あおい

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こんにちは、あおいです。 HSPです。学生時代には不登校を経験しました。社会人になってからうつ病を発症し、現在はうつ病と闘う日々を送っています。 自分の思っていることを吐き出しつつ、私の文章が誰かの役にちょっぴりでも立てたら嬉しいなと思って書いています。

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誰かとお酒が飲める幸せ

「もうね、なかなか近くに友達いないから、こうやってお酒飲めるのほんとに嬉しいの!」 大学時代の親しい仲間と一緒にお酒を飲むとき、私はこの言葉を必ず口にしている。 大学生だった頃は、飲み会や誰かとのごはんや宅飲みがたくさんあって、もちろん楽しかったのだけれど、こんな風にありがたみを感じたことはなかった。 社会人になり、日本全国に仲間が散り、新型コロナウイルス感染症が大流行して、人と会うこともままならなくなった。 友だちと飲みに行くことはおろか、職場の付き合いで飲み会に出る

    • 蜂窩織炎の続き、9月から放置していてようやく書きました… まだまだ先は長いのでゆっくり更新していきます。

      • 蜂窩織炎で緊急入院した話 その②

        ↑前回はこちら はじめに~Caution!~ この話の性質上、陰部に関するワードが出てきます。 苦手な人、お食事中の人は読むのを控えてくださいね。 また、あくまで一患者の記録なので、蜂窩織炎について詳しく知りたい人は専門家によるWeb記事や書籍を参照してください。 運ばれて、それから 救急車で近くの大きな病院に運ばれてすぐ、検査が始まった。 とはいっても私はされるがまま。右足を開いてストレッチャーに横たわりながら痛みに悶えているだけだった。 はじめに検査に行ったのは

        • 蜂窩織炎で緊急入院した話 その①

          はじめに~Caution!~ この話の性質上、陰部に関するワードが出てきます。 苦手な人、お食事中の人は読むのを控えてくださいね。 また、あくまで一患者の記録なので、蜂窩織炎について詳しく知りたい人は専門家によるWeb記事や書籍を参照してください。 入院、前夜 その日、私は旅行中の両親に代わって実家の犬を世話するため、自宅から新幹線で数時間かかる実家に帰ってきていた。 自宅を出るときから、右足の付け根、もっと言うとデリケートゾーンと太ももの間の関節部分に違和感があった。

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          決めたのは私だったんだ

          7月の終わり、私の勤務する中学校も夏休みを迎えた。 先生たちは夏休みも部活指導や授業日に出来ない仕事で忙しいが、いつもよりはややゆとりがある。 職員室の雰囲気も心なしかやわらいで、ゆったりした空気が流れている。 私の仕事(司書)は生徒がいないとそこまでやることがない。蔵書整理をしたり、データの整理をしたりと、こちらも普段よりゆったりと仕事をしていた。 そんな夏休みのある日。 昼休みに、隣の席のM先生(同性で同世代)と話していた。 年が近いこともあって、M先生とは時々雑談を

          決めたのは私だったんだ

          読書が進まない

          昔から本の虫で、小中9年間は毎年100冊以上読破してきた私。 社会人になって忙しくても、仕事に役立てようと教育書を読んだり、司書の勉強で教科書を読んだりしていて、年100冊を超えるペースで読書してきた。 だがしかし。 今年は全然本が読めていない。 4月からありがたいことに学校図書館の司書として働いているにも関わらず、2023年に読破した本はわずか9冊。 もうね、体力が保たないんだわ。 年明けから仕事を始めるまではうつの重い症状が出て読書どころではなかった。 仕事を始

          読書が進まない

          海辺の日々

          私は海のない県で育った。 18歳で実家を出るまで、海に触れたのは数えるくらい。海水浴は一度もしたことがない。 大学を卒業した私が先生として勤めた学校は、目の前に海が広がっていた。人生ではじめて海辺で暮らすことになった。 はじめに驚いたのはニオイ。 いわゆる「磯の香り」というやつなのだろうが、慣れてない私には「よくわからないけどくさい…?」ものだった。 家から出たとき、校舎を出たとき、風向きによって不意に漂ってくるニオイ。 今も、あの町とそこで過ごした日々を思い出すとよみが

          海辺の日々

          病院のベッドで亡き祖父を想う

          人生で初めて、緊急入院をした。 今も、病院のベッドの上だ。 幸いにも命に関わる病気ではなく、退院の目処も立った。 けれど、病院で過ごす日々は意外としんどい。 上げ膳据え膳でありがたや!と思ったのは最初の1日くらい。日に3回の点滴と検温・血圧測定のほかはやることがない。眠ったり、スマホをいじったり、本を読んだりして(生憎テレビを見る習慣は持ち合わせていない)、長い1日を消化している。 うつ病のどん底で動けないときもつらかったが、(外科的要因での)入院のつらさは別物だ。 頭

