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外国人採用〜非言語的コミュニケーション❶

 今日は、外国人相談支援活動の中で最も重要な壁となる『日本人特有の特徴』非言語的コミュニケーションを再度、クローズアップして火曜日に連載出来たなら書きたいと思います。

 日本人特有の特徴は、長い歴史と伝統、そして独自の価値観や慣習を持っています。

 私たちの文化や慣習は、アジア諸国からの外国人就労者にとっては新しく、時には理解しにくいものとなることがあります。

 その理解しにくいのが何故なのか?

日本人である私たちが見つめて考えることが大切な一歩となります。

 日本人の「寛容さ」は、これらの文化的な障壁を乗り越え、多文化的な職場環境での円滑なコミュニケーションを実現するための鍵となります。

 外国人採用の現場で、日本人特有の特徴に対してアジア諸国からの外国人就労者が適合できない場合に、日本人がどのように寛容に受け止め、働きかけるべきかについて書いていきたいと思います。

非言語的コミュニケーション


 日本人は、言葉で直接的に意見や感情を表現するよりも、非言語的な方法でコミュニケーションを取ることが多いです。

 どんな内容か?

見つめていきたいと思います。

 これは日本文化の深層に根ざした特性であり、日常生活からビジネスの場まで幅広く多くの場面で見られます。

 この特性は、日本人同士では高度な理解があるものの、外国人にとっては非常に理解しづらい側面があります。

非言語的コミュニケーションの具体的な側面

 日本人が、非言語的コミュニケーションを用いる場面は多岐にわたります。

 これには、目の動き、顔の表情、体の姿勢、声のトーン、間(ま)と呼ばれる沈黙や一定の時間を置くこと、さらには文脈や状況に応じた行動などが含まれます。

 これは良い悪いではなくて、日本人の特徴として、どんな状況でどんな様子かを書き出していきます。

 私はこういう内容のことも外国人就労者たちが彼ら彼女らの職場で溶け込めるように教えていきたいと願っています。

①目の動きと顔の表情


 日本人はしばしば目で合意を示します。例えば、目で「はい」という意味を伝えることがあります。

 また、微笑は同意、または、理解を示す場合があります。

 それから、肯定的な意思表示、同意、深い理解を伝える場合に、大きくゆっくり、うなずきを何度も繰り返している顔と頭の動作も「はい」「そうだ、まさにそうだ」という意味を伝えることがあります。

②体の姿勢


 敬意を示すために、相手よりも低い位置に身体を置くことがあります。

 これは、特に、私より貴方は上位だと示すために、また、上司や年長者に対してよく見られます。

 私も、立って直立しているときに、身体、背中と丸めて、相手より顔を低くして接していることをやっています。

③声のトーンと間(ま)

 日本人は、声のトーンを変えることで、同意や不同意、疑問などを表現します。

 また、沈黙も重要なコミュニケーション手段であり、その沈黙には「考えている」「同意している」「不同意であるが言い出せない」など、多くの意味が込められています。

 「それは違う」「いいえ」「納得出来ない」と言い出せない場合、また、言い出さない方が良いと感じている場合にも黙って、意識して沈黙することが多くあります。

 また、意識的に回答を意見を求められたり、回答をしなければならない場面で、意識的に沈黙、数秒、間(ま)をとって、それから話し出すことも多いのです。

④文脈や状況に応じた行動


 日本人は、言葉ではなく状況や文脈から相手の意図を読み取ることが多いです。

 例えば、上司がコーヒーのカップを持ち上げた瞬間に、部下が、気遣いで、すぐに新しいコーヒーを入れるなど、言葉を交わさずとも、意の通った行動が取られることがあります。

 また、上司や同僚が何かを探しているときに声をかけて、一緒に探そうとすることが多いのも日本人特徴の例のひとつになると思います。

【次回に続きます】

日本は、将来の日本の社会のために
より良いしくみを構築できるはずです。



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