じゃがいむーん

20代、社会人、男性、東京都

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最近の記事

「奇事故」を見た

演劇が苦手で行くかぎりぎりまで迷った。演劇というとなんかヒステリックでプライドの高い人たちが観るもので、 ナルシスな雰囲気と謎のコミュニティから発せられる疎外感とか、何かを教えてこようとするストーリーという偏見を持って生きてきたので、 2時間も楽しめるのか?と不安だった。でも、かもめんたるブランドを信じて、一か八かチケット買ってみたが、結果、本当に予想以上にめちゃくちゃ素晴らしかった。 コントっぽい話の入口で、海賊になりきった小学生の女の子に振り回される家族や周囲の大人たち

    • 自分の声を聞いたオタク

      ■自分の声はキモかった 会社でオンライン会議をしました。 うちの会社ではオンライン会議を録音して議事録代わりにしています。 こないだ、発言の内容を確認しようと録音した音声を聞き返したのですが、自分の声の気持ち悪さにゲロ吐きそうになりました。 自分の声がこんなにもネチャネチャした粘り気や、ボソボソした湿度があるとは思ってませんでした。 あと声が臭そうでした。 「録音した声と自分が思ってる声は違う」 という話はよく聞きます。 自分の中でも覚悟はしてました。 だから十分

      • ためにならないICL体験記(前編)

        先日ICL手術を受けたのでその時の様子を書きました。 ■経緯 20年以上前。 僕はコナン君より先にメガネを掛けて生きてきました。 僕がメガネをかけると、コナン君もメガネをかけ始めました。 つまり、ずっとメガネの生活を送ってきました。 体育のバスケでメガネが大破して授業を中断させたり、 ヤンキーにメガネを取り上げられてレンズを指紋だらけにされたり…。 世間のメガナー(※メガネをかけてる人のこと)が経験するメガネあるあるは、僕にとってはもうやり尽くした感があり、メガネーとして

        • 高円寺という街

          ■初めての東京 初めて東京に行ったのは大学生のときでした。 就職活動のため、平日早朝の通勤ラッシュに品川駅へと向かいました。 都心に行くことがなかった僕にとって、それは大変な衝撃でした。 満員電車の混雑っぷりはもちろんですが、大勢の大人がひしめき改札から港南口にザッザッザッと行進する様子は、まさに『モダン・タイムス』のようで、これからの就職を迎える未来が怖くて不安になり、泣きたくなってしまったのを覚えています。 それでもなんとか人混みを抜けて港南口を抜けると、空一面に

        「奇事故」を見た

          僕(クズ)の生きる道

          GWも終わりました。 新生活に馴染んできたという人もいれば、新しい人間関係に疲れてきた人もいるのではないでしょうか? 今回はそんな新生活を送る中高生に向けて、ぼくの高校生活をご紹介したいと思います。 僕の高校1年生の同じクラスに佐竹くんという友達がいました。 佐竹くんはバレーボール部に所属する傍ら、熱心に勉強し、指定校推薦で国立大学に進学したまじめなメガネでした。 ぼくは佐竹くんとは同じ街に住んでいたので、帰りのバスが一緒の時はよく会話するようになりました。 彼は品

          僕(クズ)の生きる道

          若者の去勢ブーム!流行の理由は?【PR】

          今、去勢が20代~30代の若者を中心に、全国的なブームとなっています。 その様子は多くのメディアにも取り上げられ、去勢は若者たちのトレンドとなりました。 なぜ去勢は多くの若者の心を惹きつけてやまないのでしょうか? ぽこちん編集部にて調査を実施したところ、そこには3つの理由がありました。 1.倫理観の変化 ここ数年、世間ではモラルに外れた人に対する風当たりがかなり強くなりました。 #MeToo運動やセクハラ、パワハラなどのハラスメントに関する意識の向上。 これは

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          タイムカプセル

          小学4年生の時、担任の吉岡先生から「校庭にタイムカプセルを埋めてみませんか?」という話がありました。 自分への手紙や思い出の物を入れて、タイムカプセルに卒業式の日に掘り起こしてみようという企画です。 担任の吉岡先生は20代の女性の若手の教員で、まさに若い先生ならではの生徒目線のアイデアでした。 学校のイベントと言えば、定例的な行事ばかりを繰り返していた僕らにとって、タイムカプセルはささやかながらも画期的な企画に感じられ、クラスみんなで盛り上がりました。 当日、みんなで

          タイムカプセル

          嫌いなもの

          ぼくの嫌いなものを書きます。 ■ギネス記録 テレビでギネス達成!のニュースをよく聞きます。 「長縄ギネスチャレンジ」 「1分間最多イス座りギネス世界記録」 やるのは全然いいんです。 でも、達成した内容がどうでも良すぎないですか? しかも、みんな思いつかない発想の新鮮味はなくて、みんなすぐ思いつくけどだれもやらないようなことばかりです。 その割になんというか、向こうの「やったった感」がすごいんです。 「前人未到の偉業達成しましたが?」の顔。 それはそれは、すごく彫り

