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キャリコン未経験からの仕事の始め方③フリーランスの現状と役に立った経験

軸ラボの山下智子です。
軸ラボはで就活や婚活の自己分析、だけでなく、最近は人生のさまざまなタイミングでの相談にのる仕事をしています。

前回の投稿はこちら

私のキャリコンの仕事の現状について書いてみたいと思います。過去記事に興味を持ってくださったみなさま、ありがとうございます。どなたかの参考になれば幸いです!


▼仕事の現状

前回投稿でも簡単にまとめたのですが、2024年8月現在は私はフリーランスでお仕事をしています。

軸ラボ:個人のお客様から予約がある都度対応(自己集客)
大学:週1出勤&月6日程度のオンライン面談やセミナー対応(業務委託)
WEBデザインスクール:予約の都度対応(業務委託)

ちょっとずつ詳しくお伝えしたいと思います。

▼軸ラボ

自分で起ち上げた自己分析アドバイスのサービスです。キャリコンの資格を取得して「自分がしたいキャリアコンサルティング」のイメージがある方は、自分でサービスを起ち上げるのが一番やりたいことができます。
もちろん集客は大変ですが(私も絶賛いつも迷子中です!)一生懸命やっていると、誰かには伝わるんだなというのを実感しています。長期的に取り組むライフワークの位置づけです。最初は対面4時間1回完結のサービスでしたが、今はオンライン1時間がメインになっています。就活だけだったのが、途中で婚活の相談も始め、今はどんなときでも軸ラボを利用してもらえるようにリニューアル中です。
就活も婚活も、人生の転機って大変なことが多いですよね。自分のことを知れば少しでも楽しく進められるのではないか、みんなもっと自分の良いところに気づいてアピールしていってほしいな、と常々思っています。同時に、就活や婚活だけでなく、人生の様々なタイミングで訪れるモヤモヤも、自分を振り返って整理整頓すると見えてくるものがある、そうやって前に一歩進むお手伝いをできることや、皆さんが少しでも生きやすくなることがやりがいです。

▼大学のお仕事

直接大学と契約しているお仕事もあれば、キャリアラボさんを通してお仕事をしているものもあります。週1回、大学のキャリアセンターに通勤して履歴書の相談にのったり面接対策をしたり、進路の相談にのったり。月3回の自己分析や志望動機作成のマンツーマンの面談もあれば、大学行事のセミナーで自己PR作成や面接対策の講師を行うこともあります。面談は1日に6~7人、50分面談して10分で記録を書く、のようなリズムです。色々な学生さんのお話が聴けてとても楽しいです。とても悩みますし、一緒に考えます。寄り添って聴く姿勢はもちろんのこと、面接や書類選考を突破できるようなアドバイスや、メンタルの問題や、障がいのある学生さん、留学生への対応などあるため様々な対応力が求められると感じています。精進していきます!

▼WEBデザインスクールのキャリアカウンセリング

経済産業省が現在、リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業を行っています。様々な民間企業の事業が採択されていますが、事業内容の一部である「キャリア相談対応」の部分にキャリアコンサルタントが必要とされています。私はWEBデザインスクールのキャリアカウンセラーとして業務委託契約を結び、受講生の方の面談を行っています。キャリアカウンセリングを受ける機会って日常的にはないと思うので、この機会に様々な方に受けてもらえることがとてもうれしいと感じています。色々なバックグラウンドの方のお話をお聴きできるのも私自身勉強になりますし、新しい一歩を踏み出すみなさんの背中を押せるのが光栄です。このお仕事に出会えたのはIndeedやWantedlyだったため、たまには自分も就活をして最新の就活に触れておくこと、自分のスキルを棚卸しておくこと、プロフィールをまとめておくことは大事だなと感じました。

▼フリーランスになるまでに役立った経験

今の状況に至るまでに私が役立ったと感じている経験を簡単にまとめておこうと思います。「キャリコンとしては未経験だけど、自分の経験やスキルの中にも役に立つことってないかな?」と振り返るきっかけになれば幸いです。

