井の中の蛙大海を知る~ヨーロッパって、どんなところ?~【主要7か国のお国がら・国民性】
「ヨーロッパ(欧州)」と、いっても50か国以上の国々があり、各国でお国がら・国民性はさまざま。
今回は、ユニークで個性溢れるヨーロッパ主要7か国のお国がら・国民性をご紹介。
(**この記事は私個人的なヨーロッパでの体験談・ヨーロッパの人々との出会いを基に執筆しています。本文内の画像は私が実際に現地にて撮影した写真。)
【はじめに】
「ヨーロッパってどんなところ?」
この質問は、私がヨーロッパに来る前に知り合いの方(ドイツに5年くらい住んでいた)にした質問。
知り合いの方は「ヨーロッパは、それぞれの国で違うからね。一言では説明できないなぁ。」と、笑いながら言った。
井の中の蛙(私)は、大海(ヨーロッパ)での生活でその言葉の意味を知る…。
ドイツ
街並みはモダンで道路・建物のすべてが整っている国、ドイツ。超〜きれい好き・完璧主義な国民性。
ドイツ人のお宅にお邪魔すると美しいキッチンが眩しい。キッチンのコンロ・オーブンは10年経っても新品のようにピカピカ。
真面目で勤勉な人が多く、しっかり計画するのが大好き。無愛想だが、他人の評価をかなり気にする頑張り屋さん。
時間厳守・残業嫌い・定時に仕事を終えるのが「できる人」の証。
そして、自分から絶対に謝罪はしない。
ドイツ人は頑固者に見えるが、もめ事を裁判で決着する傾向があるため、不利にならないよう絶対に「ごめんなさい」は言わないお国がら。
フランス
ロマンスの国、フランス。パーティーや飲み会などで男性は、女性に話しかけないと失礼と思われる。
フランス人は自分・自国に対するプライドが、めちゃくちゃ高い。英語を話さないのは「フランス語こそ世界一素晴らしい言語だ」と、信じてるから。
自分のキャリアを磨くのが大好き。テニス選手・シェフ・パティシエの上位トップにフランス人がいる理由がわかる。
だたし、個人主義なので気に入らないことがあると、人の迷惑を考えずにストライキする。例えば、フランスの空港でストライキが起こり、全便欠航になったことも…。
首都パリの街並み・地下鉄は、残念ながら汚いことで有名。環境・衛生面に関しては、かなり適当でズボラな人が多い。
フランス人は自分の世界を大切にする・孤独すらも楽しむお国がら。
スペイン
情熱の国、スペイン。伝統的な闘牛・フラメンコを見れば、「情熱の国」の理由がわかるはず。
スペイン人は、自由人・かなりのマイペースな人が多い。
例えば、スペインの地方に行くと昼間なのにお店が閉まっている。なぜなら「シエスタ(お昼寝)」の時間だから…。
スペインは夏の暑い時期「シエスタ(お昼寝)」をして暑さ対策。朝と夕方の涼しい時間帯のみ働く。お店の開く時間帯は、オーナーの「シエスタ(お昼寝)」の時間によって違う…(驚)。
太陽・ビーチ・おしゃべりが大好き。たぶんスペイン人の辞書には「シャイ(恥ずかしがり屋)」という言葉はない。
猛烈な自己アピール・常に注目されたい・人懐っこい国民性だから。
そして、ピカソのようなアーティストを生み出したのも、枠のない自由さ・独自性を尊重するお国がらゆえ。
イタリア
「すべての道はローマに通じる」というように古い歴史がある、イタリア。
陽気で明るく・「なるようになるさ」と楽観的な人が多い。
イタリア人は、時間にとってもルーズ。時間を時計ではなく自分の時間感覚で測るから。
イタリアでは、バスは定時に来ない・待ち合わせ時間に来ない・「ちょっと待ってね。」と言われたら『ちょっと』では絶対に来ないーーー!!
個人的にイタリア旅行は、もう1度行きたいが、イタリアに住みたいとは思わない…(汗)。
イタリア人が話している姿は、かなり面白い。表情・ジェスチャー・リアクションがオーバーで激しいから。
例えば、イタリア人のタクシードライバーは、話に夢中になるとハンドルから手を離してジェスチャーを始める…(注)。そして、電話してるとジェスチャーしてて、ケータイを落とす…。オットト(笑)
そして、ピザ・パスタが本場だが、イタリア人にとって「おふくろ(マンマ)の味が世界で1番」家族・母親(マンマ)を大事にするお国がら。
イギリス
島国特有の習慣・文化をもつ、イギリス。そのため、日本の国民性によく似ている。
イギリス人は、社交的で優雅だが心の内は決して表に出さない、繊細さん。団体・グループなどの秩序を守り、はみ出さないように気を付ける。
そして、未だに貴族・階級を意識する人も多く、英語のアクセント・しくさ・マナーに気を配る。
紅茶・チャリティー・皮肉なジョーク大好き。テレビの連続ドラマにサスペンス・ミステリーが多いのは「霧のロンドン」と雨が多い天気のせい?
