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忘れられない罪悪感【アドバイザー紹介-木村安寿-(前編)】

今回ご紹介するのは、ジェイック就職カレッジ-動画学習コース-のアドバイザー兼企業担当として活躍する木村安寿。
求職者担当と企業担当の二軸で転職支援を行う木村は、「一歩踏み出せずに悩んでいる人の力になりたい」という想いで、就職支援に携わっています。
前編では、このモットーが生まれたきっかけのエピソードを語ってもらいました。




怒られ続けた幼少期

「自分がやりたいことは絶対叶える」という強い想いを抱いて育ち、幼少期はピアノやクラシックバレエ、水泳など、やりたいことを何でもやらせてもらいました。
すべて自分で「やりたい!」と決めて始めますが、もちろん楽しいことばかりではありません。思い返すと「今のレベルじゃ全然ダメ」と、先生に怒られ続けた記憶しかないほど、とにかく先生に怒られていました。


理想に向けて突き進む性格

怒られることはもちろん嫌で仕方がありませんでした。ただ、「できる自分でありたい!」という想いが強かったので、それが反骨精神として「先生を見返してやる!」と、逆に火がついて頑張れていました。
その結果、今や怒られることにすっかり慣れた性格になりましたし、その後も自分が描く「できる自分」を実現するために行動できるようになりました。



自分のイメージを叶えるため

自分のイメージを叶えるため、中学はソフトテニスに没頭しました。
やるからにはチームで一番になりたい」と目標を掲げて練習に打ち込み、最終的に目標通りレギュラーをもぎ取りました。
レギュラーとして活躍する自分をずっとイメージしていたので、大変な練習も頑張れましたし、実際にレギュラー発表の際に監督から名前を呼ばれた時の達成感は今でも忘れられないです。


新たな目標

テニスをやったことで肩が強くなり、握力がついたことから、高校では陸上部の先生からハンマー投げを誘われます。
当初は「ハンマーなんてゴツくて嫌…」という想いもありましたが、投げてみると意外にもハマったことから、「表彰台に登っている自分」を目標に据えて全力投球しました。


目標のためにやり抜く

ただ、ハンマー投げはどちらかというとマイナースポーツであることから、校内には教えてくれる先生がいませんでした。
だから毎日放課後に他校まで足を運んで、知り合いが誰もいない環境で孤独に練習に打ち込みました。心細さはもちろんありましたし、練習もつらかったですが、「表彰台に上がること」を渇望して乗り越えた結果、最終的に県で4位・市で1位まで上り詰めました。
悲願の表彰台に登れた時はとても嬉しかったですし、「自分が掲げる目標に向かって本気でやり抜くことができる」と自分の強みを自覚しました。



人を傷付けてしまった経験

自分の目指す方向に猪突猛進し、結果がついてくる成功体験を積んだことで、着実に自信を得ました。
ところが自信がついて、気持ちが強くなりすぎてしまった分、心が弱っている人の気持ちがわからなくなっている自分もいました。
この時期に、何か理由があって前に進めず悩んでいる人の気持ちを理解できず傷つけてしまった、苦い思い出があります。


学校に行けない妹

ある時期から妹が学校に行けなくなりました。本人に理由を聞いても何も答えてくれず、フォローのしようがありません。
親は心配しながらも、「学校は行って当たり前。どうして行かないのか、そして理由を教えてくれないのか、まるで理解できない」と、距離を掴みかねていました。
私自身も、妹の不登校をきっかけに、今まで仲が良かった家族の関係が険悪になってしまったことを恨むようになりました。



わかってあげられなかった悲痛な想い

部屋にこもる行動を理解できない妹へ、次第に家族の苛立ちが積み重なっていったある朝、ついに私はしびれを切らしました。
登校時間になっても、やはり部屋から出てこない妹の部屋へ押し入り、「学校に行くよ!」と怒りを含んだ声で、妹が寝ている布団をはぎ取りました。

すると、布団の上で身体を縮ませた妹が、悲痛な声で泣きながら、こう叫びました。

行きたいけど、行けないんだよ!

後にも先にも見たことがないその苦しそうな姿に、思わず「やっちゃった…」と、自分の行いをすぐに後悔しました。


傷付けてしまった後悔

悩んでいる人の気持ちに寄り添わず、考え無しに自分本位で関わってしまった結果、苦しませてしまった姿が今でも忘れられません。

学校に行きたいのに、行けない。
一歩踏み出したいけれど、この一歩が果てしなく重い。

苦しそうに泣いている妹を目の当たりにして、「本当に悩んでいる人にとって、一歩踏み出すまでがどれだけ大変なことか知らなかった」と、衝撃を受けました。



一歩踏み出すきっかけに携わりたい

その後、妹は環境を変えたことで無事に学校に通えるようになり、家族仲は元の良好な関係に戻りました。
ただ、あの時「一歩踏み出せず本気で苦しんでいる人」と「理解したいけれど理解できず傷つけてしまう家族」の対立構造が、いつまでも心に引っかかり忘れられなくなりました。
だから妹への懺悔の想いで、「少しでもいいから、苦しんでいる人が一歩踏み出すきっかけに携わりたい」と、その後の進路を考えるようになります。


人が変わるきっかけのため人材業界へ

本気で変わりたいと思っている人は、言動に出ると思います。

こんな自分は嫌だ。変わりたい。でも動けない。

そう葛藤する想いに少しでも寄り添って、一歩踏み出すきっかけになれるよう、「起爆剤のような存在になりたい」と、人とダイレクトに関わることができる人材業界への入社を決めました。



【後編へ続く】

「一歩踏み出せず苦しんでいる人の力になりたい」という想いから、人材業界へ飛びこんだ木村。
後編では、このモットーに親和性の高いジェイックで転職の支援をした求職者・企業とのエピソードに迫ります!



後編はこちら!


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