          病院のベッドで亡き祖父を想う

          日本語沼の民だった頃の話

          私は大学で国語学研究室にいた。 国語学、現在は日本語学と呼ばれることの多いこの学問は、文字通り日本語をあらゆる側面から研究するものだ。 研究室配属になってから3年間、日本語沼にどっぷり浸かる生活だった。 何を研究してるの? 研究対象は日本語に関することなら何でも扱い、かなり幅広い。 例えば ・国語史(ある時代にどんな言葉が話されていたか) ・文法論(日本語の文法はどんな体系か。この分野において義務教育で習う文法は一説に過ぎない) ・会話(話し言葉にフォーカスする。「あ

          日本語沼の民だった頃の話

          犬と和解

          中学1年の春、子犬がうちに来てしまった。 私は犬が苦手だとあんなに主張したのに。 どうしても犬を飼いたい妹に両親が根負けしてしまった。 茶色いトイプードルのメス。「サクラ」と名づけられたこの犬は、神経質な癖して家の中ではやんちゃだった。 居間を全速力で走り回り、ワンワンと鳴く。 机の上の目ぼしいものはとりあえず口に入れて噛む。犠牲になった鉛筆と消しゴムは数知れず。 トイレの覚えが悪く、そこら中で粗相をする。 さすがに撫でたり抱っこしたりはできたものの、犬が苦手な私は、サク

          犬と和解

          やっぱり、司書になりたい

          「司書」との出会いと小さな挫折 私が「司書」という仕事を知ったのは、通っていた小学校の司書の先生がきっかけだった。 穏やかで優しく、面白い本をたくさん紹介してくれた先生。どうして私の好みがこんなにわかるのかと不思議でならなかった。幼い頃から本の虫だった私にとっては、本について何でも知っている先生は憧れの存在だった。 いつしか、「先生みたいな学校司書になりたい」と思うようになった。 高校へ進学した私は、悲しい現実に直面する。司書資格は大学で規定の単位を修めれば取得できるが、

          やっぱり、司書になりたい

          派手な色で染めよう

          「よっしゃ、髪ピンクにしよう」 うつ病で仕事を辞めた私は思い立った。 周りが派手髪にするタイミングは、大学生のときが多かった気がする。 メッシュが入っている友達や、毛先だけハイトーンの後輩、全部緑色の髪の同期もいた。 私の大学時代は、アルバイトで派手髪禁止だったこともあり、アッシュ系の色にするくらいがせいぜいだった。 新卒で教員になったので、当然ここでも派手髪にできるわけはなかった。 しかし、うつ病によって唐突に無職になってしまった。これは好きなことをせねば損!(うつ病

          派手な色で染めよう

          お腹が減るまで食べないチャレンジ!その後

          以前、こんな記事を書いた。 1週間ほど経過したので、現在の様子を書き留めておこう、というのがこの記事の主旨である。 結論から言うと、食べる量は実はあまり変わっていないかもしれない。けれど、前よりバカ食いは減った気がする。 お腹が減ったな〜と思ったら食べるようにしたら、1日2食で事足りるようになった(昼過ぎまで起きないからなのだが)。 ただ、食べ始めるとたくさん食べたくなってしまうのは相変わらずなので、食べる量としては変わっていないかもしれない。 しかし、自分の体の様子を

          お腹が減るまで食べないチャレンジ!その後

          人生で一番の映画

          ドラマは苦手でここ数年全く観ていない私だが、映画は好きである。毎週続くドラマとは違って、2時間なら2時間、ぐっとその世界に入り込んで出てくるあの感覚が性に合っているのだ。 そんな私が 「今まで観た中で一番よかった映画は何ですか?」と訊かれたら、これを挙げる。 『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)だ。 映画を観るまで、クイーンについての知識はほぼなかった私。かろうじて聞いたことのある曲が何曲かあるくらいだった(それもクイーンの曲だと知っていたわけではない)。 当時の彼

          人生で一番の映画

          映画館で大人になった

          私の生まれ育った町は、田園風景の広がる田舎だった。 そんな田舎で「遊ぶ」と言えば、友達の家に行ってゲームをするか、公園に行って遊ぶか、そのくらいしかなかった。 中学生になり、不登校のち相談室登校になった私に、相談室仲間ができた。 1人は同じ学年のYちゃん。もう1人は学年がひとつ上のRちゃん。 私たち3人は相談室で過ごすうちに意気投合して、休みの日も遊ぶようになった。 「映画、観に行こうよ」 ある日、Rちゃんがそう提案してきた。 私の町にはもちろん映画館がないから、映画を見

          映画館で大人になった

          しんどい道を選ぶ

          「大切にしている教えは何ですか」と訊かれたら、私は迷わずこの言葉を挙げる。 中学校のときの担任N先生に教えてもらったこの言葉。先生が学級通信で紹介してくださっていて、それは何かの引用だったはずなのだけれど、元の文章は発見できなかった。 でも、「しんどい道を選ぶ」というフレーズだけは、ずっと私の心の中にある。 先生の学級通信では、「しんどい道を選んだ方が、後で綺麗な景色が見られる」といったような文脈で紹介されていたと記憶している。 当時は「迷ったら大変そうな方を選ぼう」

          しんどい道を選ぶ