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2024/06/14
恋、意外なところから好意くるけど、
こちらの好きな人からは何もない。
仕事、就活しなかったけど、手取り30万いきました。
よかった。仕事はまじめにやって、よかった。
2024/06/07 ⑥
嫉妬だろうな。
彼女への嫉妬があるんだろう。
隣に一緒にいたけど、
彼女は出世していく。
出世していく彼女に
想いが募る。
嫉妬だ。
あー。もうやめて。
嫉妬でもなんでも
もう彼女への想いを捨てさせて。
なんにも思わない関係に戻りたいの。
勝手な片思いの記録。
2024/06/07 ⑤
そんな彼女が今日、局長から指名で褒められた。
ついに評価されたのだ。
1年間ガツガツ働いて、ついに陽の目を浴びたのだ。
俺は少し感動した。親かな?って泣き。
頑張ってたのを確かに見てたから。
でも同時に、悔しいと思った。
隣で俺の方が成果出てるなんて思ってたあのころ。
俺、彼女のことライバル視してたのかも。
だから隣にいるとぎこちないし
離れているときも彼女のことを考えてしまうし
彼女のことが気に
2024/06/07 ④
彼女のコミュニケーションが凄いと思ったのは、席が隣になってからだ。
電話越しのやりとりがバイトでもわかるくらい凄かった。発声ややりとりに品があり、相手側視点でも彼女の話を聞いていて謙虚さを感じるのだ。
だから話を聞こうと思うし、ところどころ相手側のポイントをついていて、うまさを感じさせる。
売り込もうという熱意はあるのだけど、相手にそれが嫌な感じで伝わっていない。
俺には自信ないなと思ってしまっ
2024/06/07 ③
彼女が正社員として働き始めてしばらくしたころ、
自分の耳にも、彼女がすごい!という話が聞こえてくるようになった。
ただ自分とは違う業務なので、一体なにが具体的にすごいのか、どんな難しい局面を超えたのか、はっきりと分からなかった。
とにかく、彼女が仕事を頑張っていることはバイトの耳にも入ってきた。
2024/06/07 ②
バイト同期の頃の彼女は、バリバリ働く!って感じではなかった。どちらかというと、のんびりさんって印象で、成果もまだ俺の方が出していた。
そのときは、好意のかけらもなかった。
ただ横にいるバイト仲間という感じだった。
正式に彼女が内定をもらい、今後はバイト業務から
より正社員に近い業務を任せるということで、
俺とはまた別の業務に入ることになった。
それはとても忙しくて、彼女の目は少し虚になっていたし、
2024/06/07 ①
実は、職場に好きな人がいる。
元々同じバイトをしていたが、彼女は新卒としてそのまま入社し、今は正社員として働いている。
その彼女が正社員として働きはじめた姿は、バリキャリになりたい!かっこよい女性になりたい!を前面に出した、新卒という感じで、周りの同期より職場暦が長い彼女は、少し先輩面して同期に職場のルールを話していた。
こんな俺でも一目でわかる、ドラマでみたような、バリキャリになりたいんだな。彼
2022/09/05
私は恐らく人と話す機会が他の人より少ないと思う。いや、家族とは話すし友達とも普通に話すけれども、目上の人というか、その道の先人的な人と話す機会が全くない。
大学にはうんざりするほど先人がいて、うんざりするほど話を聞かされる。最近は互いに話し合う講義みたいなブームがあって、一方的に長話を聞かされることは減ったかもだけど、そこに先人がいるのは変わらない。
大学を卒業して特に就職先もないと、途端に先人の
2022/08/16
暑い夏の夜です。私はクーラーをガンガンに稼働させた部屋で気持ちよくソファに寝転んでいました。ダラダラとSNSを見て、それは退屈で幸せな時間でした。ふと付けっぱなしの誰も見ていないTVからハキーム君の声が聞こえました。先日の世界陸上で日本人初の男子100m決勝に残っためちゃめちゃ足の速い選手です。私も彼ほどではないけどスプリンターとして同じトラックに立っていたことがあります。走力も練習量も志も半端な
もっとみる2022/04/05
何気なく街を歩いていたら、前から人が向かってくる。それを私は左に避けた。すると避けた左でも同じく前からさっきと違う人が向かってくる。それを私はまた左に避けた。すると商店のガラス面にすごく近づいて、ついガラス面に写る自分の姿をみた。
自分の思い描く自分の姿と、側から見た自分の姿にはギャップがある。私の中で私はもう少し大柄で堂々としているイメージだが、実際ガラス面に写っていたのは小柄でおとなしそうで
2022/04/04
最近、本を読むようになった。正職に就いていない私には恐らく他の誰よりも自分の時間があり、私はそのほとんどを睡眠に、そして食事、トイレ、部屋の掃除など、人として最低限のことにあてる。そしてそれ以外はゲームやジムでのトレーニング、たまに自転車で近所のサウナに行って汗を流して過ごしていた。本なんて大学を卒業してから全く読んでいなかった。
それが最近、何か取り憑かれたように本を読んでしまう。今読んでいる
2022/04/02
以下、A子さんの話です。
この学校には、一つだけ誰も使わない和式トイレがあった。つい先日、私はそのトイレを見つけた。クラスメイトの噂話から誰もドアすら開こうとしないトイレの存在は知っていたけど、実際に見たのは初めてだった。
そのドアは所々塗装が剥げて、カラーテープでドアが開かないように止められていた。
私はそのドアを開けようと手を伸ばしたが、その瞬間、背中に冷たい風が触れた気がして、怖くなっ
2022/04/02
村で一番の怠け者である勇太は言った。
「なあみんな、たまには俺と遊ばないか。俺はもう一人遊びには飽きたもんで、そろそろ暇になりそうだ。でも俺、暇は求めてないんだ。誰か俺と遊ばないか」
その夜、村長は村の働き者を集めた。彼らは村から馬で片道一時間掛けて町に行き商売をしている。その帰りだった。村長は言った。
「この村は多くの働き者によって恵まれている。それは大変結構なのだが、たまには少し村に残る