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七宝つなぎ


林冠で覆われた曇り空のおかげで随分撮影しづらい条件になってしまいました・・・。


ヤマカガシ Rhabdophis tigrinus


川沿いにいたのはヤマカガシ。私の生まれは千葉なのですが、そこで見かけるヤマカガシと違って京都の個体は随分黄色が強い印象。

同種でヤマカガシほど個体によって色模様が異なるというのは世界的にみても珍しい事なのだとか。

ニョロニョロと上手に泳いでいきます。基本的に蛇は皆泳ぎが上手ですねぇ。形が形なので当然っちゃ当然ですが(笑)



太々しい(?)個体で撮影がしやすかったので追いかけながら撮影という形でした。ちょっと角張った唇が可愛らしいですねぇ^^

おとなしそうな顔をしていますが、毒の成分の強さはハブの10倍、ニホンマムシの4倍だそうです。
とはいえ、ハブやマムシとは毒牙で咬む時の仕組みが全く異なり、彼らほど物理的な攻撃に特化はしておりません。
触らなければヤマカガシから咬むなんてことはほぼ絶対と言っていいほど無いでしょう。

ハブ、マムシは「クサリヘビ」というグループで、口の前方に注射器のように空洞を持った長い牙を一対持ち、とぐろを巻き、とぐろを足場にバネのように頭をビヨーーーンと伸ばして咬みついてきます。
そして牙を打ち込んだ時に、頭部の毒腺から毒牙の空洞を伝って相手の体内に毒が流れ出て・・・という流れです。

ヤマカガシは「ナミヘビ」というグループで、口の奥に空洞になってない少し長い牙を持ちます。
咬みついた後に、その奥歯の長い牙で皮膚を傷つけ、そこから毒を唾液のようにじわーっと染み出させて相手の体内に・・・という流れです。

そうですねぇ。例えるならハブ、マムシは毒入り注射器を遠方射撃に使う遠距離型…スナイパー。対してヤマカガシは確実に捕まえてから打ち込む至近距離型…CQCってやつですね。

コブラやウミヘビなんかは(例外はありますが)、
牙はヤマカガシとハブの中間で、注射器に成りきれなかった毒牙が前についていて、
攻撃方法はハブ寄りではあるが、彼らほど攻撃可能範囲が広いわけではない。という感じです。

どれも事実として、非常に強い毒を持つ・・・というのはありますが、全く違う方法です。これ知ってるだけでも不必要な「怖さ」みたいなのは無くなるんちゃうかなぁ、と思いますね〜。


イラガの仲間でしょうか。
ドクガのような毛針ではなく、ちゃんと「針」なので刺されると結構びっくりする痛みだそうです。
私は刺されたことがないのですが、昔長野で農作業体験をしていた時、年下の子が刺されて悲鳴上げてたのを思い出しました。

この模様の幼虫は初めて見ました。
まぁ、一口に「蛇」と言っても色々あるように他の生き物でもそうですからね〜。


ニホントカゲ Plestiodon japonicus


山を降りるとニホントカゲがバスキング(日光浴)中〜。
私の地元は圧倒的にニホンカナヘビの方が個体数が多いんですが何か明確な理由とかあるのかしらね〜。
この辺ではカナヘビも見かけますが、トカゲが7割ほどでした。

若干私を気にしながらも、のんびりしてくれました(笑)

普段生活の中でニホントカゲをご覧になってる方は分かっていただけると思うのですが、トカゲがこっちを気にしながら逃げる時「ピタッ・・・カサカサっ・・・ピタッ・・・」みたいにカクカク動くんですよ。
個人的にはこれが可愛くて可愛くて仕方ないのでトカゲを見つけるとつい、逃げるか逃げないかのギリギリのラインを探ってしまいます(笑)


コガタコガネグモ Argiope minuta

ですかね〜。

廃墟に住んでいました。
あくまでも撮影してての私感ではございますが、このレンズはかなり微細な湿度の差異を出せるのが素晴らしい強みですね・・・!

人物、風景、野生動物、食品や陶器といった物撮りまで、そのどれに於いてもCarl Zeissのオリジナリティーみたいなのが撮って出しでも撮影者の意図を邪魔せずにいい形で醸し出してくださいます。


いいレンズですよ本当に。

他のレンズは仕事で必要だったり、写りの云々とかではなく欲しい画角だから使ってたりしますが、Milvusは欲を言えば全部のライン欲しいですね(笑)



ではでは。
本日はこの辺で。お越し頂き、誠にありがとうございました^^

またお会いしましょう。
それでは〜〜ごきげんよう〜〜〜〜


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