マガジンのカバー画像

季節のくらし仕事ー小さくてやさしい家事

99
毎週、今日ちいさくできる季節のくらし仕事をひとつづつ。生活コラムニストとして積み重ねてきたくらしの記事を配信しています。
運営しているクリエイター

2020年8月の記事一覧

おそうじの頻度を減らす家づくり 8月−9

おそうじの頻度を減らす家づくり 8月−9

「家族の健康のためにも、毎日きちんとおそうじするのはとても大切」!?

 確かにそうですが、現代では掃除機をかければ電気、拭き掃除には水や洗剤を消費して、おそうじシートなどのゴミも出します。つまり、家事はすればするほど、エネルギーを消費してしまいます。
 時間を割いてそうじをする前に、汚れやホコリを防ぎ、そうじ時間も短縮できる家づくりもとても大切。さあ、トライしてみましょう。

ホコリを減らす小さ

もっとみる
箱膳感覚でランチョンマットを使ってみる 8月−8

箱膳感覚でランチョンマットを使ってみる 8月−8

 昔は箱膳といって、中に一人分の食器が収納できる小さな御膳が使われていました。自分の食器を出してごはんと味噌汁をよそい、漬物を置き、食べ終わったら茶碗にお茶を注いで飲み、最後に各自が懐紙やふきんで茶碗や箸をきれいにぬぐってまた御膳の中へ。
 配膳や洗い物の手間を減らす非常に合理的な方法でした。私の祖父の家では、こうした箱膳は使っていませんでしたが、普通の食卓でも、祖父はごはん茶碗にお茶を注いで、箸

もっとみる
テーブルセッティングの工夫で一汁一菜が豪華に 8月−7

テーブルセッティングの工夫で一汁一菜が豪華に 8月−7

 一汁一菜は、食器の数が少ないので食卓が寂しくなりがちです。これまで何皿もおかずを並べていたところから、急に一汁一菜では、どんなに健康的で理にかなってると言われても、気持ちがなかなか満足しませんし、家族のいる方は、「これだけ?」とブーイングが起きてしまうことも。

 こんな時は、おかずを増やすのではなく、華やかなランチョンマットや一人用のお盆などに、箸置きや湯呑みをきちんと起き、ごはんと味噌汁を配

もっとみる
「一汁一菜」を楽むコツ 8月−6

「一汁一菜」を楽むコツ 8月−6

 ごはんを中心として、汁(みそ汁)と菜(おかず)という食スタイル「一汁一菜」が注目されています。日本の食の原点に立ち返り、シンプルでも食を手作りすることの大切さ。頑張りすぎなくても、おいしく栄養のある食事は作れます。ただ、急に一汁一菜にしてしまうと、家族からの不満も出そう。今回はラクに楽しく一汁一菜を楽しむコツをお送りしたいと思います。

具沢山の味噌汁とごはんでも、立派な一汁一菜 料理研究家の土

もっとみる
襟汚れやしみ抜きに効く意外なもの8月−5

襟汚れやしみ抜きに効く意外なもの8月−5

 白いシャツの襟や、ソックスは、そのまま洗濯機に入れても汚れが残ることがあります。洗濯の前に、市販の襟専用の洗剤や固形石けんを使って、あらかじめ汚れをある程度落としてから洗う必要がありますが、実はもっと簡単で効果が高いものがあります。

 それは、キッチンにある食器用洗剤。襟やシミ、汚れの部分にたらして、歯ブラシなどで軽くブラッシングしてから洗濯機に入れてみましょう。皮脂は油汚れなので、食器用の洗

もっとみる
夏、白い服に使ってはいけないアイテムはこれ 8月−4

夏、白い服に使ってはいけないアイテムはこれ 8月−4

 服を真っ白に仕上げるには、いくつかのコツがあります。普通、最初に思いつくのは漂白剤。特に、色物に使うと色落ちしてしまう塩素系の漂白剤を使おうと思う人が多いかもしれません。でもこれ、時には注意が必要です。

 夏によく使われる日焼け止めの成分が衣類に付着していると、塩素系漂白剤と反応してピンク色のシミを作ることがあるのです。日焼け止めをよく使う季節は、白い服の漂白も、粉末の酸素系漂白剤を使うほうが

もっとみる
「白」を楽しむ夏の洗濯術8月−3

「白」を楽しむ夏の洗濯術8月−3

 日差しが強くなる夏は、衣類の乾きもよく、気持ちよく洗濯を楽しめる季節。一方で、汗をかくために洗濯頻度も増えます。資源をなるべく節約しながら、白いシャツを真っ白に洗い上げるコツなどをご紹介します。

「白さ」を求めるなら、液体より粉末洗剤 溶け残りが少なく、簡単に使える液体洗剤を愛用する方も多いと思いますが、洗浄力は粉末のほうが強く、白いものを洗う時にはこちらのほうがおすすめです。洗剤の酵素は37

もっとみる
日本の夏の食の知恵 8月−2

日本の夏の食の知恵 8月−2

 気温も湿度も上がる夏場は、キッチンの衛生管理や食品管理にも気を使います。お年よりや小さい子どもは、食中毒が命取りになることもあるので、要注意ですよね。

 とはいえ、漂白剤や除菌グッズを多用したくないのも本音。日本に昔からある知恵を生かして、夏を乗り切りましょう!

夏の炊飯に梅干をひとつ 熱帯夜では、朝方に室内の温度がかなり上がることも多いもの。朝食用のごはんを予約炊飯をする場合は、氷をプラス

もっとみる
家事もサマータイムで涼しく 8月−1

家事もサマータイムで涼しく 8月−1

夏の家事は気持ちの負担が大きいだけでなく、頑張りすぎると熱中症の危険も。夏は家事もサマータイム仕様に変えて、敢えて「昼はなるべく家事をしない」仕組みを作ってみませんか。ラクをすることが資源の節約にもつながり、一石二鳥かもしれません。

洗濯もそうじも朝一番のサマータイムで 気温が上がると、人のからだは汗をかいたり血流をよくして体内の熱を逃がそうとします。夏に家事が辛いのは、暑さですでに多くのエネル

もっとみる