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ルフィ名言Vol.74「決闘(たたかい)を汚す奴は男じゃねェ!!!!」


物語と名言

ルフィとウソップ、カルーの活躍によって、"キャンドルサービス"を破壊して、ろう人形になったゾロたちを救出し、Mr.5とミス・バレンタインをそのまま倒してしまった。残る敵Mr.3とミス・ゴールデンウィークの2人だけとなった。逃げ出したMr.3をルフィとカルーは追い、ルフィは、「鳥!!!あいつらを許すな・・・」とカルーに言うと、今回のルフィの名セリフ。

「決闘(たたかい)を汚す奴は男じゃねェ!!!!」

                  出典 ONE PIECE/尾田栄一郎 集英社

Mr.3の卑劣な策に怒りを露わにするルフィ。行き着いた森の中には、ろうで作られた無数のMr.3が待ち受けていた。
バロックワークス切手の頭脳派コンピにより、パワーバカのルフィを始末しようと、本物のMr.3 に「私に背を向けた瞬間、ナイフで心臓を一突きにする」とどこかにいる本物のMr.3がルフィに告げると、"ゴムゴムの・・・スタンプ!!!"と、本物のMr.3を一撃で倒してしまう。「なぜ、私がここだと・・・?」と倒れ側に言うと、ルフィは「かん」と答えるのだった。そして、隠れていたミス・ゴールデンウィークはカルーに見つかり、逃げ出してしまう。

名言の本質

ルフィにとって決闘は「誇り」だと言えます。誇りをかけた決闘は、何人たりとも邪魔をすることは許されないのです。仲間がろう人形にされたことよりも、卑怯な手を使って、2人の大きな誇り高い決闘を汚したことがルフィは許せなかったのです。
「決闘を汚す奴は男じゃねぇ!」ってことは、女だったら決闘を汚してもいいのかって話もありますが(笑)、少なくとも、男であれ女であれ、ルフィは許さないかもしれませんね。ただ、この言葉の裏には、「男なら誇りを持って生きろ」と言うルフィの考えが隠されていると思います。

「誇り」を持っているからこそ

ルフィが許せなかったのは、ルフィが「誇り」を持っているからです。「誇り」を持っているからこそ、「誇り」を汚すことが許せないのです。決闘とは、ただの喧嘩ではなく、争いでもなく、「誇り」を掛けたものです。ルフィにとっては、「誇り」は何よりも大事なのかもしれませんが、「誇り」あるものは、決闘であれなんであれ、汚すことは許されません。

多様化した社会において、いろんな仕事があり、様々な人がいます。それは、理解できないものもありますが、理解できないからといって、否定することはできません。そして、「誇り」を持っていることであれば、人に理解される必要もないのではないかと思います。逆に、誇りを持って向き合っていることは、必ず何らかの価値が生まれ、誰かに認められるものだと思います。

今のご時世、「万人ウケ」することはほぼ無理でしょう。ミリオンセラーも視聴率20%も、20年前と今では価値は全く違うと思います。誰かに認めてもらう為にするのではなく、「誇り」を持って臨むことで誰かに認められるんだと思います。
自分の人生、仕事、生き方に「誇り」を持って生きること。それは、女性がどう思うはわかりませんが、男なら「誇り」を胸に、どんっと生きて生きたいものですね。

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