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#雑記
『翻訳できない世界のことば』を翻訳するゲーム【雑記】
「翻訳できない」と言われたら翻訳したくなってしまう。人間だもの。
ということで、この本にでてくる単語を翻訳してみるゲームを1人でやってみた。1人でやってみたが、楽しい。たぶん誰かとやった方がもっと楽しいと思う。
というわけでここにその足跡を残してみよう。ぜひほかにアイデアがある人はこのゲームに参加して欲しいものである。
【翻訳できそうな言葉】まずは僕が翻訳できた(と感じた)言葉をみていこう。
結論のない文章【雑記集】
■労働
労働者とはパートタイムの奴隷であると、ボブ・ブラックは言った。そして、奴隷とは社会的な死を意味する。ゆえに、労働とは1日のうちの半分かそこらの時間、自分の命を捧げる行為にほかならない。
僕たちは生きるために労働しているのだと自分に言い聞かせる。しかし、そのあいだ僕たちは死んでいるのだから皮肉なものである。
人間が生きるために死ぬ必要はない。このことを認める強さを持つ人は多くはない。死
デジタル化という手段を装った目的【雑記】
ライターとして働いていたとき、手書きのノートにメモを取ると後から検索することもできず読み返すこともできないという悩みを抱え、なんらかの方法で取材データをデジタル化する必要を感じていた。とはいえ、インタビューしながらパソコンをカタカタするのも気が引ける。音声データは重いし聞き返すのが大変だ。
というわけでiPadとアップルペンシルを買った。
メモアプリをインストールし、アップルペンシルでメモを取
なぜ意識高い系はビッグイシューを買わなくなったのか?【雑記】
思うところがあり淀屋橋の駅前で、ホームレスのおっちゃんからビッグイシューを買った。生まれて初めての経験である。
せっかくの生れてはじめての経験なのだ。いい機会だと思って、気になっていたことをおっちゃんに聞いてみた。「儲かってまっか?」と。
まぁボチボチらしい。とくに最近はビッグイシューが売れないとのことだ。ビッグイシューが日本にやってきた当初は、意識の高いキャリアウーマンみたいな人が買っていた
弱者男性ゴールデンコースを逆走する【雑記】
持たざる者が「持たなさ」を武器に一発逆転し、弱者男性の星へと進化したケースは枚挙に暇がない。たとえばプロ奢であり、えらてんである。
彼らは、ゆるふわ無職の言うニートねずみ構的なビジネスモデルで成功した。要するに、資本主義や競争から降りた面白おかしいライフスタイルを体現しつつ「お前たちもこんな風にやれば成功できるよ? 競争から降りて生きていけるよ?」と弱者男性を唆すことで金を稼いでいるのだ。結果、
正座はブルシット・ジョブか?【雑記】
祖父の百箇日に参列した。が、お経が長い。なんだか、四十九日よりお経が長い気がしていた。僕の足は正座に耐えかねてプルプル震え始める。
やばい。耐えられないかもしれない。
咄嗟に僕は足から意識を逸らすために、なんでもいいから思考を遠くに飛ばそうとした。
思考を飛ばすには、なにかしらの問いを立てて、それに答えていくのがいい。問いがなければ思考はない。すべての思考は問いから始まる。
そこで思いつい
歩くことしか許されない街【雑記】
大阪のサクラダファミリアことウメキタエリアから、ようやくショベルカーが撤収したらしい。あんな一等地になにを作るのかを僕はずっと知らなかったのだけれど、どうやらでっかい芝生の広場ができたとのこと。
さて、これについて人々はどう感じただろうか?
金を払わなければ座ることすら許されなかった資本主義の街 梅田において、私的所有されないコモンズの領域が広がることにより、脱資本主義に向けた偉大なる一歩とな
なんとなく鼻につく言葉集【雑記】
好きなことを発信するために出版社を立ち上げたわけだが、気づけばいろんなところへの忖度が生まれてきて、なんだか自分らしく文章が書けていないような気分にさいなまれている。
というわけで、無意味に毒を吐きたいしたいという欲求を満たすために、なんとなく鼻につく言葉を羅列する。
ここから先の僕の執筆動機は悪意である。ゆえにクレーム大歓迎である。無職詩人も良く言っているが、インターネットをやるなら炎上する
デスゲーム化する社会【雑記】
僕たちは人生の選択を一歩間違えれば死ぬ時代に生きている。そんな感覚は世の中に蔓延している。こんな本が出るくらいである。
※個人的に「生きのびるための事務」ってタイトルがなんかツボ。
「生きのびるために」「生き残るために」「生存戦略」うんぬん、こうした言葉は人気だ。なんといってもいまはVUCAの時代なのである。数年前の常識が常識ではなくなるのである。潮流を読み間違え、身に付けるべきスキルを身に付
「タイでベーシックインカム」というフェイクニュース【雑記】
ベーシックインカムという言葉には注意が必要である。所得制限を設けた生活保護の延長をBIという言葉で表現する人もいるし、期間が限られているものをBIと呼ぶ人もいる。だからBI信者は「BI実現!」というニュースをみかけるたびに「これは本当にBIなのか?」という疑いの目を向けなければならず、そのことにうんざりしているのだ。そしてたいてい、疑いの目を向けてみれば、それはBIではないという結論が得られる。
説教はなぜ楽しいのか?【雑記】
説教は楽しい。だが、なぜ楽しいのかを説明するのはむずかしい。順当に考えれば説教が楽しいはずがないからである。
たとえばイライラしたおっさんがコンビニの店員を説教している場面を思い浮かべてみよう。おっさんにとって店員を教育したところでなんのメリットもないように思える。それなのに、わざわざ時間を割いて相手の不手際や不道徳さを指摘し、改善策を伝えているのだ。一見すると、デメリットしかない、たんなる自己
人間とは服従する生き物【雑記】
働きアリはなにを考えながら生きているのだろうか? 「クソッ、なんで女王アリなんかのために労働きなきゃならないんだ? はやくFIREして悠々自適に暮らしてぇよ」と思っているのだろうか。あるいは常に2割存在すると言われる怠け者たちのことはどう思っているだろうか? 「俺たちの労働でタダ飯を食いやがって‥。はっきり言って怠け者はアリを養う余裕はこの社会にはないんだよ」とXで愚痴を書き、レスバトルを繰り広げ
もっとみる飼い殺しにされた、遊びの天才たち【雑記】
4歳の息子が長い長い夏休みに入りはや幾星霜。暇を持て余した息子が暴れ回る家の中で出版の仕事をやることを半ば諦めた僕は、結局のところ息子と遊んでたりする。とはいえ、家の中で遊ぶにも限界がある。ゲームをやる。プラレールをやる。YouTubeを観る。絵本を読む。楽器をやる。絵を描く。料理をやる。色々とやることはあるのだけれど、子どもというのは往往にして飽き性なので、家の中では満足いく没頭にはなかなか至ら
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