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失敗のポジティブ化戦略


2022/5/20

失敗した事象

美容院を予約していて「 カット & ヘッドスパだ 」と思っていたが、予約しているのは、実は「 ヘッドスパ 」だけだったこと。
カットが目的で、ヘッドスパはカットのついでなのに、目的のカットが果たされず、ヘッドスパだけという失敗談

■ 失敗したときの従来までの改善策

  • 新しいアプリのときは、注意してよく確認する。

  • 今後は、慣れているアプリでしか予約しない。

  • 一番最初に、今日の予約内容について確認する。

→ 失敗を失敗として捉えていて、ありきたりな改善策なので、次回も起こる可能性がある。
※ 抜本的な改善策ではない。

失敗を「 失敗 」と捉えずに「 成功のための足がかり 」として「 実験 」として捉えたときに、次回に活かすためには、どういう風に考えればよいか?

改善策という問題に対する回答ではなく、今回、知り得たこと学べたことから考えていく。

  • 表参道の六本木側は高い。

  • 六本木よりなので、内装が六本木のキャバクラみたい。

  • 高級店の雰囲気を味わえた、美容院も奥が深い。

  • 高級美容室は働いている人が違う。
    環境が人を作る。
    人間性は環境によって育つ。

  • 相場と比較して不当に安い場合には違和感を持つ。
    → 何らかの見えないエラーあり!
    サービスは価格と必ず相関する。

  • 客やキャパに対して、従業員が多かったので、違和感があった。
    → 価格が高い店じゃないとたくさんの従業員は雇えない。

  • ①「 スパ → カット 」の順だと勝手に思っていた。
    ② スパ中に「この価格ならカットなしでもいいとなぁ」と思うくらい納得できるサービス内容だった。→ これがすべての原因である。
    ③「 この後、カットするから、すごいお得だな 」と思っていた。

  • はじめて、スパだけを受けた。
    さっぱりしたし、髪の変化を実感できた。

  • 価格なりの価値はあったので、髪を伸ばしている時でも、3か月に1回くらいは行った方がよい。

  • 25才の女の子と話せて楽しかった。話の内容が仏教の講釈みたいでおもしろかった。
    今を生きる、今に意識を向ける。
    自分が生きていることに感謝、自然に感謝、人の縁に感謝

  • 人の話を遮らずに聞く練習ができた。
    自分の意見はどうでもいいことを実感した。
    会話のキャッチボールをするのではなく「 いかに相手に話させるか 」が私が持つべきスキルである。

寝かせる

具体的な失敗談を元に、上記のようなことを、いろいろと紙に書き出しておく。
一晩、寝て、目覚めると、失敗談が整理されて、抽象化されていた。寝ている間に勝手に脳がうまく処理していた。

私の失敗談が抽象化されて、一般化して利用できるように整形された。

失敗を学習に

人は、失ったモノに目を奪われやすいように設計されている。

失敗は、失って敗けたのだから、失ったモノに意識を向けてしまう。しかし、それでは、本質を見失う。失敗したときこそ、チャンスなのだ。成功したときの学びは少ない。失敗は学習のためにある。失敗を「 失敗のままにしておくか 」「 学習の機会にするか 」は自分次第だ。

学習の機会にするためには、どうすればいいのか?

書くのだ。

① 失敗したのだから、失敗したことを書く。失敗して、今、一番自分が気になっていることを書く。

失ったモノ、時間やお金である。

そして、あらゆる失敗は、この2つ集約されるのだ。なぜならば、時間とお金を大事に思っているからだ。

「 失った 」と感じるモノは、自分が大切にしているモノだから「 失敗した 」と感じるのだ。

② 失敗したのだから、もう失敗しないように、原因と対策を書く。

■ 原因
・なぜ、この問題は起こったのか?
・なぜ、間違えたのか?

■ 対策
・次回からは、どうすれば良いのか?
・間違えないようにするためには、何をするのか?

③ 失敗して、気付いたことを書く。

失敗から得たモノである。もう、なんでもいいのだ、気になったことを全部書き連ねる。

  • 失敗するまで、違和感はなかったのか?

  • どこで、失敗に気付いたのか?

失ったモノよりも得たモノに目を向ける。

  • 失敗した環境に対しての単純な感想

  • 自分の感情の起伏 ( 楽しい・気持ちいい )

  • よかったこと、ためになったことが何かしらあるはず、見つけ出す。ひねり出す。

②のように「 原因と対策 」というふうに問題として捉えてしまうと考えるのは難しい。③のように何でもいいなら、いろいろと書けるはずだ。新しい体験をしたのだ、何か発見があるし、人と接すれば感情も動く。

全部書いた後に、失敗から得た教訓が生まれる。すると、失敗という感情の変化が訪れる。

  • 失敗したけど、得たモノの方が多かったから、まぁいいや

  • もしかしたら、そもそも失敗じゃなかったかもしれない

  • 失敗して気づけたからよかったとか、失敗を肯定できるようになる。

もうすでに、失敗と捉えていないかもしれない。

  1. 私は、失敗から学習した。

  2. 今回の失敗は、一般化され『 失敗のポジティブ化戦略 』となった。

  3. 『 失敗のポジティブ化戦略 』は、次回の失敗に対してのアプローチとなる。

④ 思考の拡張

失敗の根本にある問題点を探ることで、新しいサービスへと思考が拡張する。

私は「 そもそも美容院に行くのを面倒だ 」と考えている。だから、失敗を、大きく捉えてしまいがちなのだ。

だから、美容院に行くことを面倒なことにしないためには、どうしたらいいのか?

  • 髪切りながら酒を呑めたら楽しいのに。
    酒持ち込み可能な美容院なら、美容院に行くことは面倒なことではなくなる。
    居酒屋に行く感覚で行ける。

何かと複合させることで、全然、別々と考えられているものを併せることで、ネガティブなことをポジティブなことといかなくても、嫌じゃないことくらいにはできる。

  • 髪切りながら移動できたらいいのに。
    「 髪を切る 」という退屈な時間と「 移動する 」という退屈な時間をまとめてしまう。
    嫌なことは、まとめて効率化する。

学習戦略

失敗を学習へと転化させ、戦略まで一般化した。学習戦略はどうか?

話す方と聞く方では、どちらが学習できるの?

  • 「 聞く方が学べる 」と思うのは、学校教育の影響である。

  • 聞く方よりも、話す ( 教える ) 方が、より深く学習できる。
    自分で理解するのは自分のことなので簡単だ。
    人に教えるのは難しい。
    自分は、他人は自分じゃないから理解させるのは難しい。
    1を教えるためには、10の表現が必要だ。

【 学習方法の違い 】
聞く学び
0 → 1
話す( 教える ) 学び
1 → 10

【 学習戦略 】
・知らない人からは聞いて学ぶ。
・知っている人とは話して会話して学ぶ。

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