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【実証済】高3生10月以降の模試で学力を伸ばす方法

10 月に入ると毎週のように模試が入ってくるようになります。
しかし、模試に追われるような過ごし方をしない様に十分に注意する必要があります。模試のために勉強するのではありません。あくまでも模試は【ツール】です。
ではどの様な点に注意して、模試を受けていけばいいのか。
その答えは、いかにして模試の復習を“ルーティン化”させることができるか!?ということです。
以下、詳しく見ていきましょう。

高3生10月以降の模試の心構え

模試に対する考え方、心構えとしては、以下のことを理解しておくと良いでしょういでしょう。

  • 模試は受けただけなら「意味はない」。合計得点・偏差値・判定という大雑把な数値結果の確認をしただけでは、実力は上がらない。それだけでは模試の意味は非常に低い。特にこの 10 月からの重要模試は、使い方がとても大切になる。

  • 解ける問題と間違える問題の違い、さらには弱点や、自分が間違える傾向などを明確にするための【ツール】が模試である。

  • そしてそれらの課題を潰していく計画を立てて実行するための『便利なツール』であり、このような使い方が、学力向上のためには不可欠な学習である。

  • 10 月からは模試が続くため、いかにやるべきことをシステマチックにルーティン化できるかどうかが大きなポイントとなる。そして、意識すべきことは、「模試に追われないように注意する」=『模試を支配する(使いこなす側になる)』ということだ。

”成果が出る”具体的な模試復習法

以下の①~④の手順で、必ず模試当日に実施することから始めてみてください。

  1. 自己採点

  2. ミスの傾向を分析すること

  3. 知識不足への対処(知識のインプットとアウトプットによる訓練)

  4. ミス問題のストック一元化

知識の蓄積とミス問題の克服は、接触回数をとにかく増やすことにあります。これは脳科学的にも証明済みのこと。例えば、英単語ならば 100 個を就寝前と起床後に覚える。10 個とか 20 個とかでは効率が悪い。『暗記は、広く 浅く頻回に』が原則。こうして英単語帳 1 冊を何周もするということになる。そして、間違った所を中心に 2 週目に入り、次は間違いがなくなるまでやり込む。
これと同様で、例えば、模試でのミス問題も、事後に接触回数が増えれば増えるほど、記憶に定着する。だから、ミス問題のみをストックして、自分の失点の傾向を意識しつつ、できるまで何回もやり込む。これは、教科書や基本問題集も同様である。間違わなくなるまでやり込む。

つまり、こうやって頻回で問題を解き直していくためには、浅くてもいいから、たくさんの問題に触れることが大切で、それを繰り返して接触回数を増やすとが、知識定着には重要なんです。時間を出来る限りかけないで進めるためにも、模試当日にミス問題のストックをノートに一元化するところまでやりたい。ただし、ノート作りに凝ってはいけません。ノート作りが目的ではないですからね。ここは重要な点です。綺麗なノート作りに凝ることに時間を費やす人は上手くいきません。接触回数を増やして記憶を定着させることが目的なんですからね。
 また、記述模試の自己採点の場合、論述・記述はどうするかと言うと、これも解答解説書を見ながら、自分なりに得点をつけておきたい。実際の採点後の答案を後日自己採点との点数のつけ方の違いを確認することで、得点が取れるポイントなどがわかる様になります

まとめ

以上、高3での模試復習をルーティン化することで、模試によって学力を伸ばす方法を紹介していきました。
これは高校1年から指導していくと良いと思います。早ければ早い方が良い。しかし、高3の9月からでもやってみれば、知識の定着度は上がると思いますから、やっていない受験生は取り入れてみてください。

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