Junko

演劇プロデューサー/合同会社いった代表社員/「アートコミュニティスペースKAIKA」マ…

Junko

演劇プロデューサー/合同会社いった代表社員/「アートコミュニティスペースKAIKA」マネージャー/ 外国語の学習と言語学、各国の歴史と文化にハマり中(韓国語と英語を勉強中、ハワイと沖縄にも興味あり)/ フラダンスを習っています

マガジン

  • 演劇と韓国と私

    演劇と韓国にまつわる個人的記録。韓国語に出会ってから、劇団衛星の韓国公演をするまでの話。これまでからすでにあちこちでバラバラには書いてた内容なので、今更ではあるけど。まとまってたらわかりやすいやん?(おまけのところだけカンパお願いしてますが、大事なところは無料で読めます。)

  • 演劇制作者の日報

    思うところあって、日々の記録を綴ります。 趣旨説明はこちらの記事で。>https://note.com/junkosans/n/nd109f62c0d22

  • Hawaii Memo

    ハワイ在住の先生と英語を勉強中。その中で調べたハワイ情報のメモを、英語の勉強がてら記録していくもの。拙い英語なのでご容赦ください。

記事一覧

11 補足ネタ集

 ここまでに書ききれなかったけど、書いておきたいことをあといくつか書きたいと思う。 その他これまでご縁のあった人たち  今回の記録の中では触れられなかったが、そ…

Junko
1か月前

10 そしてこれからへ

韓国語の勉強  2014年に初めて韓国語の勉強を始めてから、気づけばまもなく10年近くの歳月が過ぎていた。その間にはあまり勉強できずお休みしてた時期もあったり、頑張り…

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Junko
1か月前

9 ついに韓国公演

事前準備(作品の稽古と韓国語の勉強)  京都での初演から今回のソウル公演まで、すでに2年近くの月日が経ってしまっていたこともあり、メンバーの状況も変わっていたり…

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Junko
1か月前

8 実現へ向けての手配

新村劇場が決まるまで  2023年夏に公演を行うことに決めて、公演会場を探すことを再開した。チェ・ウンミさんが正式に、「韓国公演のコーディネーター」を引き受けてくれ…

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Junko
1か月前
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7 海外公演を実現させる方法

補助金の獲得  海外公演にはお金がかかる。海外でなくても、演劇の公演をするのにはたくさんのお金が必要なのではあるが。 『珠光の庵』は、日本人キャスト7人、テクニカ…

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Junko
1か月前

6 コロナ禍の中で

オンラインでの交流  数年間、韓国との往来はできなかった。『珠光の庵』の韓国公演も、実施時期未定のまま延期となっていた。状況が落ち着いたら再開しようと約束して、…

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Junko
1か月前

5 京都公演〜そしてコロナ禍へ

京都での創作・初演 『珠光の庵〜遣の巻〜』韓国語バージョンの初演は、2020年2月に行った。1月中旬から約3週間、3人の俳優とウンミさんに京都に滞在してもらって、稽古と…

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Junko
1か月前
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4 下見旅行

下見①  2019年5月、初めて、公演の具体的な準備のためにソウルへ訪れた。  通訳の北村加奈子さんと、韓国語が話せるため現地メンバーとのやりとり担当をしてくれていた…

Junko
1か月前
1

3 『珠光の庵』韓国プロジェクトの始動

お茶会演劇『珠光の庵』  劇団衛星で『珠光の庵』という作品の公演をしている。演劇と茶道を融合したお茶会演劇。侘び茶の祖と言われる村田珠光の物語を演じて、劇の後半…

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Junko
1か月前
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2 笑の内閣韓国公演

韓国が近い国になっていく  私が初めて海外へ行ったのは、高校生の頃の家族旅行だった。両親と妹と一緒に、香港(当時はまだイギリス領だった)に旅行した。それから時々…

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Junko
1か月前
2

1 韓国語との出会い〜APPキャンプ

韓国語との出会い  私が、韓国語の勉強を始めたのは、2014年の春だったかと思う。  きっかけは、その前年の夏に、東京デスロックの公演『シンポジウム/SYMPOSIUM』(2…

Junko
1か月前
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演劇と韓国と私 目次

 2023年夏に、劇団衛星が韓国の俳優と一緒に創った『珠光の庵〜遣の巻〜』の韓国公演を行った。それから約半年後の2024年2月末。久しぶりの一人旅を経て、私にとって、こ…

