仲村 次朗
偶然が世界に
蠢く速度
飛ばない鳥
読んだ本 立ち読みした本、 『ゴダール革命』 ゴダールの手掛けた映画は一度も見たことはないのに、「並外れた容量」の秘密が知りたくて。
野薊や脚の動かぬ夢に剥く 庭花火じいとしてうづもる大人
百合の花その背表紙は触れるのみ ゼラニウム要らぬ弁当しまふ身に
フユイチゴがまんしてはれた日の目に
胡蝶蘭生きて日ごとにさがひらく
桜さくしたくないのにしるす指に
躑躅咲き石をかかへてのぼる人
夏草やたれそかれともとへぬまに
鳳仙花さはられんとす唇の形
夜蝉の時雨か時雨の如き無か 合歓の花問はず語りの祖母にふる
蜜豆の硬き黒子や熱弁士 蜜豆 蜜豆 ひとつずつ蜜豆 蜜豆みつ潤ませかしぐチワワかな 蜜豆や三子の魂のいずくにか
触角を摘みし喃語や雲の峰 省線にそひゆくトンボ雲の峰
夕凪に慄へて眩し海終ひ 唯滂沱またあふまじき故郷に
ボタ山の今なきまろみ望月や 猫の恋いずこへ行きたへ他は他意
背の汗を溜めつ悪意が粗探し 敗残の寄辺を俄然に地雨かな
秋深し放れしシールを栞とし 秋深し徹夜にふかす細道
2024年9月25日 22:07
読んだ本立ち読みした本、『ゴダール革命』ゴダールの手掛けた映画は一度も見たことはないのに、「並外れた容量」の秘密が知りたくて。
2024年8月13日 20:18
野薊や脚の動かぬ夢に剥く庭花火じいとしてうづもる大人
2024年8月13日 20:15
百合の花その背表紙は触れるのみゼラニウム要らぬ弁当しまふ身に
2024年8月9日 21:30
2024年8月9日 21:24
2024年8月9日 21:12
2024年8月3日 06:51
2024年8月3日 06:44
2024年6月23日 10:35
2024年6月23日 09:50
夜蝉の時雨か時雨の如き無か合歓の花問はず語りの祖母にふる
2024年6月23日 09:15
蜜豆の硬き黒子や熱弁士蜜豆 蜜豆 ひとつずつ蜜豆蜜豆みつ潤ませかしぐチワワかな蜜豆や三子の魂のいずくにか
2024年6月22日 06:00
触角を摘みし喃語や雲の峰省線にそひゆくトンボ雲の峰
2024年6月22日 05:42
夕凪に慄へて眩し海終ひ唯滂沱またあふまじき故郷に
2024年6月22日 05:31
ボタ山の今なきまろみ望月や猫の恋いずこへ行きたへ他は他意
2024年6月22日 00:27
背の汗を溜めつ悪意が粗探し敗残の寄辺を俄然に地雨かな
2024年6月22日 00:15
秋深し放れしシールを栞とし秋深し徹夜にふかす細道