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生成AIで推薦入試の書類を作成・合格できる?

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今津です。

新宿で書いています。

AIが幅広く利用されはじめていますが、近年学生がレポートなどの課題をAIに代筆させるなどの問題が出始めています。

大学入試の話になるのですが、大学入試の総合型選抜や学校推薦型選抜、いわゆる以前の推薦入試において、出願書類をAIが代筆するかもしれないという問題が最近浮上してきつつありました。

これは、テスト会場で解答された答案により採点を行う一般入試や共通テストとは違い、志望理由書などの出願書類が審査され、合否に影響を及ぼしてしまうためです。

それらの書類を審査することで、受験生の合否を決めるときの資料とするのです。

受験生がみずから書類を作成するのが前提で、きちんと書かれているのか、書かれている内容がどうなのかも当然ながら審査されます。

ところが、これをAIが受験生に成り代わって書いてしまった場合、どうなるか。

仮に受験生に文章能力がなくとも、きれいな文章ができてしまうわけです。

そうなると、何のための出願書類なのか、ひいては何のための入試なのかがわからなくなってしまいます。

その問題に対し、大手予備校の河合塾がAIで作成された出願書類なのかを判定するシステムを開発しました。

8月8日付配信の読売新聞によると、河合塾の同システムを、2024年の秋頃に行われる総合型選抜と学校推薦型選抜入試から使用開始するということです。

そのシステムは国公私立の約30大学が利用予定です。

それらの型の出願方式では、出願書類の審査に重きが置かれており、そこに面接や高校の成績を加味した上で合否を決定していきます。

文部科学省によると、2023年度に全国の大学に入学した約62万人のうち、総合型や学校推薦型での合格者は約31万人と、半数を占めています。

河合塾のシステムはアメリカのグーグルの生成AIを利用しています。

文章のクセから、出願書類に生成AIが使われている可能性を判定していきます。

ただ、100%に近い確率でAIを使ったかどうかを判定することはできないようです。

生成AIが出力した文章は70%の確率で検出できる一方、人間の手で書かれた文章をAIによって書かれたと間違って判定する確率は5%あります。

確かに、AIの書いた文章は見ていてなんとなく決まった型のようなものを感じることができます。

ワタクシ、ホームページやブログに掲載する文章をAIが自動で作文するシステムを試験的に使ったことがあります。

すぐに作文をしてくれるわけなのですが、生成AIを使って作文をしていってもらったものを自分が書いた作文とした場合、苦痛というか、違和感のようなものをかなり感じます。

基本的にワタクシは職業柄、作文は何とも思いません。

このブログについても、教室を開けている日は毎日つけています。

作文する量としては1回に2000文字程度を目途に書いています。

単純な割り算で原稿用紙5枚ですが、実際に原稿用紙に書いていくとすると6~7枚程度になります。

毎日6~7枚の作文をしているわけですが、苦痛に感じたことはありません。

生成AIの文章はワタクシの書く文章のクセのようなものがないため、違和感を感じると思われます。

ただ、将来的にこういったことすら解決してしまうのかもしれません。

そうなった場合、何が正しくて何がいけないのかがよくわからなくなってしまいます。

というより、そんなことをブツブツいっていると、

「おじいちゃん、今は作文なんてする意味はなくなってるんだよ」

と言われそうですw

きっとなんですが、AIにすら書くことのできない文章というものが必ずあり、それをいかにして書くかが大切になっていくのかもしれません。

例えば、電子楽器でいろんな楽器音をリアルに再現することが今現在可能です。

ギターの音やサックスの音など、いくらでも簡単にキーボードで演奏できます。

しかし、人工的に作られた音では表現しきれない音が存在します。

それを表現するのが生の楽器です。

ワタクシはチェロを弾きますが、キーボード上のチェロの音はどんなにリアルに再現されていたとしても、表現力の乏しさを感じます。

電子ピアノも昔のものに比べれば随分よくなりました。

ところが、生のピアノを弾くと電子ピアノでは決して追いつくことのできない「何か」が存在します。

きっと、文章を書くことも、それと同じことになるのかもしれません。

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