Junko
1か月前
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10月31日(日)にやったこと

劇団衛星の公演、終了しました〜。 ・合間に、11月の正直者の会の公演に関しての打ち合わせを、制作チームとする

Junko
2年前
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10月30日(土)にやったこと

劇団衛星 『フラクタル、カオス、対数渦巻く電脳空間を覗き込む、ガリヴァー』 本番初日。お疲れ様でした。

Junko
2年前

10月29日(金)にやったこと

・銀行へ行って、支払い作業 ・公演準備 ・ゲネプロ 明日はいよいよ本番です。

Junko
2年前

10月28日(木)にやったこと

・来月の正直者の会公演のため、劇場さんと打ち合わせ。リモートでできるので、便利。 ・銀行へ行って支払い。&会計をまとめる作業 ・劇団衛星公演の宣伝と来場予定者へ…

Junko
2年前
11 補足ネタ集

11 補足ネタ集

 ここまでに書ききれなかったけど、書いておきたいことをあといくつか書きたいと思う。

その他これまでご縁のあった人たち

 今回の記録の中では触れられなかったが、その他にもご縁のあった人たちがたくさんいる。

 北九州に「枝光本町商店街アイアンシアター」という、元銀行の建物を利用した劇場がある。2009年にオープンして、その翌年くらいから、何度となく訪問し滞在させてもらっていた。その劇場のメンバー

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10 そしてこれからへ

10 そしてこれからへ

韓国語の勉強

 2014年に初めて韓国語の勉強を始めてから、気づけばまもなく10年近くの歳月が過ぎていた。その間にはあまり勉強できずお休みしてた時期もあったり、頑張りの程度はまちまちであったのだが。それでも結果的にこれだけの期間、韓国語を勉強しているので、そしてまたこうして韓国の俳優さんと一緒にお仕事したりもしているので、植村はさぞかし韓国語が話せるのだろうと思われることもあるのだが…。実は、全

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9 ついに韓国公演

9 ついに韓国公演

事前準備(作品の稽古と韓国語の勉強)

 京都での初演から今回のソウル公演まで、すでに2年近くの月日が経ってしまっていたこともあり、メンバーの状況も変わっていたりしていた。そのため、スケジュールの都合で、全く同じメンバーで公演を行うことはできなかった。日本キャストも韓国キャストも、それぞれ一部変更が生じることになった。

 新たなメンバーを交えて、まずは、日本キャストは日本で、韓国キャストは韓国で

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8 実現へ向けての手配

8 実現へ向けての手配

新村劇場が決まるまで

 2023年夏に公演を行うことに決めて、公演会場を探すことを再開した。チェ・ウンミさんが正式に、「韓国公演のコーディネーター」を引き受けてくれて、色々な手配に動いてくれた。
 公演会場として、いくつか候補となった場所はあったが、利用可能な時間や利用方法の制限、利用許可が下りるまでのタイミングなど、なかなか条件に合う会場が見つからなかった。

 そこで、一縷の望みをかけて、田

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7 海外公演を実現させる方法

7 海外公演を実現させる方法

補助金の獲得

 海外公演にはお金がかかる。海外でなくても、演劇の公演をするのにはたくさんのお金が必要なのではあるが。
『珠光の庵』は、日本人キャスト7人、テクニカルと水屋のスタッフが最低3人、現地へ行く必要がある(そこに韓国キャストの3人が加わる)。慣れない海外公演でもあるので、テクニカルスタッフも制作スタッフも、通常より手厚くする必要があるだろうと思った。通訳スタッフも必要だ。通常の公演費用に

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6 コロナ禍の中で

6 コロナ禍の中で

オンラインでの交流

 数年間、韓国との往来はできなかった。『珠光の庵』の韓国公演も、実施時期未定のまま延期となっていた。状況が落ち着いたら再開しようと約束して、その時期が来るのを待つことにした。

 韓国公演が終わった後で、この足止めを経てなお公演にこぎつけたことについて、「こういった諦めの悪さは才能だ」と褒めてくれる人があったが、考えてみると、やめようという気持ちは一度も持ったことがなかった。

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5 京都公演〜そしてコロナ禍へ

5 京都公演〜そしてコロナ禍へ

京都での創作・初演

『珠光の庵〜遣の巻〜』韓国語バージョンの初演は、2020年2月に行った。1月中旬から約3週間、3人の俳優とウンミさんに京都に滞在してもらって、稽古と公演を行った。

