「命の母」が私の激情に蓋をしてくれた話
私には、月に一度、人知れず真夜中に天井の一点を見つめて号泣する日がある。
無能感が全身をぴっちりと覆い、私のなけなしの自尊心を窒息させる。箸の上げ下げ一挙手一投足、すべてが人より劣っていると痛烈に感じる。過去の自分の大きな失敗や最近の些細な会話の行き違いまで、大小さまざまな嫌な記憶が私の脳内に大挙し、フラッシュバックがメモリを占拠する。たまらず「あばばばば」と奇声をあげたり、体が自然にびくっと震えてしまうこともある。そしてその気分の波が真夜中になって最高潮に達すると、先述の