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『人間』への興味が幸せとあたたかい世の中をつくる


“幸せ”に生きるために必要なこと。

それは、
『人間』に興味を抱くことだと思うようになりました。


特定の誰かとか、個人個人の“人”に興味を抱くのもそうですが、
もっと根本的で全般的な『人間』という存在への興味です。



『人間』への興味が薄い?


僕は人と接することが多い立場です。

『人間』に興味がないんじゃないか?

“自分自身”と“人間関係”には敏感。
けれど、他人を含めた全般的な『人間性』には深い関心がない。

そんな人が多いと思うようになりました。

伝わるでしょうか?

僕は、
『人間』への興味が薄いと“幸せ”から遠ざかってしまうと思うのです。


仕事も、最終的には『人間』への貢献に行きつくものです。

友人関係でも、夫婦関係でも、その他の関係性も、
最終的に大切になるのが『人間性』だと思うんです。


けれど、『人間性』にあまり関心を示さない。
『人間』への興味が薄いと感じることがあるのです。


”『人間』への興味のなさ”

原因は何なんでしょう?



『歯車』として育つ


僕は、
社会のあり方と、育ち方も含めた教育に原因があると思っています。

義務教育などで教育を受けて育ち社会へ出ていきます。

その目的は何でしょうか?

良い会社に入り、
そこでしっかり仕事をこなし、
安定した生活を送るため、
うまくいけばお金持ちになれるかもしれない、、、

そんな目的のための教育になっていないでしょうか?


一見、自分のためのように見えますけれど、
要は
社会の『歯車』としてしっかり機能して安心して生きていく目的のためです。

社会の『歯車』になるための教育です。


そして親も、
その『歯車』教育の中で、
良い成績を取れるようにと子どもを育てようとします。


一応、“道徳”とか、“礼儀”なんかも学びます。でも、それは副次的です。

『人間性』の“深み”を育てる目的はありません。

僕たちは『人間』に育てられるのでなく、『歯車』に育てられるのです。


『歯車』として育てられるとどうなるのか?
考えてみました。



”きっちり”社会


『歯車』に求められるのは“機能”としての優秀さです。
でも『人間』は、複雑で、あいまいで、ある意味適当です。

『歯車』がそれでは困ってしまいます。
なので、『人間性』はむしろ、邪魔です。


だから、
優秀な『歯車』を育てる今の教育は、
『人間性』を抑え込もうとしている気がします。

そんな風に育った人が『人間』に興味を抱けるでしょうか?

これが僕の考える“『人間』への興味のなさ”の原因です。


昔はまだ、
『人間』でいられる“余白”が世の中にはあった気がします。

けれど、
現代はすべて“きっちり”です。
“余白”がとても少ないと感じます。

学校が終われば塾通い。
”きっちり”しないといけない時間が多くなります。

遊びも昔のような原っぱや空き地で”適当”に遊ぶことも難しくなりました。

テレビゲームなどは”きっちり”しています。
もし、そういったゲームが適当であいまいだったらクレームの嵐でしょう。


“きっちり”は、まさに『歯車的』です。

『歯車的』だと、
“あいまいさ”や“適当さ”は邪魔で、”きっちり”が大事です。

きっちり”し過ぎは、
『人間性』を発揮する余白や寄り道を少なくしてしまうと思うのです。

“あいまいさ”や“適当さ”こそ『人間性』だと思うのです。

だから、『歯車』として生きると苦しくなります。
『人間性』を発揮できず生きづらくなります。



もっと『人間』への興味を


そんな『歯車社会』で幸せに生きるためにも、
『人間』への興味が大切だと考えています。


『人間』を興味と好奇心で観察してみてはどうでしょうか?


せまっ苦しい『きっちり歯車社会』と違って、

『人間性』には、
とても“深く”“広大な”世界が広がっています。
とても興味深くおもしろいと思います。


そんな『人間』に興味を抱けば、
社会を生きるのも楽しくなってきます。

『人間性』の“深さ”を知れば、
自分のダメさや、いたらなさも、もっと愛せるようになるかもしれません。


それに、
『人間』に興味や関心を抱くと、
『人間』への“熱い想い”も湧きあがってくる気がします。

今の世の中、どこか冷めた雰囲気を感じます。

『人間』への興味から“熱い想い”が育てば、
社会も温かくなっていき、
より幸せに生きられる世の中になるのでは?



なんて思ったりしていますが、どうでしょうか?

お付き合いいただきありがとうございます。



人間関係、ツライことも含めいろいろあるでしょう。
けれど、
『人間』への興味を深めてみませんか?

もっとあたたかな世の中をいきるために、、、
もっと幸せに生きるために、、、

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