          引っ越し

          最近引っ越しをしました。 仕事の都合だったので、何ヶ月か前には引っ越しが決まっていましたが、お気に入りの部屋だったので気持ちの整理が大変でした。 横浜市の綱島あたりに住んでました。 この家のいいところは立地です。 川沿いをチャリで15分ぐらい走れば会社に着けるので、毎日満員電車に乗らずに済みましたし、残業で遅くまで会社に残っていても、すぐ家に帰れるので、通勤時間が負担にならないのが気に入ってました。 あと、ぼくは川が好きなので、家の近くに川があったのはうれしかったです

          仲間について

          年齢も30も近くなってくると、あらゆる環境や立場を超えて、人は、たくさんの仲間に支えられているんだなと感じます。 そう感じたのは、ヤンキースの田中将大投手のニュースでした。 2020年7月4日、田中投手がチーム練習の打撃投手として参加していたところ、同僚打者の打球が、いわゆるピッチャー返しの状態で田中投手の頭部を直撃したとのニュースです。 その打球の速さは180キロにも及んだといいいます。 田中投手は脳震盪を起こしてマウンドに倒れ込みました。 すぐにチームメイトや監督

          仲間について

          ポイ捨て自警団

          ぼくの会社の周りには、よくうんことタバコの吸殻が落ちている。 もう見慣れた光景で、気に留めることもないが、そのうんこと吸殻がチョークで白く囲われていることがある。 よく見ると、近くの木に 「うんこ・吸殻を片付けよ、不届き者に天罰下る」 のお手製の注意書きが貼り付けられている。 皆さんはご存じだろうか? これは、このあたりで活動しているポイ捨て自警団によるものだ。 といってもぼくも彼ら(彼女ら)を見たことは一度もない。 このようなマーキングと張り紙を何度か目撃しただけ

          ポイ捨て自警団

          【一人暮らしの思い出】アシダカグモ

          今年の4月、仕事の都合で5年間住んでいた部屋から引っ越しました。 ぼくが初めて一人暮らしを始めた家ということで、汚い1Kの木造アパートでしたが、愛着のある部屋でした。 この部屋のことを忘れてしまうのも寂しいので、思い出を書きます。 今回のテーマは「アシダカグモ」です。 この部屋に引っ越ししてから1ヶ月くらいのとき。 会社終わり、家に帰ってきたら部屋にめちゃくちゃでかい蜘蛛がサササッと壁を這っていました。 暗がりの中でもわかるくらいの存在感で、小学生の手のひらぐらいのサイズ

          【一人暮らしの思い出】アシダカグモ

          理想の髪型

          誰にも会う予定のない休みの日、何の気なしに顔を洗うときに使うゴムのヘアバンドで前髪を留めて1日を過ごしてみました。 びっくりしました。これは快適ですね。 今までまったく気付かなかったのですが、実は前髪が邪魔で邪魔で、無意識にストレスに感じていたのだと気づきました。 たしかに普段の仕事中、何度も前髪を顔の横に片付けていた気がします。 これは大きな問題です。 なにか大事なことを考えるときは、100%のリソースを使って考えなければなりません。しかし、10秒に1回前髪の片づけ作

          【実家の思い出】トイレのマナー

          ーこれは実家暮らししていたときにささやかな思い出 ぼくが小学生の頃の話です。 どうもお腹の調子が悪く、ぼくはお腹をさすり、目に涙をためながら自宅でブリブリうんちをしていました。 すると、当時中学生の姉がトイレの近くを通りました。 普通、弟が半べそかきながらうんこをしていたら、 「お腹大丈夫?」とか「正露丸持ってこよか?」 とか言ってくれるのが人情というもの。 しかし、姉はただ無言で バチンッ! とトイレの換気扇のスイッチに張り手を入れて(電源オンにして)立ち去って

          【実家の思い出】トイレのマナー

          塾講師の教え

          ぼくが小学生の頃、塾に通っていた。 ある日、塾講師が話した忘れない雑談がある。 「雑誌にうんこがクサくなくなる薬の広告があった。この広告はおかしい。うんこはそもそも臭いものなのだから、それにコンプレックスを感じること自体が間違っているから」 徹頭徹尾その通りである。 それからと言うもの、僕は家のトイレに置いてある消臭スプレーも使わなかったし、換気扇もつけないライフスタイルを始めた。 家族から非難が殺到したが、無視を決め込んだ。 今思えばこれがぼくの反抗期の始まりだった。

          塾講師の教え

          辛い夜を乗り越える

          小学生の頃の話。まだ残暑の厳しい9月でした。 その日は体育の授業で校庭に集められ、クラスのみんなで体育座りしながら先生の話を聞いていました。 当時の僕は、今の根暗では考えられないくらいガンガン笑いを取りに行くタイプ。その日も周りにちょっかいを出して、みんなを笑わせていました。 すると少し離れた列に並んでいたやんちゃな男子がこちらを見て笑っているのに気が付きました。僕のひょうきんな顔で笑っているのです。体を彼らの方に向け、おもしろ顔を見せつけてあげると、彼らは地面をたたき

          辛い夜を乗り越える