＼相手に暗示をかける方法／#111

昨日の放送で「話すは、相手を動かすリモコンである」とお伝えしました。この話に沢山の反響をいただき、特に講座生さんから「すごく面白かったです」という感想が寄せられました。

少し難しい話だったかもしれませんが、みなさんの反応が思った以上に良くて、すごく嬉しいです。
講座生さんもフォロワーさんも理解力が高い方が多いですね。

今日はその続きとして、暗示をかける方法についてお話をします。

①催眠言語で暗示をかける

かなり詳しく言うと、NLP心理学で「催眠言語」という言葉があります。
これは、相手に暗示をかけるためのテクニックです。

アメリカのケント州立大学の研究によると、暗示は一度よりも三度続けた方がより強く暗示がかかったそうです。

②仕事の遅い人を変える暗示の方法

例えば、本人も周りも仕事が遅いと認識している部下がいるとします。
ということは、本人も周囲も「仕事が遅い人」と刷り込まれているわけです。

１，その部下が少しでも早く仕事ができた時に「仕事が早いね」と褒める。

２，「どうしてそんなに早く仕事ができるの？」と現在形で聞いてもいいですね。毎回早くできている。という暗示になります。

３，「なるほど。だから君は仕事が早いんだね」と、部下の理由を聞いた後に答えます。

このように三回繰り返すことで、相手は「自分は仕事が早い」と暗示にかかりやすくなり、実際に早く仕事ができる可能性が高くなったそうです。

私も最初に聞いた時は、「そんなに上手くいくかな？」って思ったんですよ。でも想像以上に上手くいきます。

③暗示は身近な関係にも効果的

この方法は職場だけでなく、家族など身近な人にも使えます。

私は以前、母との関係に悩んでいました。
ですがこの暗示を使ってみたところ、今ではほとんどトラブルなく話せています。

例えば、「昔は話すことが苦手でした」と言われたら、「ということは、今は得意なんだな」って思うでしょう？こういった相手の無意識の思い込み、判断を利用してイメージを入れていくのを暗示と言います。

暗示を上手に使うことで、言葉が相手を動かすリモコンのようになります。
単に感情を伝えるだけでなく、暗示を通して相手の行動や考えを導くことができたら人間関係がよりスムーズになりますね。

ぜひ、三回繰り返す暗示の方法を試してみて、コミュニケーションの力を深めてくださいね。

試してみる価値は十分にあると思いますよ。

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