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【ブランディング】分かりやすさを大優先に考える

みなさん、こんにちは。
ベンチャー企業でプロジェクトの広報リーダーをしています、
なかやま かえでです。

年末からありがたいことにリーダーを持たせていただいてから、「考える」仕事が増えてきました。その中で最近よく考えるのが【分かりやすいかどうか】です。

ブランディングを考えていくとき、ついつい「あれも伝えたい」「これも伝えたい」と内容を盛り込みたくなりますが、一度冷静になって客観的に見てみると「何が言いたいのかが分からない」ということがよく起こります。

今回はその「分かりやすさ」について、私自身の経験を例に書いていきたいと思います。
セルフブランディングやご自身のお仕事を伝える際に参考にしていただけたら嬉しいです。



たくさん言われてきた「よく分からない」

広報の仕事に転職したばかりのころ、友人から仕事の説明が「よく分からない」と言われてきました。

当時は「友人と業界が違うからかな」とか「友人が馴染みがないからかな」などとベクトルを外に向けていましたが、ふと「なぜこんなにも伝わらないのか?」と自分にベクトルを向けてみると、自分が伝えたいように言葉選びをしていたのだなと気付きました。


誰にでもイメージしやすい言葉を選択する

「今何の仕事をしているの?」と友人から聞かれたときに、以前の私はこのように伝えていました。

広報の仕事をしているよ。
ブランディングの営業みたいな感じ。

当時はブランディングという言葉がかっこいいと思っていたのと、マスコミや報道機関へと繋がりに行くことが営業のようだと私自身が感じていたため、そう伝えていました。

ですが、この伝え方だと決まって返ってくる友人の反応が「よく分からない」でした。友人の頭の上に「?」マークがいつも浮かんでいるのが見えるのです。

そこで伝え方を以下のように変えてみました。

広報の仕事をしているよ。
会社のPRとかプレスリリース書いたりしている。

すると、友人から「あ~、うちの会社でもプレスリリース出してるよー!」などと反応が変わってきたのです。

このように自分が使いたい言葉を使うのでなく、相手がイメージしやすい言葉を使うのがとても大事です。


理由も一言で伝えられると良い

この相手がイメージしやすいかどうかは、理由についても同じように言えると思っています。

例えば、私がよく聞かれる「広報の仕事を選んだ理由について」。
以前は下記のように伝えていました。

元々は先生をしていたんだけど、正直ネガティブな理由はなくってさ。
将来のことを考えてもっと自分に力を付けようと思って、そこからまずは人材の営業に行って、そのときのご縁で広報の仕事になったんだよね。
先生も人が好きでなって、転職したときはまず営業の仕事は経験しておいた方がいいよなと思って選んで、そこから広報の仕事になったんだよね。
(おそらくもっと話していたと思います。笑)

これを今はこのように伝えています。

人と繋がれる仕事だから
それがいいなと思って広報を選んだんだよね。

文章に起こしてみると差が歴然ですよね。


会話はキャッチボール、ボリューム感も

お世話になっている先輩に以前こう言われたことがあります。

「会話はキャッチボールだよ。
よく聞いたことあるフレーズだと思うけど、それはボリューム感も同じ。相手の話のボリュームと同じくらいのボリュームで返す。一言の質問で聞かれたら、一言の答えで返す。もし相手がそれ以上聞きたいと思っていたら、きっともっと踏み込んだ質問がどんどん来るからね。逆に質問がそれ以上来なかったら、相手にとっては興味がないということだから、それ以上話そうとすると相手が飽きてしまうよ。」

納得しかないお言葉です。


まとめ

いかがだったでしょうか。
自分が伝えたい情熱や誇り、プライドがあればあるほど、ついついたくさんのことを話したくなってしまいますが、相手にとっての「分かりやすさを」考えて、シンプルにする努力を一緒にしていけたらと思います。

せっかくの想いが相手に伝わらないというのが1番もったいないと思いますので…!

最後までお読みいただきありがとうございました。



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