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終着点が見えないから考える

2024.1.9 お腹があったかいって、幸せだと思う。朝、起きて淹れて飲んだ紅茶でお腹が満たされるとか、温かいご飯を食べてお腹があったまるとか。お腹が温まると便も出てくれるし、体全体がぽかぽかして動きやすくなる気がする。理屈とかは分からないけど、それはとても幸せな気がする。 そういうのを考えるようになったのは、自分が若かった時よりも着実に老いてきているからでもあるし、能登の震災のことが頭から離れないからでもある。 数日前に風邪をひいて、でも微熱までもいかない程度で回復し

    • good picture quality doesn’t necessarily produce good photos, but he’s honest

      2024.1.6 最初に文章を打つ時に、間違えて2034と打ってしまい、自分は平然と2024を迎えてしまったと、はっと気づいて静かに驚いた。2014年を過ごしていた頃はきっと2024年のことを想像できていなかったに違いないし、2020年を迎えたあの冬でさえ、世間が夏休みに入ろうとしている頃まで数字が繰り上がったことに信じられないでいたのに、2024年に関してはすんなりと受け入れて普通に過ごしてしまっていることに違和感を持っている。正月が明けようとしている。今はまだ、この世界

      • Oshougatsu to Natsu

        2024.1.4 今のところ珍しく、毎日分投稿することに成功している。 . 正月が明けようとしている。仕事の忙しさが前より穏やかになったように思う。家の外の空気が澄んでいてとても綺麗だった元旦が惜しい。駅から見える海は煌めいていた。燦々と注ぐ太陽の光を、ホームの白いコンクリートが跳ね返して、目の前に広がる海沿いの景色がより眩しく見えた。なんだか知ってる眩しさだ、と思ったが、夏に海水浴場へ行って砂浜に辿り着いた時の、あの感覚だと思った。床のコンクリートの表面はサラサラとし

        • place of the senses

          2024.1.3 待ちに待っていた初詣の日だった。2024年。高校時代の友達と。 7:00に目が覚めた。カーテンを端に寄せて窓を開けてみた。冷たい空気が入ってきたけど、真っ直ぐ向こうに、紅色が滲んだような薄い藍色の雲があった。東の空に見えていた。冬の朝は、暗い。窓辺の薄いカーテンが沈んだ水色に染まる。その色が部屋にも入ってくるから部屋の物全部が少し青みがかった色をしていて、まだみんな眠っているみたいだ。そうだ夜明けってこんな感じだった、って思うくらい、この時間にゆっくり起

        終着点が見えないから考える

          私の1日

          2024.1.2 新しい1日が終わり、私は7:30のアラームで目が覚めた。目標にしたからだ。でも、寒くて体が動かず、8:30まで布団の中にいた。アラームを10回ほど止めたと思う。 ここ最近、かなり身体がしんどい。心臓なのか肺なのか、左胸が常に小さくズキズキと痛い。これは、私の中では数年前からごく稀にある事であって、寒い日に起こりやすい。学生の頃に喘息になった時に左肺を少し痛めたからか、もともとかなりの低血圧だからか、心臓が肥大しているせいか。分からない。分からないが、生き

          私の1日

          新しい1日

          2024.1.1 今日は仕事が休みだった。 朝、初日の出が見えるよ、と声を掛けられて起きたけど、身体がしんどくて起きなかった。それでももう一度寝付けられず、少し時間が経ってからまっさらな年賀ハガキを手に部屋を出て、階段を降りた。朝一番に、年賀状を書いた。書き初めは年賀ハガキになった。絵を描いて住所を書いて、近くのポストまで歩いて投函した。同じようにハガキを持った人が、地図の看板を見てポストを探していた。 今日は初詣に行かなかった。 もう少し後で初詣に行く予定があるし、

          新しい1日

          If the font of a name determines your life, spelling a name is useless.

          2023.10.31 電車の中から山の様子などを見ていて、それからiPhoneの画面に視線を落とすと、小さくてお洒落な刺青の写真が流れてきた。それを見て、自分だったら何をいれるかなぁ、と思った。 写真の刺青の柄は、卵一個分くらいの大きさで、天使の後ろ姿だった。 羽っていうモチーフは良いなぁ。羽根というか、翼。でも、ちょっとバランスを間違えたらちょっとダサい気がする。そんなことを考えていて、絵を肌に刻むこと自体が難しく感じた。40,50代、いや、もっと歳上のお婆ちゃんにな

          If the font of a name determines your life, spelling a name is useless.

