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怪談特集

霊感は伝染する?

私の知り合いで、ドラえもんのジャイアンのような人がいて、とても幽霊など信じないタイプに見えました。ところが怖い話などで盛り上がった際に、「実は俺、幽霊見たことあるんだよ」と言うのです。よく話を聞いてみると、今は見ない。でも、何度か見たことがあると言います。

当時付き合ってた彼女がとても霊感が強い人で、その彼女と一緒にいる時は自分もいつも見ていたというのです。恐い体験も多々したと言います。

そうなのです。霊感は伝染するのです。

でもその彼は、彼女と別れてから幽霊を見る事は無くなったと言います。

そうなのです。霊感が強い人と一緒にいると霊感がうつるのですが、離れると無くなるのです。

もちろん個人差はあります。「私は全く霊感はない」という人は、幽霊や霊障などを寄せ付けない強靭なメンタルの持ち主なのです。

除霊や浄霊の自己判断は危ない?

以前の職場で、物凄い数の霊体を憑けている人がいました。その人を知っているという同僚に聞いてみると、何とその人は、善意で除霊をしていると言うのです。その人は幽霊が視える人で、幽霊が視えない人のために、霊障で苦しんでいる人をボランティアで助けていると。

やり方は、霊に憑依されている人から霊体を外し、自分に一旦憑けて、家でゆっくり浄霊するというわけです。

私はその話を聞いて空いた口がふさがりませんでした。その人にはびっしりとおどろおどろしい幽霊がくっついているからです。その人の頭上に縦にのびてたくさんの霊が憑いているように私には視えました。

自分ではしっかり除霊や浄霊ができていると思っても、自己判断は危険かもしれません。

私はその人を見て、触らぬ神に祟りなしという言葉を学びました。

除霊や浄霊は意味がない?

よく、頻繁に怪我をするという人がいました。私はその人を視た時、たくさんの子どもの霊が憑いているのを感じました。

その人に話を聞くと、趣味はサーフィンだと言います。なるほどと思いました。海で溺れた霊を憑けてしまっているのです。その人は、その霊障によって怪我をしていました。

どうすればいいのか聞かれました。誰も居ない部屋なのに、子どもの気配を感じたりするというのです。心当たりは十分にあると。塩をまくといいの? でも、海って塩分豊富では? 神社でお祓いしてもらった方がいい?的に、その人は必死でした。

私は、その人がたとえ神社でお祓いをしてもらっても意味がないと思いました。鳥居の前で霊が一旦離れ、神社でお祓いを済ませたその人が帰る際、鳥居の外でまた憑くからです。

そんなことより憑かれないようにすべきだと言いました。その人はとても気弱なタイプだったので、もっと堂々とすること。そして、どうせ神社に行くなら、海でいつも泳ぐんだから、海の神様を祀る神社で拝むよう言いました。しかも一時だけじゃなくちゃんと信仰心を持って、サーフィンの時は毎回手を合わせるように。

そうした積み重ねが、霊に憑依されないようにする秘訣だと思います。

何もしてないのに霊は憑くの?

憑依とか霊障とかは、メンタルが崩れている時とか、可能性はあると思います。でも、怖がる必要はないです。

生きた人間のネガティブな波動による霊障に似た症状はあれど、死者による憑依や霊障は余程メンタルが崩れてなければ大丈夫だと思います。

危ないのは、メンタルが弱いとか、崩れているとか、自覚がある時です。そういう時は、危険な場所には近づかないようにしましょう。心霊スポットに行くとか、自殺の名所に行くとか。

そのつもりがなくても憑依されたり霊障を感じた時は、できるだけ強い気持ちをもつことが大事です。

私はそうした危険な目に遭った際、神棚から幽霊の手が出てきたり、「南無阿弥陀仏」と唱えたら「ナムアミダブツだって、アハハハハ」と幽霊に笑われたりしましたが、それでも頑張って強い心を持って対処しました。

完全に幽霊を視えなくすることはできる?

私は幼少の頃から幽霊をたくさん視ましたし、怖い体験をたくさんしました。憑依されたこともあるし、霊障で何か月も寝込んだこともあります。精神に異常をきたしたこともあります。

ギックリ腰交通事故、ろくなことありません。原因不明の血尿も十年も出ました。

そんな私は今では全く幽霊を視ません。

スピリチュアルカウンセラーとしてたくさんの人の人生相談に乗ってます。

幽霊も視ませんし、憑依も霊障も怪奇現象恐怖体験心霊現象も全くありません。人生ここまで変わるのかというほど変わりました。人格が変われば現実も変わります。

要は心構えです。何を信じるか。

どうせなら自分を信じましょう。強い心や愛の心があれば、ネガティブなものは消え去ります。

闇は光の前で消えます。光をつけるスイッチはあっても、闇をつけるスイッチはありません。

慈恩保の怪談話とは

この本は、私が幽霊をたくさん視ていた頃の話です。今は全く視なくなってしまいましたが、幽霊を視てしまう人の気持ちは凄くよく分かります。また、そのせいで多々苦労している人の気持ちもよく分かります。

この本は、心霊体験恐怖していた頃の私の、そのまんまの気持ちを書いた本です。読者を怖がらせようと思って書いた本ではありません。

読者の感想として多いのは、ただ、一言、「恐い」「会社の休憩室で一人で読んだ。後悔した」など。「ガチ過ぎて逆に怖くない」といった声もあるようです。

フィクションではなくノンフィクションではありますが、心持ちとしてはエンターテインメントとして愉しんで頂ければ幸いです。

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