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マーケティングの教科書・SNS選定と運用事例・SNSマーケティング3

こんにちは!マーケターのYuchunです!
前回各プラットフォーム毎の特徴を把握しましたね!
そこで次はいよいよどのSNSを使うのか、どう使うのか?を決めていくための知識を身につけましょう!
そして皆さん大好き成功事例です!
まだ、それぞれのSNSプラットフォームの特徴がわからない場合には前回記事と合わせて読んでみてください!

▼前回記事リンク▼




初めに

今回は内容が特に濃いです。

まず大前提としてSNSマーケティング戦略を行うにあたって単一のプラットフォームのみで施策のKPIを観測したり、 戦略自体に投じた資金から費用対効果を算出する事は非常に難しいという事を念頭に入れておいてください。
これは、SNSという媒体自体が受動的なプラットフォームゆえに、SNS毎にオーディエンスに促せるアクションが限られているからです。マーケティング戦略はオーディエンスのアクションを促すための訴求のほとんどを満たし、彼らが購買行動につながるための道のりを先に作るための戦略であるため、単一のSNS運用には限界がある事をまず前提とします。

じゃあどれくらい併用するの?

結論から話すと大体3つです。
SNS運用においてオーディエンスリーチとカスタマーロイヤリティの向上を目指す上での運用方法として、

  • 1対n(公式アカウント運用)

  • 1対n(広告運用)

  • n対n(UGC並びにコミュニティ併用やPR活動)

の3つの運用方法があります。各プラットフォームでどれ向きか、またどのようなオーディエンスを対象にした時に向いているか、が変わってきます。

これは筆者が以前運営していたBtoCサービスに関する各種SNSの向き不向きです

(余談ですが、LINEだけは少し特殊で、そもそも情報配信を行える対象のほとんどが既存ユーザーのため、新規開拓にウェイトを置いた場合に自社サービス、プロダクトとの相性が悪かったためバツになっていますが、サービスによっては大きな効果を発揮します。もちろんUGCに関しては依然としてバツですが・・・
このように上の表はあくまで筆者が運用していたサービス、プロダクトに対する相性です。)

一つずつ見ていくと

Facebookを単一で運用して行った時の課題点

1 対 n (公式運用)
MetaのSNS広告から直接飛べるため受け皿になりやすい。しかしオーディエンス層が若かったためFacebookの公式ページよりも、そのままLPにジャンプする人の方が多かった印象なので◯
あって損はないし、オーディエンスや扱うコンテンツによっては作り込んだ方が良いかも。

1 対 n (広告運用)
インスタの広告運用と並行できる上に、興味関心からアルゴリズムで表示されるため小額でもまぁまぁ効果が伺えました。しかし費用対効果が目に見えて向上したのは月10万SNS広告に投じてから。これは結局どのプラットフォームでも大体変わらないかなと感じます。特定の商品やサービスを取り扱う場合にはLPと合わせて広告運用しないと結局受け皿がなくなるため効果が薄くなります。
というところもあり、LPと圧倒的に相性が良いという理由もあり◎です。

n 対 n (UGC, PR活動)
やはりオーディエンスがFacebook投稿をほとんど行わない層であったためUGC(User generate contents)はほとんど皆無でした。対象を興味関心で絞れる事でPR活動はそこそこうまくいっていましたがユーザーが自身の商品やサービスを宣伝してくれるためのUGCがほとんど生成されなかったため手離れは悪いです。

まとめ

  1. 筆者が対象を取っていたオーディエンスがFacebookよりもHPやLP、もしくはInstagramなどもっとシンプルな媒体での公式ページフォローを好んでいたため、サブの公式アカウントとしては持っておいて良かったかなという印象。
    しかし、メインの公式運用媒体が必要

  2.  広告効果はinstagram広告と併用して効果はテキメンだったので好印象。あとは予算をどう割くかの検討のみ

  3. 最終的な目標として、「オーディエンスがファンとなりアンバサダーとなり、公式の代わりに宣伝活動を行う」があったため、n 対 n の評価は低め。代わりにUGC生成を促すSNSプラットフォームの選定をすべき

このようにFace Book単体だと、公式運用とUGCをカバーしきれていませんでした。加えてLPなど、購買アクションに直接繋げられるオウンドメディアを所有していない場合広告運用をするかどうかも要検討です。
これを踏まえて併用するSNSを決定します。

最終的に、Instagramを重点的に運用しつつ、SNS広告で互換性があるFacebookをスポット運用、UGCがInstagramだけでは弱いためXのPR活動とUGCを促す投稿の継続を行いました。

他にも合わせてオウンドメディアとして、HPと購買に繋がりやすいLP、そして公式LINEを併用した事で初めてKPIの詳細設定と費用対効果がわかりやすくなったという印象でした。

もしBtoBマーケティングの場合UGCがそもそも増えないという場合もあるため、自身が運営するビジネスにおいて目標、何を持ってSNS運用を成功とするのかを改めましょう。

筆者が定義する成功としては
1. 顧客がUGC(ユーザー生成コンテンツ)を継続的に提供してくれること。
2. SNS広告からLPリーチ数の増加によるHP、LPのSEO上昇
3. LPからの取引数の向上

この三つをうまく満たすためInstagram、FaceBook、X運用
そして継続的な利用を促すための公式LINEという形で運用を行いました。

次回記事

次回はUGCについてのお話です!

▼次記事リンク▼




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