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【入社エントリ①】シードスタートアップのエンジニア2号が初めてのAI開発に挑戦するよ。

こんにちは。すずきと申します。
2022年8月に2人目のエンジニアとして入社し、現在、OPTEMOの開発と大学との共同によるAIの研究業務に携わっています。

エンジニアブログを開設して1ヶ月経つにもかかわらず、肝心の入社エントリを書いていなかったことに気がついたので、以下の目的で執筆した次第です。

  • OPTEMOというサービスの宣伝

  • 無名のスタートアップで働くエンジニアの一例紹介

ところで…

アポイントを取らずにその場で商談する「OPTEMO(オプテモ)」のことをご存知ですか?

多分みなさんご存知だと思いますが、そうでない方はこちらのIVS 5位のプレゼンをご覧ください。

はい、宣伝終わり。


自分語り

大学院で有機半導体関連の研究をした後、数年間商社で技術営業をやっていました。
院ではほとんどの学生が推薦で研究職の道にいくのですが、私の場合は国内外で多様な人たちと仕事をしてみたかったことや1つの研究に打ち込むよりもさまざまな企業の研究にサポート側で携わってみたいという思いの方が強かったので、商社の技術営業という理系の新卒では誰も選ばなそうな道に進みました(虫が大嫌いで工場の田舎暮らしはきついな…というのが理由の6割)。

総合職は営業も開発も全員理系(8割は院卒)という会社だったのでウェーイ!な方がほとんどおらず、働くにはとても居心地のいい環境でした。
担当商材がニッチすぎて引き合い(リード)がとれない時期が続いたり、担当の海外取引先が製品仕様を改ざんしたり、自動運転車の助手席で非常停止スイッチが効かずに死にかけるなど苦労もありましたが、入社2年目から海外出張にいかせてもらったり、50社以上の研究者を集めたセミナー運営をメインでさせてもらうなど、書いたらキリがないほどいろいろな経験をさせてもらいました。

通訳に挑戦して何も聞き取れなかったときの一枚。時が止まりました(ザ・ワールド)。

そんな感じで日々を過ごしていたのですが、2020年1月にコロナが襲来しました。
外回りや出張もできなくなり、暇なステイホーム中にふと観たドラマ「シリコンバレー」にどハマりしました。シーズンごとに会社が大きくなっていくさまやエンジニアの雰囲気になんとなく憧れてしまいました。15年前、草彅くんのドラマ「恋におちたら」にどハマりしたときの「エンジニアかっこいい熱」がこのとき再燃しました。

また、ちょうどその頃、身内が2人連続でかなり重めの病気になり(今はどっちも快復)、健康なうちに興味をもったことはやっといた方がいいな…と思ったこともあり、ミーハーな理由であることは承知していましたが、エンジニア道を目指すことにしました。書いてて悲しくなるくらい浅い理由ですね…

エンジニアになろうと決意してから3ヶ月くらいで運よく転職先が決まったのですが、労働条件通知書を受け取ったとき、年収がほぼ半分になって家賃補助(約10万)もなくなるという現実に直面しました。
これは流石に家族に反対されるだろうな、と思っていたのですが、全員そうなんだ!まあがんばって!くらいの反応で杞憂に終わりました。

ちなみに社会人になる前は、「ドラゴン桜(山P版)」にハマって受験者10 %の学校から大学受験したり、パン工場で11時間ケーキにいちごをのせたり、港区のリッチな高齢者に筋トレを教えたり、「はじめの一歩」にハマってライセンスをとったり、たまに海外をうろうろしたりしていました。そのときにハマった作品に影響される傾向にあるので、「ホームレス中学生」とかにはハマらなくてよかったなと思います。

中からみえる世界は違いました。手首の詰めが甘かったのが悔しい。in タイ

エンジニアになってから

エンジニアになってからは主にモバイルアプリの開発を行っていました。
エンジニアとして最初にお世話になった会社では、人手不足なこともあり、アプリ以外にもWebフロントエンドやバックエンドにも携わらせてもらいました。初めて経験した技術スタックはReact Native/TypeScript/GraphQL/PHP/Laravel/AWSで、今思うとかなり濃密な経験をさせてもらっていました。

マネージャーや同僚にも恵まれ、会社に不満はなかったのですが、前述の年収半減でやはり生活が苦しく、草(ほうれん草)の食べすぎで身体が緑色になってきたところで、高収入を求めて転職ドラフト経由でメガベンチャーでお世話になることにしました。

こちらの会社ではtoC向けの有名アプリ開発に携わりました。短い間でしたが、デザイナーや先輩エンジニアの方々からは技術面だけではなく、仕事へ取り組む際の意識面でも多くのことを教わりました。金曜が出社日だったのですが、オフィスも社員もキラキラしていたので、毎週出社するたびに緊張していました。

会社を知ったきっかけ

最初の転職のときに登録したWantedlyで、弊社CEOの小池桃太郎からメッセージが送られてきたのがきっかけです。

桃太郎との運命の出会い

転職のスカウトではなく、鈴木さんのご経歴が面白いなと思って、是非一度お話してみたいです!