映画『ハリーポッター』・ジブリ作品『ハウルの動く城』の原作は、イギリス生まれ。魔法・妖精などのストーリーもイギリス人のお気に入り。
イギリス人は、料理にこだわらない。とにかくお腹を満たせば良いので、簡単シンプルな料理でも文句はいわない。
例えば、フィッシュ&チップス(魚のフライ&フライドポテト)があれば、とりあえず満足。料理の彩は、気にしない。
しかし、英語にかなりこだわる。イギリス人にとってアメリカ人が使う「Broken English (若者英語:壊れた英語)」は、もはや英語ではないと言うお国がら。
アイルランド
グリーン・アイランド(緑の島)と、呼ばれるアイルランド。同じ島国でもアイルランドは、気さくで自分の感情に正直な国民性。
アイリッシュダンス・音楽は、早いテンポで話すアイルランド人とよく似ている。
音楽・お酒・人が好き。夕方〜夜中にかけてのパブ(居酒屋)は、いつも賑わってる。飲み仲間がいなくても大丈夫!!アイルランド人はフレンドリーで誰とでも気兼ねなく話すから。
アイルランド人は、気分屋が多い。有言実行はあまりしないタイプ。変わりやすい天気のせい?
アイルランドにはゲール民族のケルト神話・伝承が各地域に残されている。
アイルランドの愛されキャラ『レプラコーン』は、おじさん妖精。赤髪・赤ひげ・緑のスーツに大きな帽子・お酒とコイン(お金)が好き。『レプラコーン』が愛される理由もアイルランド人には親しみがあるキャラだから。
アイルランド人は、ユーモア溢れるトークを磨く。寂しがり屋で友達をいっぱい作りたいお国がら。
ノルウェー
北欧を代表する国、ノルウェー。歴史上の繋がりでノルウェー・スウェーデン・デンマークは良く似た国民性を持つ。
ノルウェー(北欧)は、ヨーロッパで1番の「高福祉高負担」の国。女性の社会進出は当たり前・復職は当たり前・男性の育休も当たり前。
男性は、仕事・家事・育児を女性と同じ内容で当然のようにこなす(驚)。
自然・ゆとり・日光浴が大好き。静かな空間を好み・無口な人が多い。日曜大工(DIY)が得意でモノづくり・家具の修理などは自分でやる。
雪国特有の寒さ対策・ウィンタースポーツの実力が高すぎる!!
ノルウェー人(北欧人)がクロスカントリー・スキー競技で常に上位トップな理由も納得できる。
「自然あってこその人類だ」というノルウェー人(北欧人)は、環境・自然をこの上なく愛するお国がら。
【おわりに】
ユニークで個性溢れるヨーロッパ主要7か国のお国がら・国民性。
もちろん、「10人10色」で1人ひとり個性は異なり、人それぞれに個人差があるので注意。
例えば、決して「ドイツ人だから皆、きれい好き」とは限らない。また「イギリス人だから皆、料理にはこだわらない」とは言い切れない。世界で有名なシェフ『ゴードン・ラムゼイ』は、イギリス人。
ただし、国の背景・習慣によって人の気質や一定の傾向がある。お国がら・国民性を知ることで、より良い理解・異文化を知ることに繋がるだろう。
【おまけ】
ヨーロッパのお国がら・国民性を知ると少し役に立つこと2つ。
コミュニケーションがしやすくなる
行動・しぐさ・言い方の理由が理解できるようになる
例えば、ヨーロッパ各国のお国がら・国民性を知ることで話題をつくれてコミュニケーションがしやすくなる。
またヨーロッパの人々の行動・しぐさ・言い方は、お国がら・国民性ということがある。なので、ヨーロッパ人の行動・しぐさ・言い方で疑問があるときはお国柄を知ると辻褄が合うこともある。
ヨーロッパ各国のお国がら・国民性を偏見ではなく、知識として持つことは何かの役に立つかもしれない…。
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