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裁判傍聴1〜信頼という概念

2021/1/29@高円寺

久しぶりの裁判傍聴は、裁判所のデジタル化を感じる部分もありながらも、やっぱり、最終的には、大量の書類で、ここに、iTやAiの技術を持ち込んだら、どれほどの効率化が進むのか計り知れない。

犯罪は、人と人の間で起こる。
そして、大別すると、犯罪は以下に分けられる(完全なる湯浅の主観)

・金銭的欲求
・性的欲求
・薬物依存欲求
・その他の欲求(殺人、自殺…自殺は犯罪ではないが、人を殺すという点で、殺人と近しいと考える)
・被告人…犯罪を犯したとされる人
・証人…裁判の判決に必要な情報を提供する人
・被害者…犯罪により、被害を受けた人

被告人は、インスタを通じて、証人と出会った。そして、証人が、被告人を被害者に紹介した。そこで、被告人と被害者の間で、事件が起こった。

きっかけは、インスタ

犯罪は、人と人との間で起こるから、人と人の出会い方が、時代の流れと共に変わっていくように、犯罪のきっかけもまた、変化していく。

インスタが悪いのではない、インスタがなくとも、他のツールで、似たようなことは起こる筈である。実際に、他の事件でのきっかけは、Twitterだった。10年以上前から裁判傍聴している身としては、時代の流れを強く感じた。

この裁判傍聴で、はじめて知ったが、モデルやアイドルとカメラマンというコミュニティが存在する。

この事件は、証人であるモデルの女性が「インスタにいい写真を載せたい」という、欲望がきっかけで起こった。

モデルの女性が、カメラマンのインスタを写真を見て、このカメラマンに撮ってもらいたいという動機から、はじまった。

被告人であるカメラマンと証人であるモデルの女性には、信頼関係があり、問題はなかった。

モデルが、信頼できると信じたカメラマンを、被害者に紹介したことで、事件は起こった。カメラマンと被害者に信頼関係はない。

両者にあるのは、モデルへの信頼である。モデルが、信頼関係が結ばれていない2人を結び付けたまでは、よかった。ただ、その信頼の軸である、モデルが、その場に存在しないということは、その場には、信頼関係は、存在しない。

信頼と、その信頼が持つ破壊力を改めて認識した。

人と人との間に信頼が生まれ、信頼は人を介して広がっていく。しかし、本来、信頼とは、自分が信じて頼るものだから、人からの評価は、関係ない筈である。

評価経済の時代と言われるが、お金とは違って、評価という信頼は目に見えない。だからこそ、その取扱いには、留意しなけばならない。信頼は、時間をかけて形成される。

ブランドの価値は、そのブランドが誕生してからの長さも、評価の基準であり、それは、即ち、信頼とも言える。ブランドは、その信頼があるから、原価に関わらず、高くても売れる。

信頼は目に見えないし、信頼を築くのには時間を要する。だから、信頼は、貴重な財産である。財産だから、マネタイズもできる。


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