メッセージ一部抜粋

いや嘘つけ!絶対転職のスカウトだろ!と思いつつ、タダ飯につられて会ってみることにしました。

食事当日、神田の焼き鳥屋でよだれを垂らして待っていた私は、周辺視野でボンヤリとした輝きを捉えました。
何奴!?と思った瞬間、頭の中で梨泰院クラスのBGM(デンデンデンデンのやつ)が流れ始め、振り向くとそこに桃太郎が立っていました。これが経営者のオーラか…と緊張しつつ少し喋ってみると、普通に物腰の柔らかいまともな社会人でした。

そのときが初対面だったのですが、自分と近い波長を感じたのがとても印象的でした。

私自身、新卒で入った業界がまあまあお堅めだったこともあり、Web業界特有のノリの軽さ(キラキラ感?)みたいなものに2年経っても全く馴染めていませんでした。
桃太郎からあまりにもWeb感を感じなかったので、なんであんまりキラキラしていないんですか?ときいてみたところ(失礼)、桃太郎もお堅めのメーカー出身だということがわかりました。余談ですが、桃太郎が勤めていた前職のコンサル会社のインターンに参加したことがあったり、お互いの昔住んでいた家が近所だったりして、なんかいろいろ近いものを感じました。あちらの方が圧倒的に爽やかだったことは除いて。

会話が進んでOPTEMOというサービスに込めた想いをきいていくうちに、過去の私のような、引き合いがなかなかとれずに苦しむ営業が救われる未来がみえました。

入社を決断した理由

「ヒト、コト、モノがさっとはまる。」という会社のビジョンに自身の経験から共感でき、これから始まるAIを用いたコア機能の開発が、研究、営業、ソフトウェア開発を経験した自分にしかできないことだと思ったのが大きな理由です。

OPTEMOを初めて知ったとき、引き合い獲得に苦しむ営業(インサイドセールス)にとって、このサービスが救世主になる未来が想像できました。コアとなる機能の開発に携われるこのタイミングで、この会社で働きたいと思いました。

そして、AIについては全くの無知、Pythonについても未経験でしたが、気合でなんとかなるだろうという思いで従業員5名のスタートアップに飛び込みました。

エンジニアがスタートアップで働くリスクも特に思いつかず、家族ブロックもいつも通り特になかったので(俺に誰も関心がないんだろうな)、こんな感じでついに「シリコンバレー」と同じスタートアップの世界の住人になってしまいました。うひょー

今のしごと

OPTEMO開発とAI研究を兼務しています。
開発は新機能実装が主で、ReactとNestJSでフロントエンドからバックエンドまでやっています。
最近はOPTEMOのチャットウィンドウ(サイトに表示されるウィンドウ)刷新を行いました(2022/10/21リリース)。
サイト内での異物感やチャットボットのような自動対応感が出るとどうしてもウィンドウを閉じられてしまうという課題があったので、サイト内での親和性を高くしたUIに加え、人が対応している感を出すために、設定画面でアップロードした担当者の画像を表示できるような改修を行いました。

以前のチャットウィンドウ
新しくなったチャットウィンドウ

AI研究の方は、OPTEMOのとあるコア機能の開発に向けて、BERTの応用モデルの調査と自社データへの適用を行っています。
アドバイザーとして大学の先生にもお世話になっており、週に1度、進捗報告と相談を兼ねた打ち合わせも行っています。
先生は私の体調などにも気を遣ってくださり優しいので(健康面でもアドバイザー)、必ず恩に報いなければ…という気持ちで日々研究に取り組んでいます(エンジニアブログで記事も書いています)。

また、開発と研究以外にも、エンジニアブログの運営や採用にも携わっています。

入社して2ヶ月なのですが、体感としては半年くらい働いている感覚です(メイド・イン・ヘブンが発動した感じ。六部の続きまだかなぁ)

今後どうしていきたいのか

まずはメインで携わっているOPTEMOのコア機能をリリースして、「ヒト、コト、モノがさっとはまる。」という弊社のビジョンの実現に大きな一歩を踏み出し、求める情報、求めるサービス、求める価値に素早く自然に出会う世界へ貢献したいです。

さいごに

SNSとかあまりやっていないので、ここぞとばかりに自分語りしました。承認欲求を満たしたいのでスキをいただきたく。

また、弊社に興味が湧いた方、徹子の部屋みたいな雰囲気でどなたかお話いかがでしょうか。

弊社のエンジニア組織は、バックエンドやインフラ方面に強い方に特に飢えています。今はなんとかなっていますが、これからお客さまが増えてきたときの負荷対策など、助けていただきたいことがたくさんあります。もっと経験を積んで成長したい方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせください。


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