          着地点なしの理想

          2023.10.30 特筆すべきことはない、なんてことを言い出したら、何も書くことがなくなってくる。ちゃんと24時間ずっと呼吸をして、心臓も働いているはずなのに。 今朝は二曲をずっと交互に聴いていた。 その二曲は、ある点で対極にあるように思えた。一つは太陽の出ている昼間のようで、一つは空の存在しない闇の中のような雰囲気。それを繰り返し繰り返し、永遠のように流すのが癖になって、気づけば耳の穴の奥が痛くなっていた。 私はCDの世代だと思う。それでも、デッキで音楽を聴くこと

          着地点なしの理想

          シャキッと背中

          2023.10.24 今朝、起きて一番に、何か目にした気がする。それを後でこれ(つまりnote)に起こそうと思って、忘れた。 これが本当に書こうと思ったことかどうかは、分からないけれど、きっと目覚めがよくなかったってことが書きたかった。 昨日は休みで、殆どを寝て過ごした。だから、明け方頃の最後のほうは、途切れ途切れに起きていた。 昨日を殆ど寝て過ごしたんだから目覚めが良いはずなのに、目は開いたまま、体と頭は起きなかった。それでも起こすためにAirPodsを着けて、音楽

          シャキッと背中

          dog heart

          2023.10.17 今日は友達と待ち合わせて、台湾カフェに行った。 犬を連れて迎えに行った。友達がこちらに気付くと駆け寄ってくれた。彼女が横断歩道を渡ってこっちに近付く最中、犬はずっと尻尾を振って前足をぺたっと地面につけて、とても嬉しそうだった。犬を最初の用事の間だけ一緒に連れて行った。友達は飛び掛かりそうな犬に対して少し怖がっていて、誰しも犬が好きではないということを思い出した。それぐらいに私は犬のことが可愛いから、この子は皆んなに好かれて当たり前だくらいに思い込んで

          dog heart

          It’s a 、

          2023.10.16 する事が全てにおいて遅いので困っている。 作業的な仕事が遅くて、家事も食事も遅く、歩くのも遅い。 でも、毎日の給食を昼休み中かけて食べていた頃よりは、周りのみんなについていけてる気がする。 あの頃は、クラスの中に数人、昼休みが始まるまでに食器を返せない人がいて、私はその一人だった。思い出した。食器を運ぶ銀色のカゴ。あれにいつも間に合わなかった。小2までは、パンが食べられなかった。一人で給食室までお盆を運ぶのがしんどかった。 それに比べたら。成長

          It’s a 、

          We are young, but never forever. But it’s forever.

          2023.10.15 夜が寒くなってくると、寂しい感じがする。 少し風が出ていて、冬を思わせるような冷たさを空気の中に感じた。こう秋冬の時期になると、聴きたくなる曲がある。FUN.の “We Are Young”。 この曲は別に冬の曲じゃない。歌詞にサングラスが出てくるから、夏かもしれない。知ったきっかけはアメリカのドラマgleeで、キャストがカバーして歌っているのを観て曲を知ったけど、ドラマが冬の場面だとかいう訳ではなかったように思う。 じゃあ、なんなんだろうな、と

          We are young, but never forever. But it’s forever.

          秋風と心の所在

          2023.10.13 今日はゆっくり出かける日だったから、十一時頃に起きた。朝ご飯を食べ、珈琲を淹れて味わっていると、正午に母が帰ってきた。何やら上機嫌で、どうやらいい買い物をしたらしかった。早く帰ってきたものだから近場で買い物をしたのかと思ったが、そうではなかった。朝から電車に乗って街の中心地まで出かけていた。そこは私の職場の近くで、これから私が向かう場所であり、何とも不思議な感覚になった。私は今、珈琲を淹れて一日を始めたところだったが、母はすでに半日を終えたらしい。私が

          秋風と心の所在

          suspicious charm of the CD

          2023.10.12 今週は三連休が終わったからか、お客さんは少なく、仕事中は穏やかな日が多かった。 今日は仕事が早く終わった。少し自由な時間が増えるのは嬉しかった。隣の駅まで歩いて、パン屋さんのパンを買うことにした。コム・シノワの本店。いつも開店時間と仕事の時間が重なって買いに行けないから、気持ちがうきうきした。途中で中古のCD屋さんに寄った。 その中古のCD屋さんは、ビーズ屋さんの下にある。ビーズ屋さんが1.5階くらいの高さにあって、その真下の地下一階にCD屋さんが

          suspicious charm of the CD

          ラベンダー事件

          2023.10.11 特筆すべきことはない。今日はこれに尽きる。そう書こうと思ったけど、(書いたけど、) 事件はあった。 家の植木が誰かによって切り取られていた。今朝起きると母が俯いて悲しんでいて、話を聞くと、ラベンダーの花が切られていたという。二つ花が咲きそうだったのに、見れなかった、と母は言っていたが私が気掛かりなのは"切られた"ということだった。そのラベンダーが置いてあったのは、家の外で道に面している敷地内であり、植木鉢で育てられていた。今は玄関内に持って来られてい

          ラベンダー事件

          10.10

          2023.10.10 あの日と同じ看板を目指していた。小さくて青い、白文字の、あの看板。 仕事が終わって、電車に乗り一息つける、と思ったのに車内が何か臭っていた。このまま乗ったまま帰れば今日は早めに家に着くはずだったけれど、アイスも食べたいし、途中の駅で降りることにした。隣の駅。構内は今から改札に入る人、切符を買う人、別れを惜しんで立ち話をする人、ちょっと疲れたからベンチに座っている人ばかりだった。つまりは、みんなこれから帰る人。この駅を去る人。閉店時間を過ぎてからこの駅