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【本要約】あえて数字からおりる働き方

2022/2/26

「 いつか何者かになりたい 」と思っているすべての人
「 自分は何者にもなれない 」と思っているすべての人
変化もできないまま錆び付いてしまうことを不安に思っている人

「 自分が誰かにとっての何者かになる 」ことから始めてみる。

オンラインファーストの社会への変化も加速する今、どうすれば組織に依存せず、1人でも、つながりながら自由に働くことができるのか?

「 役に立つ人 」から「 意味がある人 」が生き残る時代である。

情報化社会の中では、機能は簡単にコピーできてしまうので、たとえ先陣を切っていても、あっという間に追いつかれ、安売り競争になってしまう。

自分が誰かにとって意味のある存在になる。

その積み重ねで、たくさんの人の意味のある存在となり、最終的に、何者かになる。

私たちは『 数 』ばかり追ってしまって「 目の前の人 」よりも「 自分のこと 」ばかり一生懸命になってしまっている。

私たちが、誰かにとって「 意味のある存在 」であることに力を注力しなくなったのは、お金が要因である。

①商いの基本は、物々交換による「 ありがとう 」「 有り難う 」であった。
②そこに、お金という「 価値を数値化 」する交換手段が登場した。
③「 有り難う 」と言われる機会を失い、誰かにとって「 意味のある存在 」になれる機会がなくなっていった。

数字は目に見え、わかりやすく、そして、ロジカルで、とても扱いやすいから、私たちは、数字を追いかけてしまう。

①自分が誰かから「 有り難う 」と言ってもらえるGIVEを繰り返す
②GIVEを繰り返すことによって、特定の誰かにとっての「 意味のある存在 」になる
③特定の誰かにとって「 意味のある存在 」になることを重ねていく

ある意味の流れの中で、特定の人たちにとっての「 何者か 」になっていく。
あえて、数字を追う世界からおりることで「 意味のある自分 」を見つける。

遠くの人とゆるくても意味ある絆で多様につながっている方が、ゆるく助け合うことができる。

何かひとつに依存してしまっている状態から自立するためには、依存しないのではなく、複数に依存先を増やす。

例え、少数でも、遠くの人たちから「 あなたを助けたい 」と思ってもらえるような意味のある存在になることだ。

遠くに離れていた個人とサービス、需要と供給を、物理的距離や時間に関係なく、インターネットがつないでくれるようになった。それによって、企業を主体としなくても個人が寄り集まってサービスを展開したり、仕事をしたりできるようになった。

ポイントは、遠くという点である。

正解が見えているときは、近くの同質性の、高い強い群で一丸となって進むことが大切であるが、どこに変化が起きるかわからないときは、ゆるやかに遠くの者に分散することで、どこかが沈んでも、どこかが生き残ることが大事になってくる。

これからの時代における「 働き方 」で大事なのは「 あなたは誰にとって意味のある存在ですか?」という問いであり「 その答えを持てる存在になる 」ということだ。信頼関係を築くことが、個人の働き方の主軸になっていく。

日本人は相手を信頼するのが下手なのかもしれない。自分を守るための壁を作って、その中に、みんなにとって有益な情報や知識を囲い込んでしまう。そのせいで、自分の強みで誰かと組むことができないし、自分の弱みを誰かに補完してもらえない。

自分が壁を作らなければ、相手も心を開いてくれる。信用してGIVEしてしまうが勝ちである。

前提として「 何かを一緒に実現させよう 」「 お互いを高めあおう 」という共通の目的がある関係だから、成り立つ法則である。

GIVE
・自分の内側にある力で、人に「 ありがたい 」と思われる
・相手の視点に立って、自分の外側にあるモノに自分の思いを乗せる

自分にとっての当たり前は、居場所を変えれば、誰かの「 ありがとう 」につながる。

大事なことは、海の民は、山に行かないと魚の価値に気付かないし、山の民は、海に行って初めて山菜のありがたさに気付く。GIVEし続けることで、相手の視座をコピーすることができるようになる。

学習とは、相手にGIVEすることである。

モノゴトの視点
・自分にとって、おもしろいか、興味があるか
・自分にとって意味があるか、関係があるか
・自分が夢中になれるか、自分を惹きつけるか
・自分にパワーを与えてくれるか、役に立つか

返事をくれないことも情報である。その情報に関心がないということだ。

信用は、リスクが低いこと
信頼は、+αの価値を生み出すこと
① 人は情報を受け取るとき、すべてを受け取っているわけではない。
② 自分に関係ある情報だけを受け入れる。
③ 自分の価値観や主義や信念、今までの経験で捉え直すことで、意味付けをしている。

怒りは、価値観より力を持つ、主義や信念に引っかかってしまうと、暴走してしまう。

信念とは、本人が生きるエネルギー源であるから、感情が揺さぶられる。

・自分の価値観や信念を認識する。
・自分の信念は、相手の信念と異なる。
・相手の信念を理解する。
・自分の信念も、相手の信念も守るべきモノである。

感情が動いた瞬間を記録することで、自分のことを認識できる。

許容可能な損失
① 転んでも大丈夫なレベルでたくさん失敗してみる。
② 小さな失敗の中から、偶然のアイデアが見えてくるかともしれないし、自分の強みが生まれるかもしれない。
③ 安全な道からちょっとはみ出してみる。

自分の好きを意識せずに生きていくと、いざ自分の好きを見つけようとしたとき「 他人に認められる 」ためのメガネをかけたまま、好きを探そうとしてしまう傾向がある。誰もが共感することや、承認されることに、無意識に価値観が寄ってしまう。

・はじめから「 好きなことで食べる 」と力む必要はない。
・大事なのは、ひとつの視点や他人の物差しに縛られないことである。
・成長を阻む1番の要因は、他人の目や失敗を恐れてチャレンジできなくなることだ。

仕事に自分の意義や課題を設定して、夢中になって没頭することで、成長を促すことができる。

知らない
↓知識の壁
知る
↓行動の壁
やってみる
↓気付きの壁
わかる
↓技術の壁
できる
↓習慣の壁
している

身体を使うことが「 やってみる 」ことである。
やってみた後に「 何ができないのか 」「 何を知らないのか 」に気付くことだ。

思考停止ワードに逃げてしまうのは「 失敗するのが恥ずかしい 」という思いから、無意識に踏み込むのを避けているだけだ。

情報分析は分類である。
自分が知っている過去の情報のどれかに当てはめる作業である。

「 何を捨て、何をしなかったか 」という情報によって、その人の傾向がわかる。

習慣のためには、小さな階段を設定していく。小さな階段は、どれだけ自分を「 甘やかせるか 」である。自分がやりたいことへの階段を登っていくためには、自分に何が足りなくて何が足りているのかを、まず、整理する必要がある。

価値主義
・信用を貯める装置
・信用を可視化する装置
・信用を資本主義、社会と換金する装置



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