▼就活経験

私の就活はいわゆる就職氷河期で、リクナビを見て泣きながら「何がしたいかわからない…」と悩んで迷っていた時代でした。そのおかげもあって「しっかり自己分析をしよう!」と思い立って自分史をノートに書いて共通項を探って「相談にのるのが好き」ということが判明、そこから「人生の転機で相談にのる仕事をしたい」と不動産、人材、ブライダル業界を受けるに至りました。自身の自己分析の経験から、自己分析アドバイスサービスを起ち上げたので、キャリコンの仕事に役立った原体験だと思います。

▼営業経験

新卒最初のキャリアは不動産営業だったのですが、理想のお住まいを探すためにじっくりお話をお聴きすることは、キャリコンとしてお話をお聴きしていくことに役立っていると感じます。提案よりまずはお聴きすること。信頼関係を構築して、お客様以上にお客様のことを考えること。私は軸ラボで聞き書きをしているのですが、それも営業時代にお話をお聴きしながら内容を書いてまとめていたことが役立っていると思います。もちろん、フリーランスとして仕事を獲得するのにも営業経験は役立っていると思います。

▼人前で話す経験

不動産会社の社員時代には新卒の説明会やスピーチなどで話す機会がありました。大学時代にもイベントでMCをしたり、もっと振り返ると学生時代も人前で話すことはあまり苦ではありませんでした。もちろんキャリコンとしてサポステや専門学校で講師をしながら徐々に成長していった感覚はありますが、「複数人が参加していても語りかけるように話す」「わかりやすく伝える」「目的に応じて話す内容を組み立てる」などは培ってきた経験を活かせているかなと感じます。

▼「選考対策」の経験

選考対策の経験はキャリコンの単発の仕事を繰り返す中で身に着けていきました。私たちキャリコンが「キャリアコンサルティング」「キャリアカウンセリング」をしたいと思っても、仕事として求められているのは「選考対策」のほうが多い、という実感があります。なぜなら、みんな就活に困ったときに相談するからです。特に自己PRなどの応募書類作成、志望動機作成、面接対策、グループディスカッション対策、それに加えて転職者対象だと職務経歴書の作成支援。相談者の強みを企業にどう伝えていくか、一緒に考える、アドバイスの側面が強いです。「明日が面接!」「明日がESの締め切り!」という場面でどこまでアドバイスできるか…!という匙加減は現場で身に着けていきました。キャリコンの資格勉強では「アドバイスより傾聴」「正解はない」などを中心に学びますが、全然違う…!というのが正直なところです。
就職決定数自体が「成果」となることも多いです。ノルマがあるわけではなくても、大学でもハローワークでもサポステでも就職決定数は数値として見られています。そのため、人材系業界で働いていた方や、採用担当をされていた方は選考対策のスキルがあり、就職支援の現場で生かしやすいと思います。

▼まとめ

気軽な気持ちで書き始めた「キャリコン未経験からの仕事の始め方」でしたが、思いのほか長くなってしまいました。自分自身振り返って書くことが、キャリアとスキルの棚卸になる感覚がありました。読んでいただいた皆様、ありがとうございます。私の書いたキャリコンの仕事はあくまで一例で、本当にたくさんの可能性のある仕事だと思います。皆様がそれぞれのキャリコンの道を歩めるよう、何か助けになっていれば幸いです!

今後のモニター募集などは公式LINE、各種SNSで行いたいと考えています。ご興味がおありの方はフォロー、友だち追加をお願いします!
noteのTOPページに各種SNSのリンクがあります。(SNS下手なので申し訳ないぐらい情報がないですが…!)

投稿にフォローやいいねをくださった皆様、ありがとうございました!めっちゃ励みになりました!今後ともよろしくお願いします!

「自分を知って、楽しく生きよう」をモットーに、自己分析や、就活、婚活、終活に役立つ記事を書いていきたいと思います。