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【作家?】人は原稿料で食べていけるのか?

「働けない親や兄弟のため、
大学時代から執筆活動を始める」
というようなプロフィールの作家は
何人か、記憶があります。

まず、批評家の小林秀雄がそうでした。
父親を早くに亡くして苦労してた
小林秀雄には、友人?畏友?で
文藝春秋社の創立者、菊池寛がいた。
文藝春秋の雑誌に原稿を頼まれたり
小林秀雄が頼んだりもする
仲でもあったでしょう。

ロシアの作家チェーホフも
医大生の頃から、
雑誌にユーモア短編小説を
寄稿しては、
家の家計を支えてたという。

それらは苦労だったとは思いますが、
なんて贅沢な幸運だろうと
羨ましくもあります。
今どきは、雑誌に
どんなに載りたくても、
私には、はるか彼方の夢物語だ。

ちょっとした記事を
何本も書いては、
雑誌に載せてもらってたなんて。

しかも、家計を支えるというのは
相当に、原稿料が高い金額
だったにちがいない。

まあ、チェーホフも小林秀雄も、
学生時代から、
内容のクオリティも高い
才能の持ち主だったんでしょう?

まずは、ちょっとした記事を書いて
原稿料が貰えるには、
今ならまずはこのnoteを有料化する
という策もあるのでしょうけれど、
私みたいな、ライトな、薄〜い
記事では、有料化にした途端に
読んでくれる人が居なくなるのは
予想がつきますね。

じゃあ、
まずは、エッセイ賞みたいな
ところに募集してみようか。
と思って、ネットで見てみたら、 
小説を募集する文学賞とはちがい、
エッセイ賞ははなはだ少ない。

でも、
3月15日〆切で、
有吉佐和子文学賞がある。
400文字原稿用紙、
2枚から5枚で、
テーマは自由。

これは応募するしかない。
絶対にとりたい。とってやる。
まあ、あまり気負うのも
よくないんですよね。

ネットで調べたら、 
4月1日〆切で
PHP研究所主催の
PHPエッセイ大賞がありました。
原稿用紙5枚。
テーマは「私が前を向いた日」
こちらは、
PHPのことだから、
感動話や自己啓発が
求められそうだから、
私には縁がないので、パス。

他にも、
介護エッセイ賞とか、
色々あるようですが、
有吉佐和子文学賞みたいな
作家名を冠した立派そうな(笑)
エッセイ賞はありません。

やはり、有吉佐和子賞は
応募するしかないなあ。

そういえば、
短編小説なら、もしかして
私でも書けるかもしれない、
図々しい私はふと思って、
短編小説賞みたいな募集先を
またまたネットで探してみました。
小説となると、
がぜん立派そうな(笑)文学賞が
いくつも出てきました。

「日本推理作家協会賞」。
この賞の短編部門で
若い頃に選ばれたのが、
伊坂耕太郎さんでした。
『死神の精度』がそれですね。

他にも、
「創元SF短編賞」。
これも、どう考えても
弩級の本格派だろう。

あとは、集英社の
オレンジ文庫やコバルト文庫の
短編部門の募集が目につきました。
新人探し、確保のためだろう。

わたしはここで、
ある大問題にぶち当たりました。

私は賞をもらったとしても、 
別にそのまま、作家になろうなんて
浅はかな道は考えていません。
専業作家に一瞬なれても、
あくまで一瞬だからいいんです。

ずっとずっと専業作家になるなんて、
修羅場をわざわざ選ぶ
蛮勇は私にはありません。

それはなにせ、
もう、今は社史室だけど、
20年以上、出版社で編集をしてきて、
作家がどれだけ苦しい職業かは
五臓六腑に染みて?わかってます。

まあ、そもそも、
本格派の賞に募集して
可能性があるかどうか、
一番よく自分が知っていますしね(汗)。

まあ、あれこれ
お喋りしましたが、
まずは、
故郷・和歌山県和歌山市が開催する
有吉佐和子賞に応募してみる!
それがどうなるか、 
時々、ライブ感覚でご報告しますね。

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