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教育とコーチング

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公立中学校教師だった著者が、1997年、アメリカから日本に初めてコーチングが導入された現場に立ち合い、人の才能を引き出す部分にコーチングの魅力を感じ、教師をやめコーチとして独立。…
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#心理学

お坊さんにコーチング

お坊さんにコーチング

教師から教育委員会へ出向し、そして2006年にコーチとして独立し、いろいろな講演・研修の依頼をいただいていました。

その中でも、2008年に僧侶の方々からコーチング研修の依頼が来たことがあり、大変面白く、今でもその時のことは思い出します。

各お寺では、夏休みに子どもたちを集めてラジオ体操をしたり、説法をしたりするようで、その時に子どもとの関わり方を教えて欲しいということでの依頼でした。

僧侶

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現場で使えないコーチング

現場で使えないコーチング

97年にコーチングと出会い、学校現場で使っていましたが、最初は思ったような成果が得られませんでした。

「やっぱり学校では無理なのかな〜」
「理想論かな〜」
と、諦めかけた2年目に、やっとポイントに気づき始めます。

今日は、その時のお話です。

当時私はサッカー部のコーチをしていました。僕がコーチしていたチームは小学校でサッカー経験をしている生徒がほぼなく、よく試合では負けていました。

僕は、

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僕とコーチングの運命的な出会い

公立中学校の教師になって5年目、27歳。ある意味中堅に差し掛かった頃でした。

その頃の自分は、何か自分がやっている教育にしっくり来ていませんでした。

子どもが好きで、教えるのが好きで教師になったけど、そう思える場面が少なく、子どもと交流できる喜びや、教える喜びというものが部活動以外では味わえない感覚があり、日々悶々と生活していたのを思い出します。

自分の好きなことや、良いと思ったことを教える

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