヌ川に浮かぶ老舗のバー"フラワーバーガー"のオーナーの息子で、ウクレレを持って歌うパフォーマー"サプライザー"として働くガスパールは、ある夜、傷を負い倒れていた人魚を見つける。彼女の名前はルラ。ルラは、美しい歌声で出会う男性を例外なく虜にし、恋に落ちた男性の心臓を破裂させ命を奪っていた。歌によって人間から身を守ってきたルラは、ガスパールの命も奪おうと歌をうたうが、過去の失恋の経験から、恋する感情を一切捨て去ってしまったガスパールには、その歌声が全く効かなかった。ルラを懸命に看病するガスパール。その彼の献身的な優しさに、ルラは次第に心惹かれていくが、人魚であるルラは2日目の朝日が昇る前に海に帰らねば、命を落としてしまうという。と同時に、ガスパールの体に異変が起こる。胸がギュッと締め付けられるように苦しいのだ。そんな中、ルラに夫を殺された女医のミレナがルラを探しあて・・・。パリで出会ったふたりは、無事に恋を成就させることができるのか-?


【感想】

結論から言うと、『ザ・大人のためのファンタジー映画』でした。ただストーリー性は薄めだったなあ。ガスパールの失恋についてだったりもっと深堀りしてほしい点は幾つかあったけど、映像の美しさ・劇中歌の素晴らしさ・登場人物の愛らしさでチャラです。監督のマルチな才能がここぞとばかりに生かされている作品でした。

映像のどこを切り取ってもカラフルで可愛いのは流石フランス映画といったところ!!!鮮やかな色使いなのにごちゃごちゃせず、むしろしっくりくるんですよね。観ているだけで胸がときめきました。ここでも監督のセンスが滲み出ていますね。

冒頭のアニメーションから何の違和感もなく実写へと切り替わるスムーズさ、見惚れました。お見事です。雨上がりのパリをスーツ✖️ローラスケートで颯爽と滑っていく姿、素敵すぎます。

ガスパールは40歳の設定ですが、お風呂場にアヒルがたくさん置いてあったり、ローラースケートで移動したり、とにかく可愛すぎるんです(笑)おじさん大好きな私からしたらニヤニヤが止まりませんでした(笑)あんなかわいい40歳いる?!?! しかもガスパールはとにかく紳士なんです。ルラを助けたとき胸が見えないようにジャケットを着せてあげたり、Tシャツに着替えさせる時もそっぽを向いたり、溢れ出る根っからの良い人感にキュン!

そしてルラ役のマリリンの美しさといったらもう。初めガスパールを警戒しているときの顔から、慣れてきて笑顔を見せるようにになったときのギャップに私はときめいてしまいました。そりゃ失恋して恋心閉ざしたガスパールも恋に落ちてまうわ・・・わかるで、ガスパール。あれはしゃーない。だって破壊的な可愛さなんだもん。



今作は映像美を楽しみたい方にはもってこいの作品だと思います。美しい映像と音楽に癒されたい時に観てはいかがでしょうか。

それでは今回はこの辺で!


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