 海外からのゲストを迎えての創作は、私たちにとって初めての体験だった。どのような創作になるのか全く想像できないままに迎えた合同稽古は、だが初日から、これはおもしろくなりそうだ…と大変ワクワクした。

 英語版を創

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4 下見旅行

4 下見旅行

下見①

 2019年5月、初めて、公演の具体的な準備のためにソウルへ訪れた。
 通訳の北村加奈子さんと、韓国語が話せるため現地メンバーとのやりとり担当をしてくれていた劇団員・田中沙穂さんと3人で出かけた。

 チェ・ウンミさんの案内で、韓国公演の上演会場の候補となる劇場をいくつか見学に行った。
 出演が内定していた俳優のうち2人(もう1人はスケジュールが合わず会えなかった)と、この日初めてお会い

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3 『珠光の庵』韓国プロジェクトの始動

3 『珠光の庵』韓国プロジェクトの始動

お茶会演劇『珠光の庵』

 劇団衛星で『珠光の庵』という作品の公演をしている。演劇と茶道を融合したお茶会演劇。侘び茶の祖と言われる村田珠光の物語を演じて、劇の後半には珠光が催すお茶会として、観客の皆様にも抹茶と和菓子を味わっていただく、体験型演劇作品だ。

 2004年に京都で初演を迎えたとき、茶道裏千家お家元にご協力いただき、その際、「この作品を全国47都道府県+海外3都市(合計50都市)で上演

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2 笑の内閣韓国公演

2 笑の内閣韓国公演

韓国が近い国になっていく

 私が初めて海外へ行ったのは、高校生の頃の家族旅行だった。両親と妹と一緒に、香港(当時はまだイギリス領だった)に旅行した。それから時々、家族と海外旅行に行くことはあったけど、韓国に行こうとしたことはなかった。
 近いのに、私には縁のない遠い国だった。

 それなのに。初めて韓国を訪れた2014年からは、それ以降、毎年1〜2回以上訪れることになったのだから、不思議である。

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1 韓国語との出会い〜APPキャンプ

1 韓国語との出会い〜APPキャンプ

韓国語との出会い

 私が、韓国語の勉強を始めたのは、2014年の春だったかと思う。

 きっかけは、その前年の夏に、東京デスロックの公演『シンポジウム/SYMPOSIUM』(2013年7月 会場:富士見市市民会館 キラリ☆ふじみ)を観たことに端を発する。
 プラトンの『饗宴(きょうえん)』をモチーフに、各地で活動する様々なジャンルのアーティストが出演して、時には観客も交えて、おしゃべりしたりする

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演劇と韓国と私 目次

演劇と韓国と私 目次

 2023年夏に、劇団衛星が韓国の俳優と一緒に創った『珠光の庵〜遣の巻〜』の韓国公演を行った。それから約半年後の2024年2月末。久しぶりの一人旅を経て、私にとって、この韓国との出会いの第一クールが終わったような気持ちがした。

 よし、次に行こう。改めてそう思った。

 で、その前に、せっかくだからこれまでの歩みをまとめてみる。これまでからすでにあちこちでバラバラには書いてた内容なので、今更では

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10月31日(日)にやったこと

10月31日(日)にやったこと

劇団衛星の公演、終了しました〜。

・合間に、11月の正直者の会の公演に関しての打ち合わせを、制作チームとする

10月30日(土)にやったこと

10月30日(土)にやったこと

劇団衛星 『フラクタル、カオス、対数渦巻く電脳空間を覗き込む、ガリヴァー』
本番初日。お疲れ様でした。

10月29日(金)にやったこと

10月29日(金)にやったこと

・銀行へ行って、支払い作業

・公演準備

・ゲネプロ

明日はいよいよ本番です。

10月28日(木)にやったこと

10月28日(木)にやったこと

・来月の正直者の会公演のため、劇場さんと打ち合わせ。リモートでできるので、便利。

・銀行へ行って支払い。&会計をまとめる作業

・劇団衛星公演の宣伝と来場予定者への連絡

・テクニカルスタッフと当日の段取りの打ち合わせ、それから場当たり稽古。

・劇団衛星に関する某ウェブサイトの準備

・リハーサルの映像をチェックしてから、寝る