【香水連載】色も香も part1_FIGTEA
香水の魅力に、触れる機会が増えそうだ。
香水からインスピレーションを受け、それにまつわる文章を書いていく試みを、梶本時代さん( @uni_iga_iga )とともに、はじめることになった。
私自身、香水は初心者だが、奥ゆかしく素敵なものに触れ、さらなる魅力を知りながら、皆さんにもその素晴らしさを文章のかたちでお届けできればと思います。
記念すべき第1回は、ニコライのFIGTEA。
「写真付きポスターに付随するコピー」をイメージしました。
それでは、いざ。
NICOLAI (ニコライ)【FIG TEA】
これから咲く花の匂いを、知るものはいないように。
季節が放つまさにその瞬間の空気を、知ることはできないように。
遠くに来ている、いつかの透明な夏の気配?
これから世界のどこかで、花開こうとする秘密?
誰も知らない街で、誰かの面影を追いかけたくなる衝動?
香りの行方を知らない幸福が、あなたの想像力を待ちうけている。
――この香水の名前は、FIG-TEA。
「なにものか」に変身するまえの、可能性の香り。
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